2010年11月22日月曜日

紅葉狩り第二弾 但馬へ 3

香美町に抜けると、家人は熊谷渓谷を目指す。私は気が進まない。
紅葉の名所らしいが、限界集落らしき谷間の村を通ると、この先は人がいないのでは? と思える山深い道。
「熊出没! 注意」
なんて看板もあるよ。
結局、車両通行止め となって、引き返す。

ただ引き返すのは悔しいので、猿尾滝の看板を見つけて、強引に左折させる。
やっと猿尾滝におめにかかれた。





道路から見上げた猿尾滝。やはり陰影が強すぎる。
観光客が多い。簡単に行ける滝だからだろう。バスも入って来ていた。


川は思ったよりか細い。滝が豪快に見えるので、ちょっと意外な気もしたが、下段の滝を見ればなんとなく納得。


夕陽が差し込むと虹が出る、と看板に書いてあった。
そして、虹は本当に出た。
画像を大きくして見て下さい。
 周辺の山は晩秋の佇まい。


紅葉狩り第二弾 但馬へ2

今度は本当に但馬国から。
安国寺のドウダンツツジを見たかったのだけど、家人のアホナビは知らんと言うので、阿瀬渓谷へ。
山女料理のお店に行くと、予約がなければ入れないと言う。
どうも今年は山女に縁がないようだ。
阿瀬渓谷は紅葉の名所らしいが、歩くのもいやなので、入り口だけうろうろ。結構自動車がやって来て奥へ行く。滝もあるらしいが、ハイキングに来た訳でもないので、今回はパス。


 お天気が良いので、日陰は本当に暗く映ってしまう。
陽が当たる部分は白飛びするし。結構撮影が難しい日だった。

お昼御飯は、山女を諦めて、渓谷の入り口にあった「殿さんそば」に。
他に店がないせいもあるが、美味しいことも確かで、かなり繁昌していた。
順番待ちが出来ていたが、思ったより早く席に案内された。6人掛けのテーブルに二人だったので、待っている人に申し訳なかったが、店側も人手が足りないようで、相席で客を増やしたくないのか、敢えてそのテーブルに案内された様な気がする。
そば定食は、8割り蕎麦(蒸籠)に野菜の天麩羅、蕗の佃煮、炊き込み御飯のお握り。
忙しくても店員さんは愛想を崩さず、気持ちの良いお店だった。

お店の外から見えた、公孫樹とその根元のお地蔵さんの祠。



あの電柱、なんとかしろ!

食事を終えて阿瀬渓谷を後に、次は神鍋へ。
神鍋の溶岩を流れる川の滝・・・ちょっと水が汚れているのは、住宅地や畑のせいかな?
十戸の滝。





その上流の雌滝は、渓流瀑らしいが、こっちの方が綺麗。


神鍋高原は綺麗なリゾート地。温泉もあるし、スキー場はオフにはパラセイリングを楽しむ人が。
奥神鍋では、人工雪が積み上げられていて、冬の到来を待っていた。




さて、蘇武トンネルを通って、香美町へワープ!

紅葉狩り第二弾 但馬へ 1

お天気が良かったので、紅葉狩り第二弾に出発。
行き先が決まらぬまま、播州トンネルを抜けると、まずこの神社が必ず目に入ってくる。





鹿野馬神社。 このブログではすっかりお馴染み。
今年は公孫樹と楓が同時に色づいていた。
先客が撮影を終えて去るのを待って、鳥居の撮影。地面は公孫樹の葉が敷き詰められ、ちょっと照り返しがきつい。


いつも公孫樹と楓のタイミングがずれていたので、今年はラッキー!




公孫樹さん、約束通り、今年も来ましたよ。


さぁ、但馬へ急ごう。

2010年11月14日日曜日

紅葉狩りの写真 3

Hara-fudo waterfall and Somen waterfall

Somen waterfall is at a roadside of R29 from Hyogo pref. to Tottori pref.
Somen means noodles which is mainly eaten during summer. Water running looks like somen.







