2011年5月10日火曜日

神秘と信仰の地 小浜

小浜と言うと、以前は 水上勉だった。なんだか暗い小説の舞台と言う印象だったが、実際に言ってみると普通の街(当たり前)。明るい海に面した宿場町と漁師町がミックスした街だった。
駅前商店街の「はまがわ」と言う料理屋さんで昼食。海鮮丼 をいただいた。とっても美味しい!ので、もし小浜へ行くことがあれば、観光マップなんかに載ってる店じゃなくて商店街に行くべし!


満腹になると、古い町並みが残る界隈を散策。


なかなかオシャレなお寺があったり、


ベンガラ格子や黒い板格子の家が並んでいたり、
国の登録文化財の歯医者さんがあったり(二階に診療器具が見えます)、

雰囲気の良いお店があったり、
これは喫茶店。ソフトクリームの置物でわかるけど。
観光マップに載ってるらしく客が多いけど、席数は少ないのでお昼は避けた方が良いかも。
コーヒーや手作りクッキーとか、リーズナブルなお値段で提供しているので、感じの良いお店。

で、こんな小浜の市街地には、お地蔵さんが大変多い。角と言う角に、お地蔵さんが住んでいなさるのだけど、そのお地蔵さんと言うのが・・・
志村けん! ではなくて、「化粧地蔵」と呼ばれる独特の白塗りの顔をした地蔵さんたち。
眉毛や睫がある地蔵とか、口紅塗った地蔵とか、いろいろあるので、化粧地蔵だけ追いかけるのも面白いかも知れない。
一番大きくて有名なのが、文殊丸地蔵と呼ばれるお地蔵様。
信じられないほど可愛らしいと言うか、ひょうきんなお顔をしておられる。
格子が邪魔で撮影出来なかったけど、お隣に米谷地蔵と言う御方も座っておられた。何でも、子宝を授けてくれる有り難いお地蔵さんなのだそうな。

さらに山裾のお寺には、人魚を食べたために不老不死の体になってしまい、800年間放浪したと言う八百比丘尼の入定洞窟がある。(不死なのに、なんで入定出来たんだ?)

洞窟には入っても良いみたいなことを書いた看板があるのだが、ゲイトが開かない。(ただし、横から入れる)
最後に、浅井三姉妹の次女、初様の墓所にお参り。
綺麗に維持されていて、大河ドラマのブームのせいもあるだろうけど、小浜を愛したと言う初様を、小浜市民も大切に思っているのだろう。
大名のお墓より大きいのは、やはり信長の姪だったから?
キリシタンだったことを表す十字が墓石に刻まれている。
初様は、三姉妹の中では一番目立たないと言うか知名度もそれほどではなかった人だったと思うが、大河ドラマで、水川あさみさんが食いしん坊でKYで陽気な可愛いお姫様を演じているので、すっかり人気者になったみたいだ。もしかすると、主役の江より好かれているかも?(笑










神秘と信仰の地 若狭

瓜割りの滝へ行ってみたい、と思ったのは、漫画「陰陽師」を見てからかな?
泉がご神体なんて、ええやないか、と思っていたら、案外簡単に行ける場所だとわかって、高速道路の通行料金が無料の内に、と舞鶴・若狭自動車道を走って福井県に行ってきた。
なんて書いたら、自分で運転したみたいだけど、cat君の車だから、cat君の運転なんだね。
瓜割りの滝は、水がとっても綺麗。
駐車場の溝からして、澄んだ水がゴーゴーと音を立てて流れている。
水は300円で容器一本、汲み放題の名水だって。うちの町の松ガ井の水は無料だけど。

お寺が建ち並ぶ参道を歩いて1分足らずで、森の入り口。
あ、この写真はお寺の方。 森の入り口は鳥居が立ってる。
でも社殿はない、泉が神社そのものだから。本当の神道かな。

滝と言っても、階段4,5段分だから。
柵の向こうがご神体の泉。水が小さな洞窟の奥からザーザー吹き出している。
とにかく、すごく清らかな水。
古の人が、この水に命を感じて神聖な場所としたのも頷ける。
駐車場の前にある茶店で、水まんじゅうを売っていた。
和菓子は好きじゃないのだけど、cat君が食べたいと言うので、2個入りのパックを買った。
まんじゅうは水に浮かべて冷やしてあった。車の中で食べると、水そのもの、葛まんじゅうなのだけど、水の含有量がすごい! これは本当に水が美味しくなければ作れないお菓子。




2011年5月4日水曜日

有馬の滝

今日は 自動車愛好家のお友達、奈良の atsukouさんと有馬で遊んできた。
10時に出会う予定だったので、9時に有馬に入って鼓ヶ滝を見ることにする。
有馬の市街地は道路が狭く複雑に入り組んで、しかも観光客がぞろぞろ、観光バスや乗用車が走り回り、ナビまで右往左往。
やっとロープウェイ駅の駐車場に入ると既に半分車で埋まっていた。
駐車料金600円は、滝を見るだけだとお高いが、安全に駐める為だから、と納得しておく。

