2009年5月30日土曜日

中村の祇園神社

Gion Shrine at Nakamura Village.

以前訪問しようとして入り口がわからなかった中村の祇園神社を訪問。
今回はあっさりと見つかった。
やはり前回は「お招き」がなかったと言うことか?
入り口に鳥居はなく、代わりに社名を刻んだ石が立っている。
参道の階段はかなり急だが、段の幅があるので危険度はない。
ただ、幅は私の足で二歩分。登ると、かならず右足が先に上がり左が続くと言うテンポで、却って疲れる。

Today I visited Gion Shrine at Nakamura Village, which I couldn't find out the entrance before. This time I found it so soon.
Wasn't I invited at the last time ?
At the entrance there is no Torii gate, stones on which the shrine's name was carved stand at both side of the entrance.
The stairs to approach was very steep but not dangerous.





一つめの角を曲がると、参道の左右にツツジが植えられていた。今が満開。
まだ植えられたばかりで小さいが、可愛らしい。
一本だけ紫の濃い花の木があり、花の形もシャープで、少し品種が違うみたいだ。




二つめの角を曲がると、やっと高見に鳥居と神門が見えてきた。
遂に祇園さんにお目にかかれる。

At last the Torii gate and the Shinmon gate came into my sight.




鳥居は木製。そんなに古いものではないと思うが、木製なのでかなり古びて見える。
神門に見えたのは舞台。 お賽銭箱は本殿に直接置かれていたので、拝殿はなし?
石灯籠は新しい。狛犬はなし。
かなりシンプル。

The Torii gate is wood. Not so old but the wooden gate looks older than it is.
The thing looking a Shinmon is actually a stage. There is no outer shrine ?
Stone garden lantern look new and there is no Komainu. A very simple shrine.




本殿と摂社二社。
予想したより小さいので驚いた。整然としている。
鳥居と比べてアンバランスなほど新しい。

The main shrine and two smaller shrines. They are smaller than I expected they were.




本殿。ものすごく新しい。金具は金ぴか!
榊が倒れていたので、起こしておいたが、あれは誰かが横たえておいたのだろうか。
そんなことはないと思うが・・・

The main shrine. Very new !




神社の周囲の森は外から見ると鬱蒼として見えたが、神社側から見ると結構向こう側が見通せる。ブラインドの窓みたいだ。木立の中に道があったり、向こうに池が見えたり・・・。




神社を出て参道を下り、池に向かう。
途中で祇園山の周回の森に何本か道があるのに気づく。覗いてみるとお墓の様な物が見えた。
石碑みたいな物も立っている。
調べたら面白いものもありそうだが、虫が嫌なので、止めておく。
池は坂を登らなければならないので、断念。

名もなき神社は 中区坂本 二社神社

中区坂本のローソンの向かいにある小さな神社。
小さいのに緑の杜に囲まれて豊かな印象を受ける。
夕陽に照らされる時刻は赤い鳥居が緑に映えて大変綺麗なのだが、交通量が半端でないので、接近が難しい。
今日は午後から雨、ところにより雷雨や突風と言う予報なので、午前中に出かけてみた。(しかし、午後五時をまわってもまだ雨は降りよらん)
マックスバリュの駐車場にクルマを置く。たくさん駐まっているし、後で買い物をする予定なので、店に迷惑はかからないだろう。
そこから道路を二回横断して神社の前に立つ。
困ったことに道路と神社の間に畑がある。道がない。ないのにどうして近づける?
右側は田圃、左は民家の庭。神社の背後もその民家だ。でかい家。
この神社は個人の庭にあるのだろうか?
その時、田圃と畑の間に小さなコンクリートの階段があるのに気づく。
降りてみると、ほとんど畦道の「参道」があった。



赤い鳥居なので稲荷神社かと思ったが、そうでもなさそうな・・・。
狛犬は置かれておらず、手水もないが、鳥居をくぐるといきなり土俵がある。
社殿は小屋に保護されていて、よく見えない。垂れ幕の様なものがあり、境内の掃除は行き届いている。とても気持ちの良い神域だ。しかし県道と国道が目の前にあり、民家から直接出入り出来る通路もある。落ち着けない。
やはり個人の土地と考えた方が良いのだろうか。
鳥居には「坂本四組」と書かれている。集落のさらに小さな単位で維持する神社なのか?




