2011年11月13日日曜日

大和は国のまほろば? 5

奈良に美味いもの無し」と言うそうですが、お友達も「何も自慢出来る食べ物がないです」と言いつつ、お昼は神域内に店を出している素麺屋さんで、冷やし素麺と柿の葉寿司をいただきました。
11月に冷やし素麺を食べたいなんて普通は思わないし、メニューにも温かい「煮麺」(にゅうめん)や釜揚げ(少し太い素麺を使用)がありましたが、登山の後なので、冷たいのが美味しい。
柿の葉寿司は、私は鮭が好きですが、この店は伝統的な鯖しかありませんでした。

食事の後は、久延彦(くえひこ・・・山田の案山子です)神社のそばの丘へ。(もしかして古墳?)
そこから大和の国が一望出来ます。
知らないオジサンが、
「あの二つ峰のある山が二上山、その隣の尖っているのが、葛城山、その横が金剛山、前にある低い山三つが、大和三山、右から 耳成山(みみなしやま)、畝傍山(うねびやま)、天香具山(あまのかぐやま)」と教えてくれました。

万葉集の世界だわ〜〜〜〜〜!

 葛城山(背後)と耳成山(右)と畝傍山(左)
 二上山(にじょうざん 万葉の時代は「ふたかみやま」)
金剛山(背後の高い山)と天香具山(手前の尖ってるところ)ってどれ????

大和は国のまほろば? 4

このページにも写真はございません!


さて、山頂に近づいたところで、不思議なものを見ました。
大きな古い杉の切り株から白い煙の様な物が立ち上っているのです。
菌類の胞子だろうか? 
お友達に告げると、彼は手をかざしてみて、「煙の様で燃えてる訳でもないし、胞子とも違う様ですね。水蒸気みたいです。」
通りかかったカップルもそれを見て、「不思議なものが見られた」と喜んでいました。
後で家人が「昨日雨が降って切り株に浸みこんだ水が、日光が当たって蒸発してるだけや」と夢のない解説を(笑

山頂近くに小さな神社がありました。高宮(こうのみや)神社と言うそうです。
みんなここでお参り。私とお友達もお参り。(財布を出すのが面倒なのでお賽銭は出さず)
これがゴールかと思いきや、まだ奥にご神体の中のご神体があるので、そっちへ行きます。
もう山頂なので道は平坦です。

一番奥に、その名も「奥津磐坐」があります。
黒い磐がいくつも重なる様にあって、割れた様なものや、立っているもの、綺麗に磨かれた様なものなど、一箇所にいっぱい岩があり、注連縄で囲ってあります。
お友達が呟きました。
「この岩、何でしょうね? 砂岩じゃないし、礫岩でもないし、溶岩でもないし・・・隕石?」
途中にあった磐坐はみな苔むして、奥津磐坐の近くの岩もみな苔むしているのに、奥津磐坐はどれも苔が生えていません。
辛うじて地面に近い部分に菌類が付いているみたいな。

登山者はみなそれぞれ順番に磐坐にお参りします。
ある人は、親族がここにお参りしたら病気が治った、と言い、ある人は、磐の上に神様が立っているのが見えた、と言い・・・
まぁ、「聖地」ではよくある類の話が語られます。
お友達と私は磐坐の周囲を行ける所まで歩いて見ましたが、神様は終ぞお姿を顕して下さいませんでした(爆笑

ここでもお賽銭は上げなかったのですが、下りかけたら、家人がゆっくり上って来ていたので、再び三人でお参りしました。
その時、家人の財布の中の小銭は、500円玉が一枚だけだったので、三人分のお賽銭を出してくれました。(わははは!

下りは足に負担が多いのですが、呼吸は楽でした。

白装束に素足の行でも行っているのか、同じ人と二回すれ違うことがあり、それが男女それぞれ2名・・・凄い体力!
それに、山に入る時に、いろいろ禁止事項が書かれた「心得」を渡されます。
みんなそれをちゃんと守っているのも凄い。
宗教の力って恐ろしいですね(笑

片道4キロの往復を2時間半かけました。
次は2時間で・・・え? もう行かない?