滝は駐車場のすぐ下。
公園になっていて、滝見茶屋もある。おでんが早朝から良い匂い。
開店準備するおじさんたちを尻目に写真撮影に熱中。
滝は整備されていて、天然とは言えないが、水量は本物だから、文句言わない。






atsukouさんと合流した後は、太閤の湯へ。
有馬ビューホテルの日帰り温泉施設。
お風呂に入り、レストランで食事。有馬サイダーを飲んでお喋り。
館内は作務衣に着替えて荷物は全部ロッカー内、お風呂なので写真撮影は無理。
太閤の湯は、秀吉にちなんでつけられた名前なので、女湯には「ねねの遊び湯」とか名前が付いている。
 お風呂から出たら、車を置かせてもらって市街地を散策。

あ、太閤殿下だ!

  人だかりの向こうで女性猿回し師とお猿さんがお仕事中だった。
商店を見ながら歩いて行くと、炭酸煎餅を作っていたりする。
atsukouさんは自宅へのお土産を探すが、結局これと言ったものを見つけられぬまま、有馬を後にして、喫茶店へ移動。

そこで1時間喋って解散となった。
帰りはものすごい渋滞の反対車線を見ながら、悠々の帰宅。

途中西紀SAで夕食を取った。
atsukouさんは無事帰られただろうか?





2011年5月3日火曜日

播磨の春 (丹波の春 おまけ)

門村の菜の花と神社。







丹波の春 首切り地蔵

首切り地蔵は、ずっと昔、義父がまだ元気だった頃に、義母の運転で3人で遊びに行ったことがあった。
その時は、かなりの参拝者で賑やかだった。
今回は、平日と言うこともあってか、世の中不景気だからか、人は少なかった。しかし、それでも参拝者がいたと言うことは、根強い信仰があるのだろう。

なんの御利益があるのか、私は知らないが(笑

地蔵さんそのものの写真は撮らなかった。
前回の「高座神社」でリンクした幽黙さんのブログに記事があるので、「首切り地蔵」で検索してみてください。
自然石を地蔵と呼ぶのは何故だか知らないが、大きな石の間に本物の地蔵が一体ある。
非業の死を遂げた平家の落人たちを祀っているのだそうだ。
かなり山奥なのだが、今回訪問した寺社の中で、一番規模が小さいここだけが、食堂が営業中で、参拝者がお昼を食べていた。うどんや丼物、弁当を出すらしい。

地蔵へ至る道は美しい田園風景で、「何人たりと無断で石草木を持ち出すこと許さず」と看板があった。(しかし、山菜採りをしている観光客がいた)
途中で美しい八重桜が咲いていた。売り地だそうだ。


さて、帰ろうかな?

丹波の春 高座神社

神社は今回パスの予定だったが、式内社 高座神社 が次の目的地首切り地蔵へ行く道筋にあったので、立ち寄った。
駐車場がちゃんと用意されているのは、珍しいかも知れない。
神職も住まいされているらしい。
注連縄の形が珍しい。
鳥取県に多い形なのだそうだ。
随神門には、ちゃんと随神が座っておられた。
神域は狭く、昔はもっと大規模な神社であったことを示す鳥居址が道路の先にあるそうだ。

本殿には見事な彫刻がいっぱいだが、柵があって近づけない。
もしご覧になりたければ、幽黙さんのブログでどうぞ。

久延毘古 独言

社域の中に、ふじき と言う木が神木として生えていた。
藤木先生を連想してしまった。(わかる人にはわかる)


拝殿と本殿の間に川が流れていて水音に勢いがあって良い音だったが、護岸されていて、見るとつまらない。

さて、次は首切り地蔵へ。



丹波の春 石龕寺

次は山南の石龕寺。
一度行ってみたかったのだが、思ったより山奥にあったので、ちょっと驚き。
参道が駐車場から長く、緩やかな上り坂を歩いて行くと、意外にも中にも駐車場があり、混雑しなければそこまで乗り入れても良いらしい。
山門の中には金剛力士像。県重文らしい。


川から水音が聞こえて心地よいが、覗くと護岸されていてつまらない。

 水琴窟の音をわざわざマイクロフォンで流すような野暮なことはしないで、静かな空間を楽しませてくれたら良いのに。
想像したより俗っぽいお寺だったので、ちょっとがっかりした。
紅葉はきっと素晴らしいのだろうけど。
奥の院が興味があったが、山道800mはちょっと遠慮した。滑りそうな道だったから。

さて、次は?