Hara-fudo waterfall is very well-known as one of the 100 best waterfalls in Japan.
There are three falls regarded as one fall called Odaki ( male fall ) and a smaller fall from the left clif called Medaki ( female fall ), and those falls are called Hara-fudo waterfall as a general term. Odaki is 88 meters tall totally.


Hara-fudo is really Hara-fudo-myoou , that is Acalanath at Hara.
There is a small temple of Fudo-myoou before the waterfall.
  To the waterfall we have to pass over two suspension bridges.
You can enjoy beautiful mountains and a valley.


紅葉狩りに行ってきました 3

お昼御飯の後、国道に戻りました。長閑なお店がすぐそこにあるのが信じられない現代に戻った気分。(食事中、ハンターらしい自動車が山奥に入っていくのが見えましたが)
さて、今度は紅葉をちゃんと見よう。でも福知は無理っぽい、と言うことで、近くにある日本の滝100選で兵庫県では一番人気が高い原不動の滝へ行きました。
国道から西へ曲がると、同好の士が前にも後ろにも・・・これは早く行かないと駐車場がやばい(笑

駐車場の向かいには温泉旅館が一軒あり、お食事と温泉入浴・送迎付きの日帰り旅行も出来るとあって大賑わいでした。
駐車場も満車状態。家人は本来はしない通路駐車をしました。(横に既に二台停まっていたので、誰かが通れなくなってもうちらのせいじゃないよ。爆笑)

流石に端っこはちゃんと通れるように空けてありましたが、帰ろうとする車と入って来た車が鉢合わせして、帰ろうとした運転手が聞くに堪えない罵声を浴びせていました。(バリバリの西播弁でおました)

滝は不動尊の前に関所がございまして、見物料200円徴収されます。環境保全費用だそうです。
谷底には古い山道やキャンプ場があり、実際にテント張ってる人も。
しかし、一般の観光客は谷間に架けられた吊り橋を渡ります。
環境保全の為、観光客が谷間を踏み荒らさないように、吊り橋で隔離されているのです。
階段を上り、吊り橋を渡り、階段を上り、また吊り橋を渡ります。

落差88mを三段に分かれて落ちる男滝と左から下段滝と合流する女滝からなる滝を総称して「原不動滝」と言います。
吊り橋の上からじっくり見られるので、みんなカメラを構えます。
でも・・・


吊り橋なんですよね・・・


「わ〜揺れる!」
「揺れて焦点がずれる!」
「落ちそう・・・」
「ワイヤーが邪魔!」
「駄目、下見られない、恐い!」
「下見なきゃ、何見るねん?」
「滝は上や。上を向いて歩こう。」


こーゆー時の為にデジカメには「手ぶれ防止装置」があるのだ、わはははは!
携帯で撮影のみなさま、お疲れ様です。

鋼鉄製の吊り橋、揺れの波長・振幅かなり大きいです。楽しいけど(笑
いけいけギャルの4人組が世間の迷惑も考えず記念写真を撮ろうとして、自分らの携帯を見知らぬカップルに預けて橋を封鎖してポーズを取ってました。

ゆらゆら・・・ゆらゆら・・・

カップル「ごめん、揺れてなかなかシャッター押せない・・・汗」
ギャル「いいでーっっす! 待ってまーす!」
両側の観光客「はよせー! 怒 」(早くしろ)

紅葉の中の滝は大変美しかったです。
駐車場まで下りると、年配の母娘がいて、
「お母さん、見られて良かったね♪」
「ほんま、生きてるうちに見られて良かったわぁ!」

ところで、「立ち入り禁止」の谷底の岩の上から携帯で川を撮影していた女性、片手に手提げ袋持ってて、上った岩から下りられずに困ってましたが、無事にお帰りになったでしょうか?

紅葉狩りの写真 2

We visited a restaurant ... no, it was a lodge for climbers who will climb Mt.Hyonosen.
A man cooked for us by himself and dishes were only made of herbs.
 No meat, no fish, no egg, but herbs and vegetables and rice.
He stared cooking as soon as he got our order and it took 40 minutes (!) until lunch was served to us. He picked up herbs at his yard after we ordered our lunch.
The lodge was old and there was quiet and calm. It sounded as if time stopped going.

