2011年5月3日火曜日

丹波の春 円通寺

次は氷上の円通寺へ行ってみる。
初めての場所だが場所は見当が付くので、迷わず走る。
途中、独鈷の滝の看板があるが、今回は行かないと決めているので無視。
神社も、今回は「寺」と決めているので素通りする。
円通寺の看板がある所を曲がると、そこは完璧な農道。乗用車一台分の幅しかない。対向車が来たら、どうするんだ? と思いながら広々とした田圃の中を走る。
そう言えば、この田圃の中を観光バスが走っているのを見たことがある。
バスの運転手って、なんて凄いんだろう。
視界がめっちゃ開けているので、対向車の心配がないままに無事山裾の道に到着。
突き当たりにちょっと洒落た民家があって、奥さんがお庭の手入れをしていた。
この家は円通寺に来る観光客にずっと見られているので気が抜けないだろうな、と余計な心配をする。
円通寺は道が狭いにも関わらず立派な駐車場を二箇所も持っていた。
駐車場で車を降りると、賑やかな声がする。振り返ると満開の八重桜の下で、お婆さんとお婆さんとお婆さんとお婆さんとお爺さんがお弁当を食べながら歓談していた。

新緑の中のお寺。高源寺同様紅葉の名所だが、新緑も素晴らしい。


山門の中は、金剛力士像ではなく、増長天と持国天。(増長天と広目天と言う記事もあり)
どっちがどっちなのか、わからない。
参道は短く、秋の拝観料を払った人からブーイングが出るのではないかと思えるほど短い。
でもその短い参道が両脇の池に挟まれて美しいのだから、文句は言えない?

枝垂れ桜は少し盛りを過ぎていたが、風情がある。
鯉がのんびり泳ぎ、鴨がお昼寝。
方丈の前に水琴窟があり、上品な音色が竹筒を通して聞こえた。
静かな上品なお寺だ。




さて、次は ?





2 件のコメント:

  1. 春、盛りだくさんだわ
    絵はがきみたいな絶景ね。
    この景色は四季全てが美しいでしょ?
    夏の力強い緑も見てみたいわ。
    拝観料か、、、、日本にはそういうものがあったわね。
    すっかり忘れてた。
    イタリアの教会のほとんどが無料ってやっぱりすごいかも。
    拝観料っていつ頃から始まったんでしょうね。

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  2. 真夏のお寺は行ったことないですね。
    ヤブ蚊ブンブンいいそうで(笑

    拝観料は、京都が「寺院の維持に必要」とか言い出して、そこから全国に常識みたいに広がった様な気がします。それまでは、取る寺と取らない寺と曖昧で。

    丹波のお寺は、秋の紅葉の季節だけ拝観料を取ります。
    境内の清掃とか駐車場の警備とかで、檀家さんや集落の人が手伝っているのですが、恐らくそう言う人たちのバイト代や慰労費に使うためで、お寺の収入とは少し違う様な気がします。

    でも観光客にすれば、無料の季節の方が得した気分ですけどね(笑

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