2010年3月20日土曜日

鶴林寺と石の宝殿

鶴林寺

Kakurinji the Buddhist temple was established in the end of the 6th century.
It was the time when Buddhism was introduced from China to Japan first.







石の宝殿

Ishi-no-houden, the mysterious ancient stone man-made.
Nobody knows what it is.

The mysterious stone at a shrine Oshiko is very near Himeji City.



It is so high and huge that I can't take a photo with one shot.



The stone looks like floating on water.



It sits at a big hole in a rock mountain.

2010年3月12日金曜日

大河内家の厨房

 大河内家は土地の旧家で、築200年とも言われる古い家を今でも使用している。
 県が文化財に指定するとかで、そうなると改修するにもいちいち県の許可をもらわなくてはならなくなるので、大河内家はちょっと困ってしまった。
文化財に指定されても、維持費が出るでもなく、実際に住んでいる人には誇りがあるだけで、埃だらけの家が綺麗になる訳じゃない。
 指定される前に触れる箇所の改修をしておこう、もしかすると指定からはずされるかも知れないが、それでもいいじゃないか、と言うことで、大河内家の人々は水回りやご不浄の改修を始めた。
 トイレや下水は、下水道につなげて、外見はそのままに残す。今時汲み取り業者もそんなにいないし、これは自治体から補助も出る。
 大河内家の厨房は、土間に竈や井戸がそのまま残っていた。上水道を引いているが、井戸は時々使用する。釣瓶があって、蓋をはずして水を汲むので、子供などは井戸に近づいてはならないとされていた。
 
 大工の息子で10歳の昭夫は父親についてきて、台所の改修をする父親を手伝っていた。古い家は子供には珍しい物ばかりで、天井近くの神棚も興味を引いた。井戸の釣瓶も初めて見る。父親は蓋が閉まっていたので注意を怠った。昭夫は井戸に近づき、蓋に少し隙間があるのを発見した。穴から覗くと、遙か遠い真っ暗な空間の果てに、ぽつんと光の点が見えた。昭夫の頭で光が遮られ点が消えると、昭夫は蓋をもう少しずらして見た。闇の底に小さく自分の影が映っていた。もっとよく見ようと首を伸ばした時、胸ポケットに入れていたキャンディーの包みがぽろりと抜け出て、井戸に落ちていった。
 ちょっと間があってから、ポチャンっと音がした。
「キャンディ、落ちちゃった。」
昭夫の声に振り返った父親が、「井戸を汚すんじゃない」と言って、彼をそばに呼び戻した。昭夫は蓋を開けたまま、井戸から離れた。

 帰りに井戸を見た昭夫は、ちょっと驚いた。蓋の上に落としたキャンディが載っていたからだ。蓋はちょっと濡れていた。

2010年3月8日月曜日

淡路島 ステーキ丼ツーリング

昨日は淡路島へ、ステーキ丼を食べに、お仲間さんたちとツーリングに行って来た。

Yesterday we visited Awaji Island to eat beef-steak donburi.




淡路島の中心あたりは山。花桟敷と言う公園では、海を見下ろせる。
本来なら、斜面一面花のはずだが、昨日は緑の草原が小雨の中に広がっていた。
時々、近くの牧場から牛の匂いが漂ってくる。

There are mountains in center of Awaji Island. You can look down the sea in the park called Hana-sajiki.
They ought to have full of flowers all over the hill but yesterday we only saw green field in a rain.
Sometimes cows of a ranch in neighborhood smelled.




一カ所だけ、花が植えられていた。

At only a flowerbed they put flowers.





晴れていたら、どんなにか気持ちが良かったろう・・・って幹事さんの顔が言っていた。

Mr.gaku showed his feeling on his face...if we had the sun how nice it would be ...







そして、これがステーキ丼。絶品!

This is beef-steak donburi. How delicious !!



公共の宿 ウェルネスパーク五色にて。

In Public Inn Wellness Park Goshiki.

2010年2月25日木曜日

聞いた話

奈良県に住む友達の娘が中学生の時の話。

クラスの仲良しばかり数人で、近所の山へハイキングに行った。
森の小道を散策し、なだらかな斜面で町を見下ろしながら、お弁当を食べ、道中お喋りしながら、半日楽しく過ごした。
途中で、誰かが草むらに白い木の破片の様な物が散らばっているのを見つけた。
真っ白だったので、注意を惹いたのだ。よく見ると、動物の骨らしい。
友達の町では、珍しくなかった。奈良県は鹿が多く、ちょっと藪に入ると自然死した鹿の亡骸などを見つけることもあるのだ。
友達の娘は動物の骨に興味がなかったが、物好きな女の子が一人、大きめの骨を記念にと拾って帰った。

