2012年8月29日水曜日

ちょっと哀しかったこと

私が育った神戸市垂水区は、住宅街なのですが、元は明石海峡で漁をする漁師の街でした。
震災と再開発で様子が変わってしまいましたが、今でもJRと海にはさまれた細長い地域には渡船業の看板を出す家や釣り餌を売る家などがあり、漁師が住んでいます。
JRの山側(北側)は商店街や学校などがあってオシャレな神戸の端っこの雰囲気ですが、浜側(南側)は昔の面影が残っているのです。(海を埋め立てて大人気のアウトレットモールが出来て人が集まっていますが、古い住人は苦々しく思っているみたいです。)

その漁師町の中に、小学生だった私と家族は迷い込んだことがありました。
もう何十年も昔のことです。
一家で食事に出かけたものの、お目当ての店が閉まっていたか満席だったか、兎に角「食いはぐれた」のです。
女性3人が不機嫌になる頃に、唯一人の男性である父親が一軒の寿司店を見つけました。
ずっと垂水に住んでいたのに、そこに寿司店があるなんて、両親も知りませんでしたので、興味津々、恐る恐る入店して、お寿司を食べました。
その店は家族でやっているみたいで、お茶運びは中学生くらいの少年でした。
小さな店で、店で食べさせるより仕出しで経営が成り立っているみたいでした。

予想外に、その店のお寿司は美味しかったのです。

それ以来、我が家ではその店のファンになりました。
店が大きくなって、国道に面したもっと条件の良い場所に移転して、支店まで持つようになっても、ずっとファンでした。
震災で支店をたたまれ、本店だけになってしまっても、我が家では法事や遠方からの来客など、大事な行事の時はその店で食事をしました。

今年のお盆に帰省すると電話をしたら、母が「お昼はお寿司でいいよね? どこに頼もうかな。M屋はお盆はいっぱいだから、Y寿司にしようか。」
私は「うを仙」があるのに、と思いましたが、母はその名を出しませんでした。

実家に帰ると、食事の後で、母が言いました。
「『うを仙』があったところは回転寿司になってるよ。」

青天の霹靂でした。

ネットで検索すると、「うを仙」のブログが出てきました。
最後の書き込みは6月上旬でした。

*****
皆さんこんにちは。

本日も、あぶらめや、甘カレイといった、美味しいお魚を買ってまいりました。
その前に、皆さんに、重大なお話がございます。

ご報告


今月、6月の25日をもちまして、「うを仙」は、閉店いたします。
本当に、本当に長い間、有難うございました。
創業明治35年ですので、足掛け、111年になります。
私たちは、生まれる前からたくさんの方たちに支えて頂き、又、こうして、現在もなお、惜しまれて、閉店できることを感謝し、幸せに思います。

うを仙を 長い間 ありがとうございました

*******

「うを仙、閉店しちゃったよ」と言ったら、家人が「うそ!」と叫びました。
「一番美味い店やったのに、なんでや?!」
ぐるなびなどを覗くと、多くのファンから別れを惜しむ書き込みがありました。

昨日、旧友が私のブログにコメントを書いていました。

「・・・ところで、M屋やうを仙はまだ元気で商売してるのかな?」

私はレスを書きました。
「M屋は健在。うを仙は6月に閉店した。」
その旧友はうを仙があった街で生まれ育って、昨年事情があって山側へ転居したばかりでした。

故郷がまた遠くなりました。

2012年8月25日土曜日

集落丸山

今日は北摂にお昼を食べに行った。
美味しいお寿司とデザートの後で、篠山へ。
「どこへ行こうか?」

で、思いつきで集落丸山を見に行くことにした。

集落丸山 ・・・ 

 そこは限界集落が自然と農村文化を守る為に古民家を貸し出す宿泊施設。

ホームページ

周辺はその宿泊施設となった古民家や、レストラン(2軒)、それからまだ住人がいる家4軒・・・



レストラン「ひわの蔵」横にあった古過ぎるオルガン



手前の東屋には「宿泊受付」とあり、男性が一人、ずっと座っていた。

「ひわの蔵」の外壁

「ろあん松田」の向こうにある「丸山の滝」

 日差しが強くて、いい加減な写真になった。

丸山を出た後は、三宝ダム へ


とくにこれっと言ったものもないダムだった。

田圃を見ると、もう秋が近づいていると思える。


それにしても、暑い。

「ひわの蔵」の裏にいた烏骨鶏の親子


2012年8月18日土曜日

晴れ 後 ゲリラ雷雨

今日は、三田市の木器亭へお昼を食べに。
フードコート 参照のこと )

この時は良いお天気だった。

永澤寺を廻って篠山の市街地にある菓子匠 「大福堂」へ行って、2回のカフェでお茶をすることに。

私達の為にわざわざ広い2階にエアコン点けてくれてありがとう(笑

 あっちではガラス器のギャラリー。
綺麗だったけど、たけぇ〜〜〜



お菓子は夏のお菓子6種から好きな物を1種。

これは「涼風」とお抹茶



cats君のお菓子はこれ

さりげなく着いている黒豆のお菓子が美味しかった!