後で検索したが、この神社に関する記述はなく、地図で二社神社と記載されていた。

2009年5月20日水曜日

巣立ち

Leaving the nest

うちの会社の倉庫に、春先から家賃を払わずに住んでいる夫婦がいたが、この度、そのお子たちが巣立つことになった。
まだイマイチ飛行が上手ではないが、天井やらフォークリフトの上に移動して練習している。
上手く飛べないうちに、パチリと撮影。

A couple have lived at our warehouse of our company from the early last Spring without paying for room rent, and their chicks are leaving the nest.
They are practicing how to fly from the ceiling to the forklift trucks though they can't fly so well yet. I took pictures of them until they learn flying better.



ムクドリの子供です。

A chick of White-cheeked Starling.

2009年5月18日月曜日

小和谷の滝

小和谷の滝を目指して、大名草の奥地へ潜入。
国道から右折、狭い道を行くと、アマゴの釣り堀がある。さらにその奥の山道を登っていく。
道は細いがアスファルトで舗装され、滝への林道との分岐では駐車スペースさえ設けてくれている。滝へは林道を徒歩で上ること約5分。




これが小和谷の滝。傾斜滝なので迫力はそんなにないが、水量があるので見応えは十分。





岩肌を流れる水。




滝の下段。傾斜滝なので滝壺はなさそうだ。
滝見道が設けられていて、川まで降りられるようになっていたが、雨で足下が悪いのと、狭い道であること、手がかりがないこと、そして山ヒルの心配があったので、降りるのは諦めた。




上流の渓流滝。水が大変綺麗。雨で濁ることもないようだ。
岩も美しい。




上流の渓流滝。林道はさらに奥へ続いていたが、それ以上深入りするのは止める。




上流の渓流滝。行ける場所から見えた一番上の滝。




木立の向こうに見える滝。上下二段になっているのがわかるだろうか?




下流にあった小さな渓流滝。
苔むした倒木が、丸太橋の様だ。滝壺をもっとしっかり撮りたかったが、倒木を入れたかったので、このアングルでしか撮れなかった。どうしても立木が邪魔になる。




野生の藤。
上りの時は気づかなかったが、下りに谷間が藤だらけなのに気がつく。
綺麗だが、これも山が荒れている証拠だろうか。




駐車場に戻る。加古川の本流だろうか? 地図にも加古川と表記されている。




加古川の源流は澄んだ水だった。魚影は見られなかった。
霧が出て来たので、大急ぎで帰ることにした。



山ヒルが実に多い。実際のところ、噛まれてしまったので、来た時は慎重に走った細い山道を、信じられないようなスピードで下った。
国道に入り、播州トンネルを抜けたら、雨が土砂降りになった。山奥で豪雨に遭わなくて良かった。こでだけは、ヒルに感謝?

2009年5月17日日曜日

常瀧寺の滝

The waterfall at the Joryuji-temple

今日は滝を見に、常瀧寺を訪問。
集落内の標識を見ながらクルマを乗り入れたが、道が狭く、どこにお寺があるのかわからなかった。一度発見して駐車場まで登った寺は別の寺院だった。
仕方なく、公民館の様なところで休憩されていた男性に道を尋ねると親切に教えてくださった。
狭い急な坂を登ると駐車場があり、高い石垣が城壁を思わせる寺院が現れた。

Today I visited Joryuji temple to see the waterfall.
I drove into a small village by looking at signboards, but there were narrow roads and I didn't figured out where the temple was.
Once I went to a different temple.
So I asked a man who looked taking a rest at a community house which way would lead me to the tempple. He was kind to tell me the way.
Going up along the narrow slope I saw a temple of which stone wall reminded me a castle.




この石段の右側にスロープがあるので、そちらからも行ける。境内の背後には巨大な砂防ダムの堰堤がそびえ立っている。




これが滝らしい。本堂の右側にある。しかし水が流れておらず、がっくり。orz

This clif might be a waterfall. At the right of the temple. But there was no water and I was disappointed.




突然水音が聞こえたと思ったら、滝が出現した。ちょっとびっくり。
仕組みを解説したのを読んだことがあるが、決して水道の水ではない。湧水を上流で溜めて、溢れたのを流しているそうだ。雨が降っているので、今日は長時間流れていただろう。

Suddenly I heard watering, then a waterfall came out. I was a little surprised.
I have read the system of their waterfall, it is natural.
They save water above the clif and when it is full of water, it flows.
Today we have rains and the waterfall must have water all the day long.




滝壺。もう少し水が澄んでいたら・・・

The basin. Hope the water would ne clearer.




