2011年10月10日月曜日

ぶらり但馬 3

和田山旧市街地のメインストリートの交通量が多いので、「どこに行く道かな?」と走って行くと、混雑する一本柳や国道を通らずに、竹田まで直で行けることがわかりました。
つまり、地元民は国道を使わずに旧街道を使っている訳です。
竹田城の下を通り過ぎてから、国道に入ります。
(ちなみに、雲海が見られる観光シーズンは、竹田城への登山道は一方通行だそうです。登り口と降り口が山の反対側になるので注意です。)

国道脇に巨大な鳥居が立っていて、ずっと以前から気になっていました。
式内社青倉神社の一の鳥居ですが、神社は鳥居から7キロ山奥です・・・と言うことは知っていました。
だから国道から左折して、集落内を通り、田圃や畑の間を通り、「青倉神社まで3キロ」とか書かれた看板も見て・・・

いつになったら神社があるのやろ?

すると、「青倉神社 ここ右折」の看板が・・・

曲がった途端、急な坂道・・・急な坂道・・・ブレーキ踏んだら後ろに車が仰け反りそうな坂道・・・狭い・・・青垣峠より少しだけ幅が広いだけで、離合の余裕がない坂道・・・ヘアピンカーブの連続・・・

家人が「ほんまに神社がこんな山道の上にあるのか?」と疑ってきます。
私は「ある・・・」と小さな声で答えるしかありません。

どの人のブログにも「急な坂道の上」としか書いてないのです・・・

どんどん標高が上がって行き、このまま山頂にたどり着くのは? と思う頃、いきなり広い駐車場と鳥居が見えました。
参拝者の車が4,5台あります。みんな、この坂を上って来たんやね(うるうる・・・)
駐車場からさらに坂道を歩いて登り、長い石段の遙か上に、社殿が見えた時は感動でした。


二階建ての珍しい神社です。
一階はご神体の大岩が建物の中に付き出ています。木製の階段を上って、天井が扉になっているので自分で開けて二階に入るのですが、戸がスライド式だとわからない人は、押しても引いても入れません。
二階には祭壇があって、神職(現在は不在ですが境内に家があります)が祈祷する場所があります。
窓からの眺望は素敵です。
社殿の後ろの断崖には、岩を濡らす程度の水量ですが、落差10m以上はあると思われる「御霊水の滝」が落ちています。
この水で目を洗うと眼病に効くと言うので参拝者が絶えません。

階段は上るより下りの方が恐いです。
角度が急で傾いた石段の場合は特に・・・
しかも!


空き家になった神職の家の軒先に巨大なスズメバチの巣がありました。
閑かに、大急ぎで車まで戻ったのでありました。(笑

ぶらり但馬 2

銀山湖周辺で行き当たりばったりで写真撮影して時間を取ったので、お昼御飯を食べに和田山の町に入りました。
この町には、一本柳 と言う大きな交叉点があり、9号線と312号線が交わっています。
この交叉点が現在の和田山の町の中心みたいな感じで、周辺に道の駅、ショッピングモール、いろいろな外食産業、量販店が集結しています。
高速道路のインターチェンジも近くにあるので、但馬観光の自動車は必ずここを通ります。だからいつも混雑。

しかし、交叉点から少し離れたところに、旧市街地があって、JR和田山駅周辺に昔ながらの和田山の人々が暮らしている町があります。
ここがなんとも言えず良い雰囲気の町なのです。
大正時代や昭和初期に建てられた家屋(洋館です)とか、古い商家が残っています。

狭いのに交通量の多いメインストリートを走っていると、家人がうどん屋さんを発見。良さそうなので、近くにコインパーキング(めっちゃ広くて、2時間100円)を見つけて、車を置き、お店に。
すると「準備中」の札が・・・
開店時間は11時半で、その時11時15分。
それなら・・・と言うことで近くにある古い洋館の医院を撮影に行きました。この家はテレビや雑誌でも度々紹介されている有名な和田山の名所です。(ちなみにまだ現役)カメラを向けても通行する町の人は気にしていません。