  We have to pass across a river to enter the lodge.
The river is going to under the lodge too.
And the river is going out from under the lodge and goes down to a pond by waterfalls.
Inside of the lodge.
Everything looks old.
Our lunch.
The yard of the lodge was wonderful . It looks wild though.

Water in the ponds is cleared and it comes from the real river running around the lodge.
An old bus which doesn't run on the road anymore is in a rest under the tall tree.

紅葉狩りに行ってきました 2

そのお店は「ヤマメ茶屋」と言いました。
国道から自動車1台分の狭い道を1分ほど行くと、茅葺きの古民家・・・にしてはちょっと変わった家。
庭先が駐車場らしく既に先客が1台。
家の前には川が流れていて、石伝いに店に入ります。
川は店の床下にも流れています。反対側から出て滝になって池に落ちています。

ちょっと変わっているでしょう?

川の上に建っているのではなくて、川を家の下に通しているのですけど。
勿論人工の川ですが、水源はすぐ庭先を流れている本物の川の水です。

ガラガラと引き戸を開けると、土間をはさんで右に小さいコタツの部屋、左は広い大広間で、囲炉裏に火が焚かれ、男性が一人座っていました。
「こんにちは」
とその年輩の男性。
「寒いでしょう。こちらに上がって火にあたってください。私も客なんですけどね。」
店の暖房はコタツ(三カ所あり)と囲炉裏だけでした。
寡黙な割烹着姿のおじさんが一人で店を切り盛りしているみたいで、黒板に書かれているメニューの半分はヤマメがシーズンオフで出来ないとのこと、とその囲炉裏端の人が教えてくれました。
お店のおじさんは、こっちから話しかけない限り注文を取らないみたいなので、家人が「山菜定食2人前」と注文。

おじさんは庭に出て、何か植物を摘んで厨房へ・・・

囲炉裏端に座り、先客の男性とお互いに午前中行ってきた場所とかを話していました。男性の奥さんが外から戻って来られ、お二人は土間の向こうのコタツへ移動。囲炉裏の煙と灰が舞い上がるのを奥さんが嫌ったのです。(笑
煙たいので窓を開けたり閉めたり・・・
家の中は部屋の仕切りなどなく、一つの大きな空間で、煤だらけです。
煤にまみれた酒瓶、タヌキの剥製、野外活動関係の本、漫画、こけし、瓢箪・・・古いのか新しいのかわからない煤まみれのお店。
床は熊の皮が敷き詰めてあります。

変なお店に入っちゃったなぁ・・・

御飯はおくどさん(竈)でお釜で炊くみたいです。
スローフード、注文してから40分後に、やっと料理が運ばれて来ました。
巨大な切り株のテーブルもありましたが、灰だらけだったので、隅っこのコタツに移動。
「山菜定食」は、茸や葉っぱ、ゴボウの天麩羅が山盛りのお椀、はちく竹やゼンマイ、茸の酢味噌和え、茸(なんだかわからん)の甘辛煮、蕗の佃煮、自家製らしい柚子大根、なんだかわからん山菜がいっぱいのお味噌汁、御飯。
見事に山菜だけ、肉類魚類はいっさいありません。
料理も京都で出される山菜御膳みたいな手の込んだものではありません。

山小屋料理です。

そう、このヤマメ茶屋は、兵庫県の最高峰、氷ノ山登山の受付をしている山小屋だったのです。

それしても、土間のそばのコタツの上に食べかけのうどんと食べかけの鯖寿司がありました。おじさん、きっと「今日は客は来ない」と油断してお昼を食べていたところを私たち4人に妨害されたみたいです(笑

お庭には、冬枯れの大樹の下に本物のボンネットバスが、お役目を終えてぽつんと置かれていました。最近まで路線バスとして走っていたみたいです。

続く