大福堂に観光客の団体が来て賑やかに。
わらび餅を買ってお店を後にすると西の空に不穏な動き。

川代公園でちょっと昼寝して目が覚めると雷鳴。
西脇市に向かって走り出したら降り出した。
cats君は洗車したのにとむくれる。最近は洗車すると降るパターン多し。

夜みたいに真っ暗になって、激しい雨はワイパーも間に合わないほど。
落雷で信号が消えてしまうし。

やっとの思いでたどり着いたカナートで雨宿りを兼ねてお買い物。タオルとスプーンと本。

雷が止んで、業務スーパーで明日の地蔵盆の買い出し予約分を引き取ってから、夕食をとりに加西市のムナールさんへ




やっぱ、ここのカレーが一番美味しいわ!

2012年7月28日土曜日

ヒマワリがなかった話

但東町のヒマワリ畑が綺麗だと聞いたので、お出かけ。
途中、出石でお蕎麦の昼食。

これは山葵。

お蕎麦は「フードコート」で(笑

但東町畑山へ行ったら、どこにもヒマワリがない!
道ばたに普通に咲いているだけ。
畑はどこ?????
地元民に聞こうよ、と言う私の提案を無視してcats君は走り回る。
男って生き物は本当に・・・
結局、見つからずに「たんたんトンネル」を抜けて久美浜へ。

帰宅後、検索したら今年は別の地区で開催だそうな・・・orz

久美浜では、「そら」 さんで アイスを食べて休憩。
「そら」さんのニャンコたち。


暇だにゃん。 でも、相方は寝てるにゃん。

 暑いからしゃーにゃいわ。


 そー言わにゃいで、遊ぼーにゃー!
やめい!


ニャンコはいいなぁ、私はひとりぼっち、モーいや・・・


牧場って、どうして猫飼っているんだろ?

久美浜は果樹園が多い。
果物屋さんで西瓜と桃を購入。

この店は夏だけ営業。

久美浜は夏・・・



2012年7月22日日曜日

今日は綾部市をリベンジ・ドライブ

やっと梅雨が明けたけど、お空は雲が多くて毎日夕立。
蒸し暑いったらありゃしない。

福知山の自動車屋さんに用があると言うので、京都府へ。
でも、自動車屋さんへ行く前に、お昼にしよう。
で、綾部市の 「かんばやし の」さんへ。
お蕎麦やラーメンでお腹を満たしたら、「の」さんの前の府道を山奥へ走っていく。
行き止まり府道なんだけど、途中に 大岩の滝 がある。

のどかな綾部市


見渡す限り、民家と田圃しかない・・・
(あ、ちゃんと街もありますけどね・・・)
大岩の滝は、上林地区から山の方へ入っていく。

府道から見えるけど、滝見道があるので、歩いて行く。
自動車も通れるが、多分、帰りはずっとバックだと思うので、車は府道に駐めておく。


滝は、雨が降ったはずなのに、水量がそんなになかった。
落差60mだそうだが、5段ほどに別れている段爆。

上部

 かなり高い所で左から流れて来ている。この上がどうなっているのか、見えない。

中段は、二丈に別れている。

真ん中の岩で二筋に別れて滝壺で合流。
5月に来た時より木が茂っていてよく見えない。
この部分が一番綺麗なんだけど・・・

下段は本流の川に流れ落ちていて滝壺がない。

 丸木橋が架かっている。
上段の滝壺でも丸木橋の様な物が見えたので、案外登山道があるのかも知れない。
獣道だろうけど・・・
水量はそんなにないが、ザーザーと音はしっかり涼やかに聞こえる。
もう少し暴れていて欲しかったけど、そうなるとアプローチが結構危険な道なので、これで良かったのかも知れない。

滝の全容



今日のドライブはこれでお終い。
後は 菓歩菓歩さんでお茶をして帰った。

2012年7月16日月曜日

天の原 ふりさけみれば 春日なる・・・3

お昼ご飯が終わったら、一部の参加者は帰宅または別の場所へお出かけ。

残った参加者は薬師寺に移動。

薬師寺・・・国宝で世界文化遺産だよん・・・


オフ会の目的は文化遺産を愛でることではなく、その門前のカフェ。
カフェのお話は、フードコートで

お茶が済んで、みゅうみゅうさんが仏像好きだと仰るし、こちらも折角来たんだから、と残りの参加者に挨拶してお寺を見学。
火災で焼失して再建してあるお寺なので、建物は新しい。




かなり大きな二天王像は極彩色。
オジサン、殴られそう・・・(笑


手水から見た西塔。
「何故お寺に手水があるのか、訳がわからん」とか言いながら、一行は手を洗い口をすすぐ。
恐らく、神仏習合の名残?


