2009年5月18日月曜日

小和谷の滝

小和谷の滝を目指して、大名草の奥地へ潜入。
国道から右折、狭い道を行くと、アマゴの釣り堀がある。さらにその奥の山道を登っていく。
道は細いがアスファルトで舗装され、滝への林道との分岐では駐車スペースさえ設けてくれている。滝へは林道を徒歩で上ること約5分。




これが小和谷の滝。傾斜滝なので迫力はそんなにないが、水量があるので見応えは十分。





岩肌を流れる水。




滝の下段。傾斜滝なので滝壺はなさそうだ。
滝見道が設けられていて、川まで降りられるようになっていたが、雨で足下が悪いのと、狭い道であること、手がかりがないこと、そして山ヒルの心配があったので、降りるのは諦めた。




上流の渓流滝。水が大変綺麗。雨で濁ることもないようだ。
岩も美しい。




上流の渓流滝。林道はさらに奥へ続いていたが、それ以上深入りするのは止める。




上流の渓流滝。行ける場所から見えた一番上の滝。




木立の向こうに見える滝。上下二段になっているのがわかるだろうか?




下流にあった小さな渓流滝。
苔むした倒木が、丸太橋の様だ。滝壺をもっとしっかり撮りたかったが、倒木を入れたかったので、このアングルでしか撮れなかった。どうしても立木が邪魔になる。




野生の藤。
上りの時は気づかなかったが、下りに谷間が藤だらけなのに気がつく。
綺麗だが、これも山が荒れている証拠だろうか。




駐車場に戻る。加古川の本流だろうか? 地図にも加古川と表記されている。




加古川の源流は澄んだ水だった。魚影は見られなかった。
霧が出て来たので、大急ぎで帰ることにした。



山ヒルが実に多い。実際のところ、噛まれてしまったので、来た時は慎重に走った細い山道を、信じられないようなスピードで下った。
国道に入り、播州トンネルを抜けたら、雨が土砂降りになった。山奥で豪雨に遭わなくて良かった。こでだけは、ヒルに感謝?

2009年5月17日日曜日

常瀧寺の滝

The waterfall at the Joryuji-temple

今日は滝を見に、常瀧寺を訪問。
集落内の標識を見ながらクルマを乗り入れたが、道が狭く、どこにお寺があるのかわからなかった。一度発見して駐車場まで登った寺は別の寺院だった。
仕方なく、公民館の様なところで休憩されていた男性に道を尋ねると親切に教えてくださった。
狭い急な坂を登ると駐車場があり、高い石垣が城壁を思わせる寺院が現れた。

Today I visited Joryuji temple to see the waterfall.
I drove into a small village by looking at signboards, but there were narrow roads and I didn't figured out where the temple was.
Once I went to a different temple.
So I asked a man who looked taking a rest at a community house which way would lead me to the tempple. He was kind to tell me the way.
Going up along the narrow slope I saw a temple of which stone wall reminded me a castle.




この石段の右側にスロープがあるので、そちらからも行ける。境内の背後には巨大な砂防ダムの堰堤がそびえ立っている。




これが滝らしい。本堂の右側にある。しかし水が流れておらず、がっくり。orz

This clif might be a waterfall. At the right of the temple. But there was no water and I was disappointed.




突然水音が聞こえたと思ったら、滝が出現した。ちょっとびっくり。
仕組みを解説したのを読んだことがあるが、決して水道の水ではない。湧水を上流で溜めて、溢れたのを流しているそうだ。雨が降っているので、今日は長時間流れていただろう。

Suddenly I heard watering, then a waterfall came out. I was a little surprised.
I have read the system of their waterfall, it is natural.
They save water above the clif and when it is full of water, it flows.
Today we have rains and the waterfall must have water all the day long.




滝壺。もう少し水が澄んでいたら・・・

The basin. Hope the water would ne clearer.




竜王様。

The dragon god of water.




鐘楼と公孫樹の木。緑がいっぱい。




公孫樹の木。廃寺跡の「乳の木」さんに比べれば、遙かに若いが、それでも数百年はたっているはず。
秋になったらまた来ようと思う。




緑あふれる大名草の里。とても美しい風景です。人も温かいです。

Greeny Onaza village. A very beautiful landscape. Peple are kind and gentle.



さて、次の滝へ行きましょう。

OK, let's go to the next waterfall.

2009年5月16日土曜日

「いつも三人」

 洋子が嫁いで来た時、田宮家は既に透と母親の二人暮らしだった。家族が増えること、それも「娘」ができる、と母親はたいそう喜んだものだ。買い物にも洋子と二人でそろって出かけることを楽しみにしていた。洋子もすぐに馴染んで、姑との買い物が当然のものとなっていった。
お魚は三匹、お肉は三人分、野菜も三人分、食器もおそろいのを三人分・・・
なんでも「三人分」だった。

 突然の事故が、田宮家を再び二人だけの家に戻してしまった。
透は哀しみが癒える頃、家庭内の様子が少し違うことに気づいた。
二人しかいないのに、いつも食事は三人分用意されている。
なんでも「三人分」だ。
最初は、ちょっと戸惑った。
「でも、私たちは三人なのよ。」
と洋子が言う。
そうだね、と透は頷いて見せた。それで妻の心が慰められるのならば。

 喪が明けて。休日にお寿司を食べようと言うことになり、二人はバスに乗ってちょっとばかり遠出した。二人になってから昼間家の中に閉じこもりがちだった彼女も、気晴らしになると喜んだ。
初めての店に入った。会社の同僚から「美味い寿司を出す」と評判の店だ。
「へい、らっしゃい!」
威勢良い板前の声に迎えられ、カウンターに座った。
おしぼりが出された。
「え?」
おしぼりは三人分だった。お茶も三人分が置かれた。
横を見ると、彼女がルンルン気分で使っている。

気にならないの?

