ランチに、ピッツァを食べよう、って篠山へお出かけした。
行き先は、「
Dono」さん。(フードコートに記事があります。)
オシャレなお店で、美味しいピッツァを食べたら、あてもなくドライブをするいつものパターン。
久し振りに良いお天気だったので、ちょい嬉しい。
あ、あの鳥居、気になるなぁ。でも御飯の方が先だし・・・
篠山を抜けたら、京丹波へ。
園部はお盆に行ったから、今回は綾部方面へ。
すると、こんな看板が・・・
「質志鍾乳洞公園」
しつししょうにゅうどうこうえん ????
鍾乳洞だってぇええええ?
ど、洞窟好きにはものすごい誘惑だわぁあああ。
公園まで、2キロ、1キロ と順番に看板が並び、やがて国道の右側に側道の入り口と、矢印付き幟が。
迷うことなく右折すると、そこは駐車場。
鍾乳洞はちょっと歩いて、歩道橋登って、国道渡って、歩道橋下りて、坂道登って・・・
「遠いやんけ!」
とか文句言いながら、川沿いの道をてくてく歩いて登ると、掘っ立て小屋があって、おばさんが切符を売っている。
実は、質志鍾乳洞公園、メインはキャンプ場であった。
テントの貸し出しなどの施設利用料金が看板に表示。
安い・・・ここは安いぞ!
なんてたって、今流行の自動車横付けのオートキャンプ場なんかじゃない。
真面目にテント張って、飯盒で御飯炊いて、バーベキューして晩ご飯食べる、正統派キャンプ場だったのだ。
だから、上の写真の様に、ガラガラ・・・orz
それでも子供を連れたファミリーや若いカップルが大勢遊びに来ていて、川原で水遊びしたり、釣り堀で魚釣ったり、木陰で寝転がって8月最後の週末を楽しんでいた。
ここは、京都府唯一の鍾乳洞があるキャンプ場、穴場なのだ!
ちゃんと温水シャワーや綺麗な水洗トイレあるんだから、オートキャンプ場なんかより、こっちの方がお父さんの株も上がると思うんだけどな・・・
で、鍾乳洞、そうそう、鍾乳洞を見に来たのだ、我々は・・・。
「鍾乳洞まで m」 と看板が立っている。おい、数字が消えてるぜ!
こんな道を登っていくんだから、言いたくないんだな・・・
汗だくで息が上がってへろへろになって、日頃の運動不足を実感しながらたどり着いた穴の入り口。
山の上にあるから、横穴じゃないんだ。横穴だったら、山を貫通してしまう。
そう、質志鍾乳洞は竪穴であった・・・
入り口に座っているオジサンがみんなに同じこと言い続ける。
「頭、気をつけてね」
「岩にぶつけないでね、頭」
なにしろ、天然の穴だから、人間の身長を考えて造られておりませんがな。
天井が低い。
最初の梯子を下りたところにあった鍾乳石。
実は、本物の鍾乳石はここだけなんだそうな・・・
「岩戸唐滝」は、水が流れた跡があるだけの空滝。 多分、大雨が降れば水が落ちてくるんだと思うけど、その時は危険で穴は立ち入り禁止になってるだろうな。
梯子(階段とも言う)は続き、天井が狭いので、匍匐前進はしないけど、しゃがんで通る場所数カ所。
特に綺麗って訳でもない。
ライトアップしても誤魔化されないぞ。
石灰石は溶けてしまって、花崗岩が残って洞窟になってる訳。
でも二畳紀の海棲生物の化石とか、現世の生きてるコウモリとか、運が良ければ見られるらしい。
梯子は続く、地底へ・・・
底が見えない。
25mあるらしいけど、最後の方は危険なので一般人は立ち入り禁止らしい。
それでも、みんな喜んで梯子を下りていく。
4歳くらいの小さい子も平気で下りていく。
父ちゃんもママも、興奮して下りていく。
みんな、プチ洞窟探検に浪漫を感じているんだ。
私はこの先は下りなかった。
荷物が手提げバスケットだったので、流石に梯子の昇降には邪魔だ。
cat君だけ下りていったけど、後で感想を聞いたら、
「大したことなかった。普通に穴や。」
それでも若いパパママは興奮してて、穴を出てからオジサンに
「凄かった!」
「こんなところが京都にあるなんて、知らなかった」
と言って、オジサンを喜ばせていた。
洞窟の中は気温13度で、寒いほどだったけど、外に戻ると28度、暑かった。
自販機の飲料水で喉を潤して山を下りかけると、「長寿の水」と看板が。
ただの湧き水なんだけど、布袋さんが守っていた。