大和は国のまほろば? 3

三輪山の中は撮影禁止なので、この記事には写真がありません。
悪しからず。m(__)m

いよいよ登山です。
毎月一日に必ず大神神社にお参りしてきたけれど、「お山」に入るのはこれが二回目、しかも前回は先週で、私たちのために下見に 上がったと言うお友達と、体力には全く自信がない歩くのが嫌いな家人と、しんどいことは避けたいがお友達のご厚意を無にしたくないだけの理由で登る 私・・・

下は土。昨日の雨でぬかるんでいます。
木の枝や切り株、所によっては石で形成されている階段と坂道の連続。
岨道の急坂が続き、途中で休憩所みたいな小屋があって、みんなそこで一休み。
小さな個室が並んでいて、一見「トイレ? 」と思いますが、ちゃいます。
小屋の向こうに「三光の滝」があって、水行をする人が使う更衣室です。

登山者は多くて、下山者も多いので、狭い山道では「こんにちは」の挨拶と、道の譲り合いの「ありがとう」が何度も聞かれます。
女性の登山者が多いのには驚きました。
中にはお腹が大きな妊婦さんや、赤ちゃんを抱いた若いお母さんもいます。
お婆さんもいるし、カップルもいます。
女性が元気よく登って行く後ろを彼氏がよろめきながら「ハーハー、ゼーゼー」と・・・意識朦朧とした表情で・・・

半分まで登ると、注連縄で結界を示しています。
注連縄の向こうが、神域の中の更に神聖な場所の様です。

木漏れ日と、小鳥のさえずりしか聞こえない閑静な場・・・と思いきや、参道を横切っている鉄道の電車の音が聞こえてきたり、街の喧騒が聞こえて、案外賑やか・・・
でも、ホーホケキョ! なんて聞こえて、「ああ、春はもうすぐそこまで・・・」などと言いながら、登り続けます。

山の中は妙に温かいです。
運動しているので汗だくなのは間違いありませんが、風が全くなかったです。

森の中には所々磐坐があり、注連縄が張ってあると必ずそこでお参りしている人も。
中津磐坐と言う大きな磐坐ではお供えがしてあり、そこで白装束のお婆さんたちが祝詞を上げ始めた時は、後ろを通り抜けて良いものかどうか迷いました。

そのうち家人がダウン。
「俺はもう駄目だ、君らで登ってくれ。神様によろしく・・・」

こうして脱落した彼を残し、お友達と私はさらに山を登ります。

大和は国のまほろば? 2

桃太郎の黍団子ではありませんが、お友達に黄粉団子をもらって駐車場で食べて、神社へ歩きます。
大鳥居(一の鳥居ではないが、近くにあります)から二の鳥居まで徒歩15分、途中に鉄道の踏切があります。
つまり、駅まで徒歩10分以内、通勤に便利なので多少家賃が高くても・・・ではなくて、参道です。
お祭りでもないのに露店がずらりと出ています。
野菜やたこ焼き、ミニカステラなど・・・、松茸も売ってます。
大根の縫いぐるみが可愛らしかったです。

二の鳥居をくぐると両側は杜で、小川が流れ、随所に小さな摂社があって、しっかりお賽銭を取ります。
最初は「祓戸神社」、ここで拝んでお祓いをしたことにして、先に進みます。
勿論、お賽銭は払います。


歩き疲れた頃に階段があって、上ると巨大な社殿。

でも、喜んではいけません。
これは、ただの「拝殿」
大神神社の本殿はありまへんねん。
神様に会いたければ、後ろにある標高467mの三輪山に登らなければなりません。

今日は七五三のお祝いで綺麗に着飾った和服姿のお嬢さんたちが大勢来ていました。

三歳のお祝いですね!!

縁結びと夫婦円満をお祈りすると霊験あらたかな夫婦岩に参拝。(お賽銭を取ります)
それから拝殿に参拝。(お賽銭を取ります)

それから、宝物殿は無視して「久すりの道」へ。
細長い階段の坂道で両側に日本の有名な製薬会社が奉納した印がずらりと立っています。
中にはもうこの世には存在しない会社もあります。

そして狭井神社に着きます。
境内は狭いですが、「せまいじんじゃ」ではなく、「さいじんじゃ」と読みます。
ここで、一人300円払って、芳名帳に名前を書き、三輪山に入山する許可をもらいます。
許可証は、白い襷とそれに付いた大きな鈴です。
もっとお金を払うと白装束になれます。
そこまではしないで(だって、白装束の人に大勢出会いましたが、みんな素足で登ってました。)登山口で竹の杖を借りて(無料)、登山開始です。

大和は国のまほろば? 1

cats君の自動車仲間で仲良くしてくれているatsukouさんのお招きで、奈良県へ遊びに行ってきた。
私がかねてから行きたかった大神神社へ。

 天理市に到着すると、その宗教都市ぶりにびっくり!
街中至る所「詰め所」と呼ばれる信者の宿泊施設だらけです。
天理教は全国各地にある支部が集めたその地方の信者を支部の詰め所へ連れて行くのです。ブラジルなどの詰め所もありました。
詰め所は入り口に支部の名前が書かれていて、「おかえりなさい」と書かれているので、すぐわかります。
どこも旅館かビジネスホテル並の規模です。
「天理市内は信者が掃除するのでゴミが落ちていない」と言う噂も本当で、とても綺麗です。
でも、私の目的地は天理教の施設ではないので、市内を通り過ぎます。

国道を走っていくと、道路沿いに綺麗な丘がいくつもあります。
そう、奈良は

古墳の世界!!