竜王様。

The dragon god of water.




鐘楼と公孫樹の木。緑がいっぱい。




公孫樹の木。廃寺跡の「乳の木」さんに比べれば、遙かに若いが、それでも数百年はたっているはず。
秋になったらまた来ようと思う。




緑あふれる大名草の里。とても美しい風景です。人も温かいです。

Greeny Onaza village. A very beautiful landscape. Peple are kind and gentle.



さて、次の滝へ行きましょう。

OK, let's go to the next waterfall.

2009年5月16日土曜日

「いつも三人」

 洋子が嫁いで来た時、田宮家は既に透と母親の二人暮らしだった。家族が増えること、それも「娘」ができる、と母親はたいそう喜んだものだ。買い物にも洋子と二人でそろって出かけることを楽しみにしていた。洋子もすぐに馴染んで、姑との買い物が当然のものとなっていった。
お魚は三匹、お肉は三人分、野菜も三人分、食器もおそろいのを三人分・・・
なんでも「三人分」だった。

 突然の事故が、田宮家を再び二人だけの家に戻してしまった。
透は哀しみが癒える頃、家庭内の様子が少し違うことに気づいた。
二人しかいないのに、いつも食事は三人分用意されている。
なんでも「三人分」だ。
最初は、ちょっと戸惑った。
「でも、私たちは三人なのよ。」
と洋子が言う。
そうだね、と透は頷いて見せた。それで妻の心が慰められるのならば。

 喪が明けて。休日にお寿司を食べようと言うことになり、二人はバスに乗ってちょっとばかり遠出した。二人になってから昼間家の中に閉じこもりがちだった彼女も、気晴らしになると喜んだ。
初めての店に入った。会社の同僚から「美味い寿司を出す」と評判の店だ。
「へい、らっしゃい!」
威勢良い板前の声に迎えられ、カウンターに座った。
おしぼりが出された。
「え?」
おしぼりは三人分だった。お茶も三人分が置かれた。
横を見ると、彼女がルンルン気分で使っている。

気にならないの?

透はちょっと心配になる。何も知らない板前が無邪気に尋ねた。
「何になさいます?」
一瞬躊躇する透の代わりに、母親が返答した。
「まずコハダ、それからマグロ、嫁にはヒラメとトロを握ってやって。 透、あんたは?」
透は板前を見た。板前は、彼女の言葉に全く疑問を抱いていない様子だ。ニコニコと透の返答を待っている。

この板前には、見えているんだ・・・

透は板前を怖がらせる必要はないと判断した。
「僕は海老とコハダ・・・」

他の客が不思議そうにこっちを見ていたが、透はもうかまわない、と思った。
僕らはいつも三人なんだ。
洋子とお袋と僕と・・・

帰路は、川端の道を三人で歩いて帰った。
夕暮れの風が爽やかに吹いて行く。
「いつまでも、こうしていたいわね。」
と母親が言った。
「でも、私がいたら、ご迷惑でしょう?」
と洋子。
「そんなことないわ。私は貴女とずっと一緒にいたいのよ。透が将来再婚したとしても、私は貴女と一緒に暮らしたいわ。」
「そんなの、駄目です。新しいお嫁さんも可愛がってあげてくださいよ。」
洋子はちょっと恨めしそうな顔をして、川っ縁の柳の木の下に立った。

「ほら、新しいお嫁さんと幸せになってくれなきゃ、化けて出ますよ〜」

2009年5月5日火曜日

中区天田の加都良神社

偶然地図を眺めていて発見した第三の加都良神社。
隣の量興寺さんは道標があるので知っていたが、この神社は普通の地図では記載されていなかったので、わからなかった。杜を見て、あれはお寺ではなく神社ではないか、と以前から疑っていたが、やはり神社だった。
周囲は完全に田圃に囲まれている聖域である。




境内。そんなに広くないけど、いい感じ。狛犬さんが、ちょっと変わってるぞ・・・




本殿。 シンプル。




をを! 珍しく彩色された狛犬。まだ新しいのだろうか?




吽さんのお口も赤い。




阿さんのお尻。可愛い♪




摂社も入れて、吽さんのお尻。こっちも可愛い。




鳥居の外は蓮華田。 遙か向こうに旧鍛冶屋線の列車が見える。




白藤




水田を利用した池と浮き御堂。花菖蒲でも植えるのかな?と思ったが、HPを見ると蓮池らしい。



浮き御堂から見た加都良神社




お隣の量興寺