11時25分に店の前に戻り、メニューを眺めていると、通りかかった女性が
「もう入れると思いますよ」
と微笑みながら声をかけて行きました。
「そうですか・・・」
と返事をしていたら、次に来た年輩の男性も
「入っていいと思いますよ。なんなら、聞いてあげましょう。」
とこちらの返事も待たずに店内に入って、
「○○さん、表にお客さん来てはるよ、もう入ってもろて良いやろ?」
そして微笑みながら出てきて、
「入れますよ、さぁ、どうぞ、ごゆっくり!」

恐縮してしまいました。
但馬の人は温かいと言う噂は本当ですね(笑

その店はこじんまりしていて、うどん・蕎麦と丼ものが主のお店。
ミニうどんとミニ天麩羅丼のセット780円をいただきました。
美味しかったです。

ぶらり但馬 1

お当もお祭りも法事も終わったので、今日は「なんのあてもなく」ドライブに行きました。
と言っても、それなりの面積のある兵庫県ですから、まったくあてもなく出かけてお店が一軒もない村とかに迷い込むことも過去に何度かあって、お昼御飯になかなかありつけなかったりしたので、取り敢えず目的地を一つ決めてその周辺でお昼を、と言うことにしました。

そこで紅葉にはまだ早いですが、紅葉が美しいと評判の、但馬国の朝来市の青倉神社に行くことにしました。

まず、播磨国を出る道を決め、北の端から丹波国へ。
分かれ道で、左右どちらから但馬へ入るか? 
「左は面白いけど、道が恐い。右は高速道路で早く行けるけどつまらない。」

そこで家人は左を選択。
酷道429号線青垣峠越えです。
ただでさえ幅員が乗用車一台分しかないのに、先日の台風であっちこっちで土砂崩れしています。
ガードレールがない崖っぷちの道を、どーせ私の人生も財布も崖っぷちだし、と思いつつ走って行くと、とてもとても幸運なことに、対向車に一台も出会わずに峠を越えられました。

峠を越えると、そこは朝来市生野町の山奥。
こんなところに集落が? と思う様な山奥に人が住んでいて、ちゃんと神姫バスが路線バス走らせています。あんなヘアピンカーブ連続の両面一車線しかない国道を一度も事故なく走る神姫バスには尊敬しちゃいます。
(カーブの向こうの木立の隙間にバスのオレンジ色が見えたら、私が叫びます。
「バス接近!!」すると家人は待避スペースのある地点まで大急ぎで走ってバスを待ちます。バスの運転手が「ありがとう」のサインを送ってくれます。)

通行車両は多いです。
景色が綺麗なので山を見に来る人、清流の鮎や銀山湖のバスを釣る人、途中の枝道から秘湯黒川温泉に遊びに行く人、キャンプする人・・・

生野銀山の鉱山町を抜け、まともな国道312号線に入り、但馬を目指します。

2011年10月8日土曜日

秋祭り 2011

今日は村の鎮守の秋祭り♪
境内に蒲団太鼓、ご神体、御神輿 ・・・
拝殿には参拝者である戸主たち。
古い拝殿なので、100人以上も座ったら、床が抜けないか?と心配・・・(^^;

お当引き渡し神事が終わり、祝詞を上げた神主さんが境内に下りて来て、太鼓にお祓い。
奥にいる神職姿の女性は、神官の奥様。
神主の免許を取得されたので、今まで女人禁制だった我が地区の神社の神殿に、歴史上初めて上がった女性となられました。

御神輿にお祓い

 晴天の下、秋祭りの開幕!

