2021年6月9日水曜日

空の緑

  第1部の登場人物紹介 その2


シュライプマイヤー

 アメリカの研究所がシオドアにつけたボディガード兼監視役。職務に忠実だが、”空の緑”の超能力を目の当たりにして恐怖を感じる。


ワイズマン

 アメリカの研究所所長。言葉には出さないが、シオドア、アリアナ、エルネストを実験動物だと認識している。


ライアン

 研究所の科学者。シオドアの育て親。


ダブスン

 研究所の科学者。記憶を失う前のシオドアの共同研究者だったが、研究を独り占めしようと目論む。


シュカワラスキ・マナ

 純血のグラダ族の男。ケツァル少佐とカルロ・ステファンの実の父。鉱山で働いていたがカルロが幼い頃に死亡。後に判明するが、少年時代に大神官になることを拒否して逃げ出し、鉱山町に隠れ住んで、妻子と幸せに暮らしていたが発見された。たった1人で”空の緑”の強者達と4年間闘い、暗殺された。


ウナガン・ケツァル

 混血のグラダ族の女。純血の子供を産む為に、夫ではなくシュカワラスキ・マナと、逃げる手助けをする条件で関係を持った。シータを産んで間もなく死亡した。


ニシト・メナク

 混血のグラダ族の男。ウナガンと愛し合って結婚したが、妻が純血種を産む為にシュカワラスキと関係を持ったことを知る。彼女が出産直後に死亡したことに絶望し、自死したと思われていたが、実は肉体が滅んでも魂は他人に乗り移って生き続け、シュカワラスキ・マナとその息子に復讐することを企む。


トゥパル

 ブーカ族の長老。兄エルネンツォがシュカワラスキ・マナに殺害されたので恨んでいた。捕縛されたシュカワラスキを事故に見せかけて暗殺した。実は自死したニシト・メナクの魂が乗り移っており、トゥパル自身の魂が高齢で死んだ後も生き続け、カルロ・ステファンを暗殺しようと目論む。


シショカ

 内務大臣マリオ・イグレシアスの秘書。裏の顔は純血主義の殺し屋集団”砂の民”の一員。ケツァル少佐に片想いをする大臣の使いっ走りをしているが、本心は大臣の願いを叶える気は毛頭ない。シオドアと会見した時に、混血だがエル・ジャガー・ネグロの存在を許すと認める。


アントニオ・バルデス

 鉱山町オルガ・グランデの実力者ミカエル・アンゲルスの執事。主人から実権を奪う為に遺跡から盗まれたネズミの神像を用いてアンゲルスを呪殺するが、自分では悪霊を抑えきれず、言葉巧みにケツァル少佐とロホに悪霊祓いをさせる。普通の人間だが、”空の緑”を恐るセルバ人。


ママコナ

 首都グラダ・シティにある”曙のピラミッド”に住み、外部との交渉を一切絶って、祭祀を行い、一生を”空の緑”の繁栄に捧げて生きる巫女。”名を秘めた女”とも呼ばれる。古代はグラダ族の女性から選出されていたが、グラダ族の混血が進んだため、多部族の持ち回りになった。通常、先代のママコナが亡くなってから最初に生まれた女の子が選ばれる。先代から教育を受けた女性達にテレパシーで教育を受け、巫女としての能力を発揮させられる様になると、国内の”空の緑”の心に話しかけ、”空の緑”の自覚を促すのが主な役目。予知能力があるのはグラダ族の血を引くママコナだけなので、”空の緑”の長老達は純血のグラダのママコナを誕生させようと躍起になっている。




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