安楽田の荒田神社を後にして、二宮荒田神社へ直行しようと思い、車に乗り込んだが、お天気が良く、時間にも余裕があったので、門前の八幡神社に行こうと思い立った。
この神社は、友達のつっちゃんが氏子をしているので、彼女の話で1月には厄神の大祭があるとかねがね聞いていた。
大祭と言うからには大規模に聞こえるが、門前地区の戸数などを考えると、小さな大歳神社ほどの規模だろうと、高をくくっていた。
地図を見ると、安楽田と門前の境界の森の中にある。道路が神社の前を通って二つの地区をつないでいるので、車を走らせてみた。
もし道幅が狭くて通れなかったらどうしようか、とか、駐車スペースがなかったら困る、とか思ったが、そのまま山方向へ行く。
すぐ道は狭くなったが、同時に堂々とした石垣が目の前に現れて、驚いた。
門前八幡神社は、予想以上に大きく立派な神社だった。
川が神社の堀の様に回り込んで流れている。護岸は石垣、川底はコンクリートで徹底的に整備されているが、ゴミは落ちておらず、神社横の道路が広くなっていて駐車スペースとして使用出来た。
上流は砂防ダムがあり、護岸整備は土石流対策らしい。
参拝者しか来ないと思ったら、ダムの奥からおばちゃんがスクーターで現れたので、驚いた。
さらに、クロネコの配達車も通った。
石垣の上に鎮座されている。まるで城砦の様だ。
昔段ノ城がこの背後の山にあったので、戦国時代を連想させる。
鳥居脇から拝殿を見る。実に立派なお姿。
鳥居は両部鳥居。あまり大きくないが、この神社唯一の鳥居。
杉木立の中で目立たずひっそりと建っている。
橋を渡って良いものかと迷ったが、渡ってしまった。
苔むして見た目の感じは良い。雨の時は滑らないよう用心が要る。
鳥居を振り返って見た。
拝殿正面。 大きな森が南側にあるにも関わらず、斜面に建てられているので、大変日当たりが良く、明るい境内だ。 面積はそんなに広くない。
社殿を撮影する時、後ろに注意しなければ階段から転落する。
本殿は屋根付きの小屋で保護されている。彫刻があるのだが、摂社の石灯籠などが邪魔でよく撮影出来なかった。
拝殿の天井の板目が美しい。
社殿右側の摂社群。 何の神様が祀られているのか、わからなかった。
石垣から鳥居を見下ろす。かなりの高低差。
写真上部に見えているのは、勧請縄。 背が高い人は引っかけるかも知れないので注意。
私は安楽田地区からアプローチしたが、この神社は門前地区の神様であり、本来は門前からこの参道を通ってお参りするべきなのだろう。
写真では白飛びして何も見えないが、実際は森の外は集落の家々がぎっしり見えた。
つっちゃんの家もその中にあるはずだ。
参道の橋。感じが良い太鼓型。 川の水量は少なく、魚も見られないが、水音がさらさらと心地よく響いていた。
橋の向こうに見えているロッジ風の建物は、フィンランド・ハーブのお店(?)
川が整備されているのはちょっと口惜しい気もする。しかし土石流の可能性があるレッドゾーンに指定されては、これも仕方がないだろう。
杉林も手入れが行き届き下草は冬と言うこともあって刈り取られ、面積はあるが向こうの方まで木立の隙間が見える。
白飛びして残念だが、杉の向こうに竹林の明るい緑があり、肉眼では美しかった。
0 件のコメント:
コメントを投稿
管理者が確認後コメントを公開します。
You can read your comment after my checking.