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夜の蒲団太鼓




2011年10月2日日曜日

丹波グルメツアー 3

ワイナリーでコロッケを食べた連中もいたようだが、次の目的地、ケーキ屋さんへ走る。
京丹波町の和地にある 菓歩菓歩 と言うお店。
ちょっとお天気が悪くなって、風も吹いて寒くなってきたのに、問題が・・・
店内にテーブル数が少なくて、満席。
しかもケーキが大方売り切れている・・・まだ3時なのに?
みんなで上着を着込んで、屋外のテーブルに座ることを決意!
でも、その前にケーキを選ぼう、と言うので店内に入ってケースを見ていたら、先客が帰ってテーブルが急に空いたので、店内で食べることに変更。
良かった、良かった、後で雨が降り出したからね。
シフォンケーキや、黒胡椒のチーズケーキ、こってり栗のモンブラン、などなど・・・
種類は少ないけど、かなり上品に美味しい。

ここで1時間ほど男達が車談義をして、やっと解散。
また遊ぼうね、と固くないゆるゆるの約束を交わして、各自愛車へ。

我々は福知山へ行って、赤鬼 でおうどんを食べた。
店の名前がついた「赤鬼うどん」が具だくさんで美味しそうだったので、注文したら、店員さんが心配そうに
「これ、量が多いんですよ、一玉半入ってます。」
と言うので、カレーうどんに変更。
これは正解だった。
家に帰ったら、お腹が苦しくて・・・

丹波グルメツアー 2

丹波ワインのワイナリーでは、クラシックカーの大会。
今日のドライブの第二の目的はこれ。
私にはちょっと退屈。




しかし、楽しいこともある。
場所がワイナリーって言うことは、ワインとか、美味しい物があるやん♪
にわかカウボーイのバンドはええとして、後ろの建物は、ワイナリーの売店なのだ。
中には当然、ワイナリーで作られたワインがいっぱい。
葡萄ジュースもあるし、葡萄のお菓子もある。
小物類もあるし、ワインに合うソーセージとか燻製も売っている。
レストランもあるんだけど、高いのでまだ入ったことがない。
私の楽しみは、ここでピクルスを買うこと。
前回の大会でなにげに買ったピクルスの美味しかったこと!
で、買ったのだ。
胡瓜、パプリカ、人参、大根 が入ったミックスピクルス。
サラダとして食べても美味しいよ。

カウボーイがいるってことは、こんなのもいる。

多分、ベルジャンって言う品種だと思うけど、もしかして一番人気のある乗り物かも。
(乗馬用ではなく、馬車用の品種です) 正真正銘、これが「一馬力」
優しいので、見物人が撫で撫でしても大人しくしている。
ん?
目があってしまった・・・
ワイナリーの木には葡萄がなっていた。

丹波グルメツアー

丹波の魅力に取り憑かれた男達からお誘いがあり、さっそくお出かけ。
まず、篠山市の老舗料理旅館 玉川楼 にて
 ちゃんとお店の前に駐車場があって、篠山市街地では親切と言うか、力持ってると言うのか?
 atsukouさん、gakuさん、 kenさん、サイファさんと彼女 が現地集合で合流。
店の前でうだうだ「ここ、愛想が悪いので有名」「店の前で大声で言う?」とか騒いでいたら、従業員が出てきてメニューを置き、水車を稼働し始めたので、入店。
このシックな佇まいの部屋・・・
これは大きい部屋。
少人数用の小部屋もある。(かなり狭そうだ)
レトロなテレビ。
全員で「オムとろ丼」を注文。 お料理は フードコート
にて。

お食事の後は、篠山の街中を散策・・・と言うか、小西パン店を目指してまっしぐら。
黒豆パンを無事ゲットすると、やっとお店を見物する余裕も出たりする。
ポン栗買ったり・・・いろんなお店を冷やかしたり・・・
旧家の門の両側に 金木犀 と 銀木犀  両方揃っているのは珍しい。しかも大木。
篠山の田園地帯は彼岸花の盛り。
緑の中の深紅は綺麗よね。


次は、丹波ワインのワイナリーへ!