2011年5月10日火曜日

神秘と信仰の地 若狭

瓜割りの滝へ行ってみたい、と思ったのは、漫画「陰陽師」を見てからかな?
泉がご神体なんて、ええやないか、と思っていたら、案外簡単に行ける場所だとわかって、高速道路の通行料金が無料の内に、と舞鶴・若狭自動車道を走って福井県に行ってきた。
なんて書いたら、自分で運転したみたいだけど、cat君の車だから、cat君の運転なんだね。
瓜割りの滝は、水がとっても綺麗。
駐車場の溝からして、澄んだ水がゴーゴーと音を立てて流れている。
水は300円で容器一本、汲み放題の名水だって。うちの町の松ガ井の水は無料だけど。

お寺が建ち並ぶ参道を歩いて1分足らずで、森の入り口。
あ、この写真はお寺の方。 森の入り口は鳥居が立ってる。
でも社殿はない、泉が神社そのものだから。本当の神道かな。

滝と言っても、階段4,5段分だから。
柵の向こうがご神体の泉。水が小さな洞窟の奥からザーザー吹き出している。
とにかく、すごく清らかな水。
古の人が、この水に命を感じて神聖な場所としたのも頷ける。
駐車場の前にある茶店で、水まんじゅうを売っていた。
和菓子は好きじゃないのだけど、cat君が食べたいと言うので、2個入りのパックを買った。
まんじゅうは水に浮かべて冷やしてあった。車の中で食べると、水そのもの、葛まんじゅうなのだけど、水の含有量がすごい! これは本当に水が美味しくなければ作れないお菓子。




2011年5月4日水曜日

有馬の滝

今日は 自動車愛好家のお友達、奈良の atsukouさんと有馬で遊んできた。
10時に出会う予定だったので、9時に有馬に入って鼓ヶ滝を見ることにする。
有馬の市街地は道路が狭く複雑に入り組んで、しかも観光客がぞろぞろ、観光バスや乗用車が走り回り、ナビまで右往左往。
やっとロープウェイ駅の駐車場に入ると既に半分車で埋まっていた。
駐車料金600円は、滝を見るだけだとお高いが、安全に駐める為だから、と納得しておく。

滝は駐車場のすぐ下。
公園になっていて、滝見茶屋もある。おでんが早朝から良い匂い。
開店準備するおじさんたちを尻目に写真撮影に熱中。
滝は整備されていて、天然とは言えないが、水量は本物だから、文句言わない。






atsukouさんと合流した後は、太閤の湯へ。
有馬ビューホテルの日帰り温泉施設。
お風呂に入り、レストランで食事。有馬サイダーを飲んでお喋り。
館内は作務衣に着替えて荷物は全部ロッカー内、お風呂なので写真撮影は無理。
太閤の湯は、秀吉にちなんでつけられた名前なので、女湯には「ねねの遊び湯」とか名前が付いている。
 お風呂から出たら、車を置かせてもらって市街地を散策。

あ、太閤殿下だ!

  人だかりの向こうで女性猿回し師とお猿さんがお仕事中だった。
商店を見ながら歩いて行くと、炭酸煎餅を作っていたりする。
atsukouさんは自宅へのお土産を探すが、結局これと言ったものを見つけられぬまま、有馬を後にして、喫茶店へ移動。

そこで1時間喋って解散となった。
帰りはものすごい渋滞の反対車線を見ながら、悠々の帰宅。

途中西紀SAで夕食を取った。
atsukouさんは無事帰られただろうか?





2011年5月3日火曜日

播磨の春 (丹波の春 おまけ)

門村の菜の花と神社。







丹波の春 首切り地蔵

首切り地蔵は、ずっと昔、義父がまだ元気だった頃に、義母の運転で3人で遊びに行ったことがあった。
その時は、かなりの参拝者で賑やかだった。
今回は、平日と言うこともあってか、世の中不景気だからか、人は少なかった。しかし、それでも参拝者がいたと言うことは、根強い信仰があるのだろう。

なんの御利益があるのか、私は知らないが(笑

地蔵さんそのものの写真は撮らなかった。
前回の「高座神社」でリンクした幽黙さんのブログに記事があるので、「首切り地蔵」で検索してみてください。
自然石を地蔵と呼ぶのは何故だか知らないが、大きな石の間に本物の地蔵が一体ある。
非業の死を遂げた平家の落人たちを祀っているのだそうだ。
かなり山奥なのだが、今回訪問した寺社の中で、一番規模が小さいここだけが、食堂が営業中で、参拝者がお昼を食べていた。うどんや丼物、弁当を出すらしい。

地蔵へ至る道は美しい田園風景で、「何人たりと無断で石草木を持ち出すこと許さず」と看板があった。(しかし、山菜採りをしている観光客がいた)
途中で美しい八重桜が咲いていた。売り地だそうだ。


さて、帰ろうかな?