透はちょっと心配になる。何も知らない板前が無邪気に尋ねた。
「何になさいます?」
一瞬躊躇する透の代わりに、母親が返答した。
「まずコハダ、それからマグロ、嫁にはヒラメとトロを握ってやって。 透、あんたは?」
透は板前を見た。板前は、彼女の言葉に全く疑問を抱いていない様子だ。ニコニコと透の返答を待っている。

この板前には、見えているんだ・・・

透は板前を怖がらせる必要はないと判断した。
「僕は海老とコハダ・・・」

他の客が不思議そうにこっちを見ていたが、透はもうかまわない、と思った。
僕らはいつも三人なんだ。
洋子とお袋と僕と・・・

帰路は、川端の道を三人で歩いて帰った。
夕暮れの風が爽やかに吹いて行く。
「いつまでも、こうしていたいわね。」
と母親が言った。
「でも、私がいたら、ご迷惑でしょう?」
と洋子。
「そんなことないわ。私は貴女とずっと一緒にいたいのよ。透が将来再婚したとしても、私は貴女と一緒に暮らしたいわ。」
「そんなの、駄目です。新しいお嫁さんも可愛がってあげてくださいよ。」
洋子はちょっと恨めしそうな顔をして、川っ縁の柳の木の下に立った。

「ほら、新しいお嫁さんと幸せになってくれなきゃ、化けて出ますよ〜」

2009年5月5日火曜日

中区天田の加都良神社

偶然地図を眺めていて発見した第三の加都良神社。
隣の量興寺さんは道標があるので知っていたが、この神社は普通の地図では記載されていなかったので、わからなかった。杜を見て、あれはお寺ではなく神社ではないか、と以前から疑っていたが、やはり神社だった。
周囲は完全に田圃に囲まれている聖域である。




境内。そんなに広くないけど、いい感じ。狛犬さんが、ちょっと変わってるぞ・・・




本殿。 シンプル。




をを! 珍しく彩色された狛犬。まだ新しいのだろうか?




吽さんのお口も赤い。




阿さんのお尻。可愛い♪




摂社も入れて、吽さんのお尻。こっちも可愛い。




鳥居の外は蓮華田。 遙か向こうに旧鍛冶屋線の列車が見える。




白藤




水田を利用した池と浮き御堂。花菖蒲でも植えるのかな?と思ったが、HPを見ると蓮池らしい。



浮き御堂から見た加都良神社




お隣の量興寺

八千代の神社

八千代区は、同じ町内でありながら、自分にとっては未知の世界に等しい。
道も狭い。

大屋 鹿子神社




鹿子神社 境内社二社




鹿子神社 本殿彫刻 麒麟?  何故かカメラ目線。




鹿子神社 本殿彫刻 虎





中村の貴船神社




貴船神社 拝殿




貴船神社 本殿




仕出原の天満宮




天満宮 本殿(左) 摂社(右)

2009年5月4日月曜日

今日の丹波

春が散り始める高座神社

Spring is going away at Takakura shrine.




高座神社の藤

Wisteria flowers at Takakura shrine




佐地神社の新緑

Fresh greens at Saji shrine




柏原八幡の三重の塔と新緑

Fresh greens and the three-stories pagoda at Hachiman shrine in Kaibara




新緑の岩瀧寺

Ganryu-ji temple with fresh greens




新緑と独鈷の滝

Dokko the waterfall and fresh greens




独鈷の滝 滝壺

The basin of Dokko the waterfall

2009年5月2日土曜日

下戸田 再び

神社の写真だけ載せるのもなんだから、周辺の写真もアップ。

境内正面。 ちょっと雑草が目立つけど、佳い感じの神社。

In front of the shrine yard. There are overgrown with weeds but the shrine looks nice.




玉垣越しに本殿。

The main shrine behind the fence called Tamagaki.




本殿。とても小さな神殿なのに、仕事は丁寧。

The main shrine. It is very compact but they were conscientious in their work.




本殿彫刻。 麒麟かな? 

Statues of the main shrine. Maybe Kirin ?




鳥居の外から神域を見る。 かなり広い広場。普段は病院職員の駐車場になっている。

Looking at the sacred area from the outside of the Torii gate. A wide space. Usually they use this place as parking space for workers of the Nishiwaki Hospital.




神社側から鳥居を見る。 緑が豊かな風景。 土手の向こうは加古川。

Looking at the Torii gate from the shrine. Fresh greenery. The Kakogawa River is flowing behind the bank.




神社を後にして、路地を覗いてみる。特徴的な屋根の建物は織物工場。

After leaving the shrine I looked into an alley.
A house with a characteristic roof is a texitile factory.




路地。黒い板壁の建物は、かつては播州織りの織物工場か何かだったのだろう。
今はガレージや物置になっている。

Back alley in Shimotoda. A house with black wooden walls must have been a texitile factory or something. Now it is used as a garage or shed.