2009年2月1日日曜日

池姫地蔵のこと

昔、と言っても私の子供の頃だが、垂水区を走っている山陽バスの上千鳥線の発点は、陸ノ町にあった。
垂水小学校のすぐ北側に電電公社があり、それはやがてNTTに変わったが、NTTの北側は小さな市場があり、その向かいにバス道と細い道を交えた三叉路があった。(今もある)
三叉路の角はタバコ屋と蒲団屋、おしてお地蔵さんがあった。向かいには木村理容店とレコード店があった。
バス停留所はそのお地蔵さんの前に置かれていた。

小さい市場で買い物をした記憶はない。母は垂水で一番大きな廉売市場を利用していたので、店舗が10軒にも満たない市場はスルーするのだった。市場には煎餅屋があるらしく、毎日香ばしい煎餅を焼く匂いがしていた。
レコード店にも入ったことがなかった。正面のガラス扉にはオリビア・ニュートン・ジョンやジョン・デンバー、郷ひろみなどの写真ポスターが大きく貼り出されていた。
蒲団屋も用がなかった。身近なのに利用しない店は結構多いものだ。利用する店はほかにあり、選択肢が多かった。
それだけ垂水の街は店舗がたくさんあり、賑わっていた。

お地蔵さんは、池姫地蔵と言う。現在もあるのだが、当時はかなり老朽化したお堂に祀られていた。中央に本尊があり、両側にお稲荷さんと名前の知らない小さな神社があった。地蔵が主神格で神社が境内社扱いと言う、ちょっと変わった場所だった。
本尊に向かって右側に六地蔵が並び、バス亭のベンチが置かれ、そして何故かとても印象に残っているのだが、巨大なシャコ貝の貝殻が一枚だけ置かれていた。
反対側はこれも不思議なことに小さなお地蔵さんが無数に何列も置かれていて、後に噂で聞いたところによると、それらのお地蔵さんは団地などの開発で行き場を失った地蔵などがそこに引き取られたり捨てれていたものだそうだ。

さて、本尊の池姫地蔵だが、これがまたとてもまか不思議なお姿をしていた。
まず、お顔がなかった。丸い石だけの頭部に赤い頭巾を被っていた。
よだれかけをした胴体はずっしりと大きいのに、背が低い。
何故なら、この胴体は、胸部だけだったからだ。

調べてみると、この地蔵は、昭和時代の初め、現在の場所から少し北へ行った所にあった池を埋め立てた時に、土中から発掘されたのだと言う。池にあったので、池姫地蔵と言う。
胸から上、顔のない不思議な地蔵。誰が何の為に作り、今の様な姿となって、土中に埋められたのか、誰も知らない。
現存する姿だけ見ても、完成品はかなり大きな地蔵だったと思われる。

垂水の人は、ただ「お地蔵さん」と呼ぶ。

地蔵盆になれば千羽鶴やお飾りをしてお祭りをしている様だ。
子供の頃は、バス停でもあり、敷地全体を覆う屋根があったが、最近の写真を他人のブログで見ると、屋根はなくなっている様だ。

バス停も交通事情で移転して、もう「お地蔵さんのバス停」ではなくなっている。

市場は老朽化して後継者もいなかったのか、閉鎖となった。
レコード店は気の毒なことに泥棒に入られ、しかも放火された。再起をしようと努力された様子もあったが、結局廃業された。
蒲団店もなくなったみたいで、タバコ屋さんと理容店だけが残ったようだが、最近は通らないので、これらの店舗がまだ存続しているのかもわからない。
わかっているのは、池姫地蔵がまだあることだけだ。

2009年1月26日月曜日

冬の淡路島 橋を渡る

お魚食べたし、お天気もイマイチなので、帰るとしよう。




この空と主塔の色




まいど! たこフェリーどぇすーー!!




なかなか大きなものは撮影が難しい。




自家用車の場合、海は見えにくいので、橋の構造物を楽しもう。




船かて、そない時間かからへんねんで。




企画学的な美しさ




首が疲れる〜〜




を〜、神戸の街だ! 陸だ!




フェリーの方が安いねん。 休憩も出来るねんで。




もうすぐ本州




下り坂




本土の入り口は舞子トンネル

冬の淡路島 変なもの

誰もが一度は歩いてみたい、キャットウォーク!




橋下。 知事ではない。




橋のメンテ用リフト?




四国と本州を結ぶバス。 意外に安い?




足下に洞窟がある旅館




大観覧車。 遊園地ではなく、高速道路のパーキングにある。




ブイ?




大橋の索を巻いていたリール。 自動車より大きい。




昔は赤い鳥居だったと思う、小さな神社。




ウェスティン淡路のロビーで。 花の形の椅子。

冬の淡路島 船編

明石海峡は狭いのに船の交通量が多い。運が良ければ有名な客船や海自の潜水艦が見られる。

を! あれに見えるはタンカーじゃないか?




でかいぞぉ・・・





ゴンゴンゴン・・・




んぐぐぐ・・・




をい! 高速艇、前を横切るな! しかし、速いなぁ・・・




抜けられた・・・









紙面の都合上、二隻アップ!




多分、中国の船

Maybe Chinese ship




イルカちゃんフェリー

Dolphin Ferry




名物・タコフェリー

The famous Tako ( octopus ) Ferry

冬の淡路島 景色

自宅がある街では快晴だったので、淡路島に出かけた。
ところが、南の島は時々雪がちらつく曇り空だった。
椰子の木に雪が降りかかる。

We had a clear sunny day when we were at home, so we drove to Awaji Island.
But it was cloudy and they had a little snow on the south island.
It was snowing over the palm trees along the road.




サービスエリアから明石海峡を望む。

Viewing the Akashi Strait from the service area




対岸の神戸では、須磨辺りに雪のカーテンが・・・

There was a curtain of snow over Suma the city of Kobe on the other side of the strait.




昼食を取ったホテル・ウェスティン淡路のレストランの窓から

A view from the window, at the restaurant in the hotel Westin Awaji, where we took lunch.




淡路の道路から橋の主塔

The main tower of the bridge




淡路島の山。 高い山はないが、平地も少ない。

Mountains in Awaji Island are not high but they don't have flat ground.




神戸市須磨区 一ノ谷付近。

Ichi-no-tani, Suma in Kobe.




明石海峡は狭い。 垂水の街が見える。実家はどの辺やろ?

The Akashi Strait is enough narrow to see Town of Tarumi on the other side.
Where is Mother's house ?




絵葉書チック!

Looks like a picture of a postcard.




橋の上から見る。 多分、朝霧方面。

A view from the brodge. Maybe the town of Asagiri.

2009年1月24日土曜日

気温0℃ 高源寺

紅葉の名所も雪が積もる。
しかし、しょぼい雪なので、綺麗とは言えない。




この階段は幅が狭くて、私でも足がはみ出る。雪が乗っているので登らないで迂回路を通る。
夏に登って怖い思いをしたので、危険度は学習済み。




何故か石垣を見ると嬉しくなる私・・・




鐘楼。




狐らしき動物の足跡だけが残る境内の雪。
真ん中の雪だるまみたいなのは、何だろう?




多宝塔。
中に毘沙門天が祀られている。
塔内は撮影禁止。





まじ、冷たそう・・・
もう少し雪が多ければ、もっと綺麗な渓谷美を楽しめたかも。




多宝塔の背後から。




小さいながらも瀧。
この渓流の音だけが境内に鳴り響いている。




お地蔵さん。 二体そろった写真を撮ったはずなのに、何故か記録されていなかった。




なんちゅうか・・・お地蔵さんに毛が生えている・・・




山門はやはり絵になる。