綺麗に整備されて鳥居があるのが、崇神天皇陵(現代日本の学術上、実在可能性が見込める初めての天皇であると言われている。)、ちょっと荒れ気味なのが、景行天皇陵(日本武尊のパパ)です。
ほかにも小さい墳墓があっちこっちに・・

でも、私の目的地は古墳巡りではないので、通り過ぎます。

車は天理市を抜けて隣の桜井市に。
ここは、三輪素麺の産地。
国道沿いに素麺製造業者の工場や直売店が並びます。
中には大きく綺麗なレストランみたいな素麺専門店も。

それにしても、奈良は「日本一」とか「日本最古」と言う看板が好きですね。
「日本最古の国道」と呼ばれる「竹の内街道」までは行かずに、三輪素麺の工場群の中に忽然と現れた超巨大鳥居、それこそが、今日の私の目的地。
「日本最古の神社」、大神神社(おおみわじんじゃ と読みましょう)です。

大鳥居の横に広大な「無料」駐車場があり、そこでお友達が待っていました。
何故か、黄粉団子を手に持って・・・

横のビルと比較してもその大きさがわかる大鳥居。

2011年11月6日日曜日

雨の若狭 2

滋賀県なので、若狭じゃないんだけど、タイトルはこのままで。
マキノ高原へ行く。
ここには、メタセコイアの並木道がある。

We visited Makino Height where is not in Wakasa but in Shiga.
There is a popular street where Dawn Redwoods are planted along.

まだ紅葉していないので、イマイチ・・・
 Yet not red ...


電線と電柱をなんとかしてほしい。
Please take away the electric poles and lines.

喫茶店を探して変な別荘地に迷い込んだりして、雨の中、適当に冒険して、マキノの道の駅で休憩後、小浜へ戻る。
夕食を「東寿し」で食べて帰宅。
お疲れ様♪

雨の若狭 1

ツーリングの下見に行くと言うので、若狭へ走る。
新しい高速道路が出来ていて、舞鶴から小浜まで行ける。

New route of the Maiduru-Wakasa Express Highway was completed and we can go to Obama with the way.

雨降りなので、あまり写真が撮れない。
三方五湖の遊覧船に乗ってみた。
値段は1000円+20円 ? 船は悪くないけど、お天気が悪いので、窓ガラスに船内のものが映り込んで写真がパー!

It was raining and we were not able to take good pictures.
We got in a sightseeing boat in Mikata Five Lakes.
The boat was good but it was a bit dark outdoors. No good picture.



湖と湖を結ぶ連絡水路が一番見所なのだが、そこが一番写真を撮りづらい。
もう少し船会社も工夫してくれないかなぁ・・・

船を下りたら丁度お昼だったので、人気店の 「味一休」に行く。
詳細は、フードコート で。 
綺麗なお店で、お値段もそれなりにするけど、法外に高い訳でもない。
お料理は真面目なので、納得のお値段。

奥にお座敷があって、そっちは予約優先だ。
テーブルの間が広いので、ゆったりと食事が出来る。

The restaurant Aji-Ikkyu where they cook fresh fish from lakes  was nice.  It cost a bit expensive but reasonable.
Their dishes were delicious.

雨が本降りになったので、観光もままならない。
若狭熊川宿の道の駅に行く。 感じの良い宿場町が国道から見えるが、雨なので散策はしない。
道の駅で休憩後、滋賀県に行く。

It rained and we gave up sightseeing in Wakasa.
Visited Wakasa-Kumagawa-shuku. There was once one of post stations of Edo Era. The street and town looked nice but we didn't walk.
After a break we left there for Shiga Prefecture.







