2013年10月20日日曜日

脇役が好き♪

昔、1980年に国営放送で「風神の門」と言う時代劇をしていました。
原作は司馬遼太郎さんの同名小説。
でもテレビドラマ用にかなり内容に変更がありました。
一番の変更が、脇役で登場する徳川方の忍者、獅子王院。
原作では数ページの登場で、凄腕なのに主人公の霧隠才蔵に両足首を切られ、逆立ちして走って逃げ去る。
無理やろ、そんなこと・・・

ドラマでは、この数ページしか出てこないオッサンが、初回から最終回まで主人公のライバルとしてレギュラー出演。
俳優の磯部勉さんが、ただでさえ強面のお顔を青白いメーキャップで気持ち悪く演出して登場。
冷酷非道で仲間さえ用済みになればどんどん切り捨ててしまう、恐いお人。
ところが、この氷の様な忍者が、戦略の為に誘拐した公家の御姫様に恋をしてしまうのが、ドラマなんですね。
御姫様は、今では白い犬と結婚してアフリカ系アメリカ人の息子と日本人の娘がいる樋口可南子さん。
大納言家の深窓の御姫様なので、超が付く天然。

でも、この異色カップルが、私にはすっごく気になったのであります。

まず、初登場のシーンで、原作では、厠に行くのが面倒臭いので庭先で用を足しているところに霧隠才蔵が現れる。
男性に見られても平気なのが公家の娘、武家とは違う、と才蔵が感心してしまうのです。
そんな純真無垢の姫を誘拐した獅子王院、彼女に接するうちに氷の様な心が氷解していく・・・

なんか、どこかで聞いた様な話だ。
「犬夜叉」の殺生丸とりんみたいな関係じゃないですか。

しかも、獅子王院、優しいのはこの青姫に対してだけ、多岐川裕美さん演じる豊臣方のお嬢様には容赦しません。
多岐川さん、樋口さんに負けたね(笑

特定の一人の女性にだけ優しい、正に殺生丸と同じ。
もて男の才蔵には、獅子王院の心はわからないだろうし、獅子王院もわかって欲しくないだろう。

 だもんで、検索してみたら、このドラマを見た世代の女性に、獅子王院、人気があることが判明しました。
しかも、恋が成就せず、しかも雇主に裏切られて捨てられてしまうのも、ファンには胸キュンだったみたいで・・・

あの顔で、あの身分で、大納言家の姫と結ばれるはずないやろ・・・
でも、そこがドラマの魅力なのですね。

青姫は、才蔵が好きと言いながら、獅子王院もお気に入り。
なにしろ、天然ですから、
「獅子!」と呼べば、「はっ!」と現れてひれ伏す忍者が心の支えになってしまう。
(あんた、誘拐されたんだろ?)
獅子王院も姫の天然ぶりに振り回されながら、彼女にどんどん惹かれていく。
だけど、彼にはわかってました。
身分の低い男と一緒に逃げても、姫は幸せになれないってことを。

最終回、公武の和解の為に江戸へ送られる姫をひれ伏して送る獅子王院に、姫が気が付いて、「花を摘んで」と要望。
獅子王院、顔を上げずにお花を摘んで差し上げます。
青姫は「立派な武士になれますように」と獅子王院に囁くけど、その時はもう徳川に裏切られた獅子王院に未来はないのでありました。

ファンはうるうる・・・

小野みゆきのくのいちと旅に出る才蔵を木陰から見送った獅子王院は、どこへ行っちまったんだろうね?

どーでも良いけど(笑

二次小説を発見しました。
山の様にある犬夜叉の二次小説と違って一つだけだったのですが、
「その後の獅子王院と青姫」
なのですよ!

才蔵がとっても良い漢なのは原作もドラマも同じ。
その才蔵、獅子王院のこと、実はそんなに憎んでいないのです。
敵だけど、仲間いっぱい殺されたけど、それは忍者だから仕方が無い。
で、二次小説では、才蔵は青姫が気の毒で、獅子王院に力を貸して姫を奪還するのです。
徳川から・・・
そして獅子王院と青姫を駆け落ちさせる。
忍者と公家の姫、駆け落ちしてどーするよ? なのですが・・・

獅子王院と青姫は花屋さんになるのです。
強面で人使いが荒い亭主獅子王院は、しかし人の心を操るのは巧い。
だから従業員を巧く使って商売繁盛。
見事に妻青姫を養いましたとさ・・・
 

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