2009年2月21日土曜日

黒田庄兵主神社

久々に兵主神社を訪問することにした。
祭礼に来た時はいつも人でいっぱいだったので、閑かな神社が新鮮に思えた。

JR谷川線の踏切を越えてすぐ大鳥居がある。
右は楠ヶ丘小学校、左は楠ヶ丘幼稚園。 さらに左奥の神社の裏手に保育園がある。
黒田庄の文教地区。




随神門と鳥居。







舞殿型の拝殿はかなり広い。祭礼の時、ここで神楽を舞い、お稚児さんたちが並ぶ。
今日は本殿に向かう扉が開いていた。この奥の扉の向こうに神様が・・・。

賽銭箱は金属製の無粋な物。
庭にいたら、大きな金属音が聞こえ、振り返ると男性が一人お参りに来ていた。
音は、彼がお金を賽銭箱に投げ入れた音だった。
かなり長い間祈っておられたので、何か真剣な願い事でもあったのだろう。







境内には、牛と馬の像がある。馬は神馬だから、大概の神社に置かれている。
牛は、天満宮でもないのに・・・って、ここは黒田庄ビーフが特産品だからね(笑
土俵は祭礼の時に子供相撲があるので、その時に使用される。
今日は前日の雨で土俵が崩れかけていた。
境内社は数えていないが、池にある弁財天は、小さいのに拝殿と本殿を持っていて、両社は飛び石で結ばれている。ちょっと珍しいかも。
拝殿の建物の中にも境内社がある。これも珍しいと思う。














拝殿の屋根の苔が美しい。写真の背景は壁ではなく、屋根。



帰りは工事を避けて石原トンネルを抜ける道を選択したが、こちらも所々工事中。
まったく、年度末って時期は・・・。

石原トンネルを出たところにある公園。
桜の木がたくさん植えられているので、シーズンには見事な並木になるだろう。







廃棄タイヤで造られた階段。
もう少し斜めから撮影した方が良かったなぁ。

2009年2月16日月曜日

糀屋稲荷 初訪問

糀屋稲荷は推古二年創建の古い神社。
かねてからお祭りなどで幟や提灯が国道まで飾られて、大きな神社であることは予想されていたが、近くまで行って、かなりの広さであることに驚く。
しかし、歴史が長いにも関わらず、あまりにも手入れが行き届き過ぎて、鬱蒼とした鎮守の森が失われており、公園みたいになっていた。
祭礼の為の空間であろう。





大鳥居。最近のもの。
この稲荷神社の鳥居は、これだけである。
後は奥宮の千本鳥居があるだけで、狛狐はどこにもおらず、狛犬も随神門前に一対あるだけだ。




神社史




なんとも言えない広くて明るい参道。両脇に石灯籠。
右には立派な社務所。
左は水の流れがあり、その向こうにはバスでも余裕で数台駐車出来る広い駐車場がある。




少し雰囲気が神社らしくなってきたかな?




百度石。 こんな草むらに置かれては、お百度は踏めない・・・。




百度石の前にある小さな池。浅くて底は泥と落ち葉。
何かが泥に潜った。暖かいので冬眠から醒めたイモリだろうか。
翌日には冬に戻ったので、凍えていないか心配。




今やって来た参道を振り返る。鳥居の向こうでは頻繁に自動車が行き来している。




手水舎。 最近のものらしいが、梁に彫刻がある。
出水口はオーソドックスな龍。




随神門。 屋根は銅板。




随神門から境内を覗くと、遙か向こうに社殿がある。
予想以上に広い境内だ。
門の両側には侍の姿の神像?がある。狛犬はかなり高い位置にいる。




随神門から拝殿と境内。
かなり広い空間。 土俵の盛り土が随分と高い。負けた力士は転げ落ちるだろう。
神馬が見える。




拝殿。




拝殿。 横から撮影。 こんなウッドデッキが欲しい。




本殿。 神紋と徳川家の葵の紋が屋根に付いている。




左から、本殿、渡り廊下、拝殿。




本殿。




奥宮から見た境内




奥宮から見た中区の町並み

糀屋稲荷 明るすぎる境内

境内社がたくさんある。それぞれ建立された年代が異なる様だ。
建築様式も違う。




少名彦神社。






これだけ随神門のすぐ脇にあった境内社。




楠のそばの境内社の並び。




何方だろうか? 境内社の中では一番古く見えた。




大日堂。




東照宮。




神苑のサザンカ。
(幽黙先生、訂正ありがとうございます。^^)




神苑。 ここも明るい。 横はグラウンドと公園になっており、高校生がデートしていた。
近頃の物騒な世相では、神社も明るくして町民の憩いの場にしておかなければ危険なのだろう。トイレも明るく清潔だった。




拝殿前に堂々と立っている神馬像。我が家の庭にも一頭置きたい。

糀屋稲荷 奥宮

稲荷らしい赤鳥居を発見。奥宮への参道だ。
神苑から入っていく。




階段の段差が低いので、二段ずつ登って行く。野鳥の囀りが聞こえ、この鳥居の参道だけが鬱そうとした感があり、神社らしい雰囲気。




千本鳥居を見下ろす。




木の鷹神社。 小さな社殿とアンバランスな横に幅広の赤鳥居。




奥宮。ここにも狐はいない。




奥宮を横から撮影。石垣の地衣類がオレンジ色をしている。




帰りはゆるゆるとした階段。
左側の杜はもう完全に伐採されて町まで見通せる。鎮守の森はもうないのか?
枯れ草の中に直径1mを越える巨大な切り株がいくつか見える。
「近づいてはいけません」と書かれた看板が数枚、草むらなどに放置されている。
杜が残っていたら、もっと素敵な神社だったに違いないと悔やまれてならない。

2009年2月15日日曜日

糀屋稲荷 彫刻集

糀屋稲荷の狛犬は大鳥居や参道の石灯籠と一緒に最近立てられたと言う。
それにしては、ほどよく苔むしていた。昼間の日差しが強くて綺麗に撮影出来なかったのが残念。




この顔はちっとも怖くないなぁ。
狛犬 阿さん。目と口に青い色。




狛犬、吽さん。愛嬌のある顔だが、完全に逆光で、どこから撮影しても顔は暗く写ってしまった。これが一番ましな画像。目と唇に青が塗ってある。




拝殿の絵馬。新しいものだろうか。 拝殿はガラス戸で、ちょっと興醒め。
左側にも絵があるが、こちらは古いのか、不鮮明だった。




本殿の彫刻が素晴らしい。他の神社にも優れた作品があるが、ここの作品は魅力的だ。
神社の境内が面白味が少なかった分、彫刻が引き立って見えるのだろうか?
本殿右側の亀。 もしかして玄武?




これは白虎と象なのかな? 躍動感が溢れている。
(幽黙先生から、白虎ではなく麒麟だとご指摘がありました。麒麟と言えば麒麟麦酒のラベルしか思い浮かばないからなぁ・・・^^;)




象の像。




龍。 なかなか迫力がある。青龍だろうか。




本殿左側は、鶴。羽根や脚の輪模様など、細かい。玄武、白虎、青龍と来たら、これは朱雀だろうか。しかし、どう見ても鶴だなぁ・・・



四神には関係なく、鶴亀のようだ。