2011年10月30日日曜日

秋の丹波探検 5

独鈷の滝はまだ紅葉してません。
一部してるけど、本格的に紅葉が始まると、拝観料取るからね、ここは(わはは!
Ganryuji the Buddhist Temple






滝壺の楓も一部だけ色づいて・・・
Dokko Waterfall





さて、これで旅はお終い。
最後は道の駅青垣で、「ワサネギスコ」と「のんじゃえ丹波」を買って帰る。
Wasanegisco  ( wasabi and negi and tabasco ) and Nonjae-Tanba ( yogurt  drink )


ところで、水分かれ公園の駐車場に車を止めたら、一匹の猫が鳴きながら駆け寄って来ようとした。
とても人懐こくて、多分、棄てられたのか?
可哀想だけど、もし近所の子だったら、連れて帰ったりしたら誘拐になっちゃうし、
連れて帰るためのバスケットも箱もない。

近所の子で、ただの寂しがり屋だったらいいけど・・・
The lonely cat


秋の丹波探検 4

見つからなかった神社が、あっさりと見つかる。
丹波市に戻ろうと国道を走っていたら、あら、見覚えのあるバス停・・・この近所だわ!
で、見つけた脇道に入り、狭い道を登って行くと、行き止まり。
農業体験公園みたいなところの駐車場があって、そのそばに鳥居が!!
Ninomiya Shrine
まだ楓が青々しているので、写真はこれだけ。
お疲れ様でした〜〜〜〜〜!




紅葉したらまた来よう、と本日の目的を達成したので、フリーの気分で再出発。

次は「丹波 年輪の里」へ行ってみよう!
ところが、入り口を見逃してしまい、仕方なく車の流れに乗って、水分かれ公園へ。
日本で一番低い分水嶺。
The lowest Divide in Japan  

つまり・・・陸地の真ん中ね。

本当の分水嶺は山の中なんだけど、そこまで行けないので、ここでパフォーマンスしているわけよ。
そばに砥部神社があって、そこの社域で茶店と分水嶺の資料館がある。
公園は綺麗なんだけど、駐車場が少し遠いので、知らずに入ってきた自動車が路駐している。
噴水の大きな滝があって、何故か臭い。
川の水を使わずに、同じ水を循環させているらしいけど・・・あの匂いは良くない。
引いてしまう。
折角前にベンチとかあるのに。

公園を出て、年輪の里 へ行く。
以前は、この施設の名前を聞いて、老人ホームだと思っていた。
木工体験館がある、県立の公園で、一部の施設を除いたら入園無料よ。
だから、園内は丹波市民がいっぱいいて、野外遊びを楽しんでいる。
散歩したり、ボール遊びしたり、芝生で寝転がったり、ジョギングしたり。
うちの町にも欲しいわ、こう言う場所。キャンプ場しかないんだもん。
Nenrin-no-sato Park





この公園は紅葉しているでしょう?
外国の樹木なのね。
だから、ちょっと早い。

さて、ここの後は、折角ここまで来たんだから、一応、独鈷の滝を拝んで帰ろうか。





秋の丹波探検 3

私は地図が読めない女で、方向音痴である。
だから、川向こうのコスモス畑に行こうと、橋を渡ってそのまま道路を走って行くと、いつまでもたってもコスモス畑が見えず、山奥のトンネル掘削現場まで行きそうになって、慌てて引き返した。
 道が川から離れていっていたので、途中で枝道に入る。
Cosmos field in Hikami
 キジが飛んでいたり、神社の御旅所らしい磐坐があったり、ちょっと珍しいものがあった。
寄り道を切り上げて、二宮神社を探しに、篠山市へ向かう。

面白いことに、丹波市内では、篠山市へ向かう道路標識を見かけない。
大概、篠山市の向こうの、三田や大阪を示している。
多分、氷上郡の町が合併して市になったとき、名前を丹波市に決めたら、篠山市が物言いをつけたので、まだ遺恨が残っているのだろう(笑
よそから来た人だったら、丹波市から篠山市への行き方がわからなくて困るかも知れない。
(同様に、篠山市でも、丹波市へ行く標識は見かけなくて、具体的な 氷上 や 山南 と書いてある。 まぁ、それはそれで親切だけど。 氷上と山南はちょっと方角が違うからね。)

鐘が坂のトンネルを抜けて、篠山市に入ると、すぐに二宮神社があるはずなのに、見つからず、適当に走っていると、「黒豆の館」に到達。
ここは篠山市が運営している特産品の丹波黒豆の専門店。
黒豆を使った食品がこれでもか、これでもか、と販売されている。
朝早いのに、すでに大勢のお客さん。
今正に収穫期なので、枝豆を買う人たちが、序でに野菜も買っている。
奥のレストランで田舎バイキングと言うのをやっていて、これが大人気で、既に順番待ちの行列。
お昼御飯の時間はまだずっと先だし、オープン時間でもないし、一人でバイキングもつまらないので、スルーする。
ここで黒豆パンと黒豆御飯の素を購入。


