2013年11月1日金曜日

1話 4/4

真田幸村と言う人はどのドラマや映画でも落ち着いた大人の雰囲気の武士だ。
果たして実際は・・・などと疑いを抱かせないほどどれも同じ。
竹脇無我さんは、なかなか綺麗な幸村を演じていらっしゃる。

堺の商人の家(土蔵を改装した部屋の様にも見える)で、幸村とお国が向かい合って会話。
お国はこの国の行く末を案じている。

彼女にはそう心配せざるをえない訳があるのだが、それは後日・・・

二人の横で佐助が大人しく座って話を聞いている。
佐助は隠岐殿に仕えていると言うより、幸村から派遣されているのだろう。
(真田十勇士だもの)

幸村がお国にあげたい物があると席を立つ。
お国は、ワインに興味を抱いている佐助に声をかける。
先ほど言いかけた徳川方の忍びの名を尋ねると、佐助が答える。

獅子王院

甲賀と言うか豊臣方の間ではなかなか知られていると言うか、恐れられている? 名前らしいが、佐助は顔を知らない。

写メがない時代だし、仕方がない。

二人が獅子王院の噂をしていると、いつの間にか幸村が戻って来ていて、彼も「獅子王院か・・・」と呟く。

特に幸村が覚える必要はないと思うが、これは敵役の名前を視聴者に印象づける目的なのだろう・・・

幸村がお手製の醍醐をお国に与える。
佐助は臭いが苦手なのでさりげなく去ろうとして、幸村に止められる。
醍醐の大きな欠片を手に載せられて、思わず「こんなに?」と哀しそうな佐助(笑
お国は、牛の乳と聞いて吐き気が・・・
二人の反応は当時の日本人には普通のものだったのだろう。

普通でないのが忍者で、才蔵は分銅屋の二階で醍醐をもぐもぐ食べて、孫八に愚痴られている。非常食をお八つにするな、って・・・

伊賀では醍醐は普通に作られているみたいだから、甲賀でもあると思うし、佐助が苦手なのはただの好き嫌い。

才蔵は孫八の愚痴から逃げるために大納言家に出かける。
(分銅屋の階段は滑り台にもなるのね)

大納言家の前では、白やら黒の忍者装束の怪しい男達がいて、縛り上げた青姫を駕籠に乗せる。
才蔵はそこへ入って行き、邪魔をする。
すると、三河でも大阪でもどちらでもないなら邪魔をするな、と声がする。

素敵なドスの利いた声!

獅子王院の登場だ。

鬼の面を後頭部に付けて後ろ向きに現れる。

これ、原作でも獅子王院のオジサンはこうやってた様な気が・・・(実家で本を探せ!)
原作の獅子王院は、風魔。
美内すずえさんの「忍者屋敷に春が来た」と言う漫画で、主人公の風魔忍者の一家が後頭部に面を付けて走り去るシーンがある。敵に「後ろ向きに走ってる」と思わせて、驚いている間に逃げる忍術だそうな・・・(そんなんで引っかかるのか、普通・・・?)

獅子王院、自己紹介してから、振り返る。
白塗りの異様な顔に、才蔵、びっくりして・・・
二人で空中に飛び上がって・・・

 あの近距離で空中戦してどーすんだ? と思うが・・・

2話に続く



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