その夜、友達の家に警察官が来た。
骨を発見した時の状況を詳しく知りたいと言う。
なんでも、拾って帰った子の親が、その骨を見て、鹿の骨ではない、と感じて、警察に通報したのだと言う。
警察でも、それは人の骨だろうと言うことで、検屍官に見せ、果たして人骨であると確認されたのだ。
友達の娘はどきどきしながらも、しっかりと見つけた場所や骨の散らばり方、他のゴミと思われた遺留品などを語った。

警察官は彼女に感謝して帰って行った。
友達の一家はその夜、ちょっと興奮してよく眠れなかった。
学校でも、その話でもちきりになった。警察官はあの時ハイキングに参加した子供たち全員の家に来ていた。不思議なことに、それが全部同じ時刻だった。ちょうど子供たちが好きなドラマが終わった時刻だったので、みんな覚えていた。
友達はちょっとおかしいな、と思った。10人近い子供の家に一斉に事情聴取に来るものだろうか。警察官がそんなに大勢繰り出すような事件なのだろうか。
友達は警察に電話してみた。あちらこちらと電話は回された。と言うのも、友達の家に巡査を寄越した刑事とか、捜査課が見つからなかったからだ。
最後に、骨の通報を受けた刑事がやっとつかまったが、巡査を生徒の家に派遣した覚えはないと言う。
「確かに人骨でしたが、自殺者と思われ、事件性もないので、そんな夜分に子供さんから事情聴取するようなことはありません。」

では、子供たちの家に同時に現れた警察官たちは何者だったのだろう。
切れ長の涼やかな目に、かすかにニキビが残っていた頬、きりっとした薄唇、顎の左にあった黒子・・・目撃者の証言は全部同じだった。
そして、一つ判明した・・・

心神耗弱状態で数年前に退職した元警察官が一昨年の末から行方不明だったこと。

2010年2月23日火曜日

酒蔵のレストラン ふく蔵

Fukukura, a restaurant in a sake brewing factory.

富久錦酒造の工場内にある、酒蔵レストランふく蔵で夕食を取った。



社名入りの高い煙突が誇らしげに立っている。
足下に行灯型のライトが光っている。煙突の向こうに店の入り口。



店内。
一階がお酒と食品の販売店、二階、ロフトみたいな場所がレストランの客席。
半分テーブル席で、対側が座卓席。
蔵なので、二階はかなり高い位置にある。
真ん中は吹き抜け。
料理は、いかにも酒屋らしく肴になる料理。
酒粕のクリームシチューは絶品だった。
御飯は全部釜炊き。今回は穴子御飯。



食事が終わるとすっかり夜になっていた。

春を探そう たつの市

Let's search for Spring. Tatsuno City.

綾部山からの帰り、たつの市街地に立ち寄った。
町全体がレトロな雰囲気に包まれて、ちょっと不思議な感じの町。

On our way home we dropped into Tatsuno City.
The whole town was in nostalgic atmosphere. A mysterious town.






龍野城祉 城門

Tatsuno Castle ruin. The gate.







お寺でジャズ・コンサート。

A jazz band was playing on gig at a temple.




龍野薄口醤油資料館。 入館料10円。




大正モダン

Taisho Modern






レトロだが、ちゃんと現役の姫路信用金庫。

Tatsuno branch of Himeji Credit Bank ( Hime-Shin ) looks retro but on active service.

しかも、しっかりセコムしていた。



姫信の窓。 気泡が入ってる手作りガラスは年代物。

A window of Hime-Shin. Hand-made glass has air in it, antique.



たつの市は、和菓子屋が多く、寺院もたくさんある。大正時代から昭和初期の家もたくさん残っているが、その大半が空き家の様で、朽ちかけている。
レトロな雰囲気がとても魅力的な町なので、勿体ない。町の外でも良いから、どこかに駐車場を造ったり、休日だけでも駅からバス輸送を増発したりして、もっと観光客を呼んでも良いのではないだろうか。このままでは、折角の町がどんどん廃墟だらけになってしまいそうだ。

春を探そう  綾部山梅林

Let's search for Spring ! Ayabeyama apricot orchard.

日曜日、お天気が良かったので、綾部山梅林に出かけた。

Last Sunday it was fine and we visited Ayabe apricot (Ume ) orchard.

梅はまだ半分ほどしか開花していない。満開の木と蕾の木、はっきり二分される。

Only a half trees have blossoms.



たくさんの見物客の中に、仲良く歩く老夫婦。





花より人気があったお地蔵さん。

A Jizo statue was more popular than blossoms.





先刻の老夫婦が梅の下で休憩していた。

That elder couple were taking a rest under an Ume tree.



山の入り口近くに池があって、ハクチョウとカモがいた。
ハクチョウは飼育されているのだろう。

Near the entrance there is a pond. A swan and some wild ducks were playing there.
The swan must be kept there.