丹波の春 高座神社

神社は今回パスの予定だったが、式内社 高座神社 が次の目的地首切り地蔵へ行く道筋にあったので、立ち寄った。
駐車場がちゃんと用意されているのは、珍しいかも知れない。
神職も住まいされているらしい。
注連縄の形が珍しい。
鳥取県に多い形なのだそうだ。
随神門には、ちゃんと随神が座っておられた。
神域は狭く、昔はもっと大規模な神社であったことを示す鳥居址が道路の先にあるそうだ。

本殿には見事な彫刻がいっぱいだが、柵があって近づけない。
もしご覧になりたければ、幽黙さんのブログでどうぞ。

久延毘古 独言

社域の中に、ふじき と言う木が神木として生えていた。
藤木先生を連想してしまった。(わかる人にはわかる)


拝殿と本殿の間に川が流れていて水音に勢いがあって良い音だったが、護岸されていて、見るとつまらない。

さて、次は首切り地蔵へ。



丹波の春 石龕寺

次は山南の石龕寺。
一度行ってみたかったのだが、思ったより山奥にあったので、ちょっと驚き。
参道が駐車場から長く、緩やかな上り坂を歩いて行くと、意外にも中にも駐車場があり、混雑しなければそこまで乗り入れても良いらしい。
山門の中には金剛力士像。県重文らしい。


川から水音が聞こえて心地よいが、覗くと護岸されていてつまらない。

 水琴窟の音をわざわざマイクロフォンで流すような野暮なことはしないで、静かな空間を楽しませてくれたら良いのに。
想像したより俗っぽいお寺だったので、ちょっとがっかりした。
紅葉はきっと素晴らしいのだろうけど。
奥の院が興味があったが、山道800mはちょっと遠慮した。滑りそうな道だったから。

さて、次は?

丹波の春 円通寺

次は氷上の円通寺へ行ってみる。
初めての場所だが場所は見当が付くので、迷わず走る。
途中、独鈷の滝の看板があるが、今回は行かないと決めているので無視。
神社も、今回は「寺」と決めているので素通りする。
円通寺の看板がある所を曲がると、そこは完璧な農道。乗用車一台分の幅しかない。対向車が来たら、どうするんだ? と思いながら広々とした田圃の中を走る。
そう言えば、この田圃の中を観光バスが走っているのを見たことがある。
バスの運転手って、なんて凄いんだろう。
視界がめっちゃ開けているので、対向車の心配がないままに無事山裾の道に到着。
突き当たりにちょっと洒落た民家があって、奥さんがお庭の手入れをしていた。
この家は円通寺に来る観光客にずっと見られているので気が抜けないだろうな、と余計な心配をする。
円通寺は道が狭いにも関わらず立派な駐車場を二箇所も持っていた。
駐車場で車を降りると、賑やかな声がする。振り返ると満開の八重桜の下で、お婆さんとお婆さんとお婆さんとお婆さんとお爺さんがお弁当を食べながら歓談していた。

新緑の中のお寺。高源寺同様紅葉の名所だが、新緑も素晴らしい。


山門の中は、金剛力士像ではなく、増長天と持国天。(増長天と広目天と言う記事もあり)
どっちがどっちなのか、わからない。
参道は短く、秋の拝観料を払った人からブーイングが出るのではないかと思えるほど短い。
でもその短い参道が両脇の池に挟まれて美しいのだから、文句は言えない?

枝垂れ桜は少し盛りを過ぎていたが、風情がある。
鯉がのんびり泳ぎ、鴨がお昼寝。
方丈の前に水琴窟があり、上品な音色が竹筒を通して聞こえた。
静かな上品なお寺だ。




さて、次は ?