昨日のお昼休み、会社の近所のスーパーへ行きました。
そこには屋根付きの駐車場があって、昨日は日差しがきつかったので、暫く愛車を日陰で休憩させようと思ったのです。
駐車場はスーパーの三階にあって、普段は地べたの駐車場の方が混むのですが、最近の気象状況では、突然豪雨になったり、雷が鳴ったりと、お天気が急変するので、警戒する人が多くなったのか、三階も出入り口に近いブロックは空きがありませんでした。
それで私は普段駐車するブロックとはエレベーターホールをはさんで対角線上になるブロックまで行きました。
私がバックで駐車していると、右横から年輩の男女が歩いて来ました。
女性はスーパーで買ったらしい花束を抱えていました。
お墓参りのお花かな、などとぼんやり思いました。近所に墓地があったからです。
私が前輪の向きを確認するために窓を開けると、その女性がこっちへやって来ました。動いている自動車にお年寄りが近づくのは嫌だな、と思ったので車を駐めて、ちょっとそっちを見ると、女性は私の顔を見て微笑み、すぐに遠ざかりました。
駐車してから、私は窓を拭き始めました。黄砂混じりの雨で窓が汚れていて視界が良くなかったので、時間があるうちに拭いておこうと思ったのです。
フロントとサイドを拭いて、リアウィンドウへ廻ったら、なんと、そこにあの花束を抱えたお婆さんが立っていて、ちょっとびっくりしました。
お婆さんは、私に向かって言いました。
「車がね、どこに駐めたのか、わからないの。どこにいっちゃったのかしら、私の車・・・」
え~、迷子?
別に珍しいことではありません。スーパーの駐車場は広いし、普段と違う場所に駐車した場合、買い物から戻って自分の車の位置がわからなくなってまごつく客は結構いるのです。
でも、この女性は確か連れがいたはず・・・。
男性の姿は近くには見えませんでした。二人で探しているのでしょうか?
お婆さんがまた言いました。
「どこに駐めたんだか、本当に見つからなくて・・・」
困ったなぁ、一緒に探してあげるべきなんだろうか?
私は周辺をサッと見回しました。店員の姿はありません。
男性もいないし、他の客もいません。
私はもう一度お婆さんの方を振り返り・・・
そこには誰もいませんでした。
私は会社の同僚から聞かされた噂話を思い出しました。
「○○○の駐車場で花束持って話しかけてくるお婆さんがいても、相手にしたらあかんよ。すぐいなくなるから。」
そこには屋根付きの駐車場があって、昨日は日差しがきつかったので、暫く愛車を日陰で休憩させようと思ったのです。
駐車場はスーパーの三階にあって、普段は地べたの駐車場の方が混むのですが、最近の気象状況では、突然豪雨になったり、雷が鳴ったりと、お天気が急変するので、警戒する人が多くなったのか、三階も出入り口に近いブロックは空きがありませんでした。
それで私は普段駐車するブロックとはエレベーターホールをはさんで対角線上になるブロックまで行きました。
私がバックで駐車していると、右横から年輩の男女が歩いて来ました。
女性はスーパーで買ったらしい花束を抱えていました。
お墓参りのお花かな、などとぼんやり思いました。近所に墓地があったからです。
私が前輪の向きを確認するために窓を開けると、その女性がこっちへやって来ました。動いている自動車にお年寄りが近づくのは嫌だな、と思ったので車を駐めて、ちょっとそっちを見ると、女性は私の顔を見て微笑み、すぐに遠ざかりました。
駐車してから、私は窓を拭き始めました。黄砂混じりの雨で窓が汚れていて視界が良くなかったので、時間があるうちに拭いておこうと思ったのです。
フロントとサイドを拭いて、リアウィンドウへ廻ったら、なんと、そこにあの花束を抱えたお婆さんが立っていて、ちょっとびっくりしました。
お婆さんは、私に向かって言いました。
「車がね、どこに駐めたのか、わからないの。どこにいっちゃったのかしら、私の車・・・」
え~、迷子?
別に珍しいことではありません。スーパーの駐車場は広いし、普段と違う場所に駐車した場合、買い物から戻って自分の車の位置がわからなくなってまごつく客は結構いるのです。
でも、この女性は確か連れがいたはず・・・。
男性の姿は近くには見えませんでした。二人で探しているのでしょうか?
お婆さんがまた言いました。
「どこに駐めたんだか、本当に見つからなくて・・・」
困ったなぁ、一緒に探してあげるべきなんだろうか?
私は周辺をサッと見回しました。店員の姿はありません。
男性もいないし、他の客もいません。
私はもう一度お婆さんの方を振り返り・・・
そこには誰もいませんでした。
私は会社の同僚から聞かされた噂話を思い出しました。
「○○○の駐車場で花束持って話しかけてくるお婆さんがいても、相手にしたらあかんよ。すぐいなくなるから。」