創建当時の唯一残った建造物である東塔は痛みが激しいとかで、シートを被って修復中。
見えなかった・・・orz

西塔は新しいけど、絵になってますね。

金色堂の中に、国宝でご本尊の薬師如来像と日光菩薩月光菩薩(がっこう、と読むのだよ)の三体がおわす。
堂内撮影禁止なんだけど、実は扉を開放しているので、外からだったら撮影出来る。
しなかったけどね。
中では僧侶が見学者の団体に講話をしていた。笑い声が起きていたので、楽しく仏教のお話を、なんだろう。

大講堂


こっちも仏様がおわして、弥勒菩薩とかいろいろ。
全部国宝だけど、何故か兵庫県の仏像ほど面白くないと思うのは、私の身びいき?
浄土寺の仏像なんて、バックもしっかり見物なんだけどなぁ・・・

兎に角、お天気が回復して、しっかり暑いので、みんな日陰、日陰を歩いている。
お寺は扉や窓を開放しているし、天井が高いし、木造なので、中はとても涼しい。
国宝の東院堂なんか、木造の床の上に座り込んでくつろいでいる観光客もいた。

撮影禁止なんだけど、外から見えるので撮影した、国宝の持国天。
持国天の視線の先に観光客が座り込んでいた。

靴を脱ぐのが面倒なので、一行で外にいたのは、私だけ・・・

蓮の鉢植えがずらりと並んでいた。



 午後なので、開いていない。(え? それは睡蓮の話だって?)

参道に面白いものを発見。

鉄道の踏切だけど、とっても奈良らしい(笑

 石灯籠に石の車止め・・・階段があるから車は通らんって!
カンカンと警報機が鳴り始めて、


ゴーっ! って電車が通り抜ける。
距離が近すぎて、石灯籠の向こうで待つのは恐いと思うよ・・・


カフェの前で、みゅうみゅうさんと白馬の王子さんとお別れして、帰る。

途中、cats君は眠たくなったけど、西宮名塩までサービスエリアがないのが厳しい。
やっとたどり着いた名塩は超満員。
なんとか場所を見つけて休憩したけど、どんどん前を空き探しの車が通るので落ち着かず、ちょっと目をつぶっただけで、出発。
反対車線(大阪方向)は名塩から少し大阪よりのところで事故があって、しかもここは休日の午後は渋滞が常識のルート、文字通り大渋滞していた。
それを横目で見ながら西に向かい、舞鶴自動車道へ入って、篠山で夕食。


うーん、兵庫県の風景だ(笑

天の原 ふりさけみれば 春日なる・・・2

お昼ご飯は、平城京のそばのお好み焼き屋さんで。
主催者さんが予約を入れてくれていたので、30人でもすんなり入れたし、テーブルもあらかじめ振り分けてくれていたので、スムーズに着席。
流石に関東人だね。

でも関西人はそこまで決めなくてもちゃんと座るのよ(爆笑

食べブログ、「フードコート」には、このお店はない。
お好み焼きは絵にならないから・・・ではなく、撮り忘れたからだ。わはは・・・

私のテーブルは、cats君、みゅうみゅうさん、白馬の王子さん ともう一人の男性。
男性3人は種類の違う焼きそば。王子さんともう一人の人のおそばは太麺で、cats君のは細麺。
どう言う基準なのか、よくわからん。
みゅうみゅうさんは、サラダ冷麺を注文したら、出てきた麺はどう見てもうどんだった。
極太冷麺なんて、お初だわ。味が染みるのかしら?
みゅうみゅうさんは時間をかけて食べていらしたけど、途中で「飽きてきた」と言って、お好み焼き用の粉鰹をかけていた。
私は、「京風モダン焼き 豚」
モダン焼きだから、中華蕎麦が入っているんだけど、なんかちょっと神戸や大阪のと違う様な気がする・・・
京風ってこんなの? それとも、奈良風? それともこの店オリジナル?
そばをタネに混ぜ込んでいるみたいな・・・(そば一玉入ってないかも?)
この店のソースは甘め。
デザートや鉄板焼きなどのメニューも豊富で、神戸や大阪のお好み焼き屋さんとはちょっと違う。
でも美味しかったから、気にしない(笑
 値段もリーズナブルだったし。

しかし、暑い季節に暑い鉄板の前に座るのは、冷房代かかるよ・・・