神社を探すドライブは続くが、なかなか見つからず、道に迷って、観光客で渋滞の篠山市街地に突入してしまう。
これだけは避けたかったんだけど、どう走っても、もとの所に戻ってしまう私・・・
篠山って、迷路なんだわ(そう思うのは、私だけ・・・)

仕方がないので、お菓子の里丹波 でお昼御飯にする
食べたら、園内をちょっと散歩。
今まで入ったことがなかった薬師山山荘に入ってみる。
An old house in Okashi-no-sato Tanba Park.
It was built 160 years ago as a merchant's house.


160年前の商家だって。
石油ファンヒーターが置いてあったので、お茶席などで使われることもありそう。
昔はこんな家に住んでたんだよね。

そして、旧垂水警察署のミオール館。今はケーキ屋さんなのだ。
This house was once Police Station in Tarumi Ward, Kobe and moved to Sasayama after the Great Hanshin-Awaji Earthquake.
Now it is a cafe shop where they serve good cake and coffee or tea.

神戸市ももっと異人館をきちんと管理したら、お店に使えたのに。
兵庫県警のものだったので、兵庫県が引き取って篠山市にあげちゃったのね。


ドイツパンを買いたかったけど、種が発酵中で、焼き上がりが一時間半後だと言うので、諦めた。




その後、さらに篠山市内で道に迷い続け・・・



秋の丹波探検 2

達身寺は氷上の奥地にある。
ドイツ人のペンションがある区域だ。
ずっと走って行くと、「コスモス園」の幟がいっぱい。
川向こうにコスモスがいっぱい見えたので、そこかと思ったら違っていて、幟は分かれ道の反対方向へ続いている。
達身寺の方角なので、そのまま走って行く。
幟の列のゴール地点が、清住と言う集落で、そこに達身寺もあった。
達身寺は拝観料がいるらしい。
どうも宝物殿を二つか三つ持っていて、文化財指定の仏像など、いっぱいお宝がありそうだ。
仏像に興味はないし、一人で見てもつまらないので、お寺は本堂だけ見て、コスモス園へ。
Tasshinji the Buddhist Temple
駐車場はお寺前に広い整備された駐車場があって、ベンチやトイレも完備。
丹波市の観光コースに組み込まれている訳だ。
コスモス園は、とくに「園」があるわけではなかった。
集落全体が、休耕田や空き地にコスモスを生やして、花畑になっていたのだ。
でもコスモスは既に盛りを過ぎて、ちょっと寂しい。
それでも早朝なのに写真撮影している観光客もいて、それなりに人気はある。
Kiyosumi is a calm and peaceful village and they planted cosmos flowers here and there in their community.


田圃の中に黄色い花の群生があったので、近づいたら、そばの民家の庭先で作業している男性と目が合ったので、おはようございます と声をかけたら、「おはようございます。」と笑顔で挨拶が返って来た。
あの黄色い花は何ですか、と尋ねたら、
「あれもコスモスです、今年は変わり種をやってやろうと蒔いたんですが、失敗して咲かなくてね。わやや。 あれだけ咲いてるんで、田圃に入ってもらって良いですから、見てやってください。可愛い花ですから。」
と。
見ると、男性の庭先には湧水があって、勢いよく水が湧き出ている。
小さな池が出来て、水草が生え、小さな水車もゴトゴトと勢いよく廻っていた。
男性は野菜か何かをその水で洗っているのだった。
ちょっと羨ましい。
黄色いコスモスは、赤やピンクに比べると地味だが、上品で可愛らしい。
清住の里は、草刈りもきちんとされていて、住人が観光客を迎え入れる準備をいつもしていることを伺わせられる。
努力されているんだろうな。
お店はないんだけど・・・こう言う場所が好きな人には堪らないだろう。
私も好きさ!


私はこう言う場所に行くと、必ず出会った住人には挨拶することを心がけている。
観光地として生業をしている訳ではなく、自分たちの生活空間をオープンにして訪問者に安らぎを分けてくれているのだから、地元民には敬意を払うべきだと思う。
ちゃんと公の場と私的空間を分けているから、個人の庭に入ってはいけない。
清住では、田圃の間の道に、チョークで矢印が書いてある場所があり、そこは観光客が通っても良いのだな、と思ったので、それに従って歩いた。



来年は満開の時に来てみたい。
ところで、初回の最初の遠景写真は、この清住から撮影したもの。霧が晴れてきた。