2009年9月2日水曜日

黒い貴婦人

会社の倉庫に真っ黒なアゲハチョウが入って来た。
ひらひらと優雅に飛ぶが、少し弱っている様にも見えた。
段ボールに留まって羽根を休めていた。
そばを通っても逃げない。




東から黒い雲が迫ってきた夕刻。
スーパーの駐車場から西の山の方向を見ると、夕陽を囲む様に鱗雲が出ていた。

2009年8月27日木曜日

「吸血鬼」

その1

吸血鬼
「血ぃ吸うてもええ?」

人間
「ええけど、後で杭が残るで。」


その2

吸血鬼
「君と一緒に昼を共に過ごしたいなぁ・・・でも、店で売ってるお棺は全部一人用で、狭いんだ。」

人間
「それは残念やなぁ・・・うちのおカンやったら、二人分の幅があんのになぁ・・・」

2009年8月25日火曜日

淡路島旅行 23日

日の出。

The morning sun is rising.













牛丼を食べようと走り廻って、やっと夢舞台のレストランへ。
焼き肉牛丼、美味しかったです。デザートの淡路島プリンはもっと美味しかった。(笑
お庭は大葉やトマトなどの野菜が植わっていました。亀と兎の置物が隠れん坊。





百段苑   花博の跡地。

Hyakudan-en ( garden of a hundred steps )







水の階段。 水の中を歩きたいほど蒸し暑い。

Water steps. Wanted to walk in water because of heat and humidity.

2009年8月24日月曜日

22日の夕食

Dinner on the 22nd evening.

ホテルの食事にはあまり期待していなかったので、catsがネット仲間から教えてもらった洲本市内の店を予約してあった。
タクシーで行く。小さな店で、駐車場はない。店の名前は「信長、姫」
テーブルの上には、早速淡路島と言えば鱧、で鱧と生モズク。しゃぶしゃぶでいただく。

We didn't like to eat at our hotel because foods cannot be said good, we reserved seats at a shop where my hubby heard from his internet friend. That shop is in Sumoto City. We took a taxi. They have no parking space. The shop's name is Nobunaga-Hime.
On the table they already put Pike conger ( Muraenesox cinereus) and raw hijiki ( Hizikia fusiformis). We ate it with Shabu-shabu.

お造り。 
さより、赤海胆、穴子、剣先烏賊、明石蛸、淡路玉葱

Otsukuri ( a formal name of sashimi )



しゃぶしゃぶの鱧と生もずく




鍋。コクのあるスープはほのかに甘味があって、極上の出汁。
鱧の胆や皮、卵、豆腐、水菜、淡路玉葱が入っている。

Nabe ( potted dish ). Soup tasted very delicious !
In soup they put Pike conger's skin, stuff, eggs, Tofu, Potherb Mustard and Onion in Awaji.





淡路牛のたたきと赤海胆、山葵で

Roast Awaji Beef and sea urchin eggs with Wasabi




伊勢エビの唐揚げ

Fried Spiny Lobster.




煮物。野菜、ひじきの下に太刀魚の煮込み、その下に茄子と冬瓜。

Boiled dish. Hamo (Pike conger) and Tai ( red sea bream ) under vegies, eggplant and Togan ( winter melon ) under fishes.



シーフードサラダの後は、
釜が出てくる。釜飯だ。当然、中身は・・・

After eating sea foods salad, they served
A pot to cook rice. Kama-meshi. What kama-meshi ?





蛸飯! 紅ショウガと葱の刻んだのを混ぜて食べる。この時点でもうお腹がいっぱい・・・

Octopus Rice with red pickled ginger and Japanese leek.



デザート
梨、マンゴー、黄桃、枇杷などに、パイナップルを細かく刻んだのをゼリーで混ぜたアンをかけて・・・さっぱりして美味しかった。
ご馳走様♪

Dessert
Japanese pear, mango, yellow peach, loquat with pineapple and jelly.
Delicious !
Gochisousama ♪

淡路島旅行 22日

Our trip in Awaji Island

淡路島にいつものメンバーで旅行に行った。
各自仕事や所用があったので、出発はお昼を過ぎてから。
近場にリゾートがあるのも、いいもんだ。
天候も悪くない。お盆が過ぎて、やっと夏らしくなった。

We went on a trip in Awaji Island with our regular members of "trip".
Each had jobs or something to do until noon, and we left in afternoon.
It is nice to have some resorts near our towns.
Weathers were good. After Ura-Bon we finally got weathers worthy of being called Summer.




部屋は全室オーシャンビュー。
マリーナの向こうに見えるのは、リゾートマンションだろうか? ツインタワーみたいだ。

All rooms of the hotel are ocean view.
Wondering if those houses seen over the marina are "resort manshion " what we call ?
Apartment houses as the second house. Look like the twin towers.




部屋の窓から見た風景。
奥に見えるホテルは庭から海岸に下りることが出来るようだ。釣り用生け簀もある。
その手前に神社。海の神様だろうか?

A view from a window of our room.
Another hotel which is seen over there has steps to the beach. They can fish on the raft. There is a Shinto Shrine before the small bay. The sea god's shrine ?




ホテルの部屋。
奥にベッドルーム(ツイン)、中央奥はエントランス、右奥は和室、その手前にホームバー、バスルームとなる。

Our room of the hotel.
Bedroom ( twin beds ), Entrance, Japanese styled room, a home bar, and bathroom.

2009年8月20日木曜日

マンモグラフィー

現西脇市に住んでいた頃、35歳になると、町から婦人集団検診の案内が来た。子宮頸癌と乳癌の検診だ。
この頃の乳癌検診は、医師による触診だけだった。
しこりがあるので、市民病院でエコー検査を受けるように、と紹介状をもらった。
エコー検査は、外科で受け付けをしていた。
外科で受け付けて、別の遠くの部屋で検査を受ける。合理的でないなぁと思ったが、検査結果は「脂肪の塊です」だった。

加美町に引っ越してからも、触診だったが、合併して多可町になると、状況が変わった。
合併した三町の一つ、旧中町は、日赤が撤退した後の総合病院をもらい受けており、田舎町には珍しく大きな病院を持っていたのだ。それまで「無医村」に近かった加美町も、多可町になって病院持ちになれた訳だ。
赤十字病院には、マンモグラフィーがあった。乳房のレントゲンだ。血管まで見事に撮影される。多可町の婦人科検診は、このマンモグラフィーが「売り」となった。

検査当日、受付でお金を払うと、レントゲンコーナーへ案内される。そこで検査用服を渡され、ロッカールームで着替える。順番に呼ばれて撮影室に入ると、服を片方だけ脱いで、台の上に、おっぱいを載せる。

載せられるおっぱいがあることを感謝しよう。ぺたんこの胸だと、大変辛い検査だ。
検査技師のお兄さんが胸をつかんで引っ張って、撮影しやすいように、形を整えてくれる。
多分、お兄さんは女性の胸をつかんでいるなんて意識しないのだろう、まるでお餅を扱っているみたいだ。
台に乗せられた乳房は、上から板でプレスされる。
涙が出るほど痛い。
悲鳴を上げそうになるが、誰も叫ばないので、我慢する。
これ、ぺったんこも辛いが、巨乳はもっと痛いかも知れない。出来るだけ平らになるようにはさむのだから。

検査結果は一週間後。大学病院で診断するのだそうだ。

ところで、乳癌は、実は女性だけの病気ではない。
男性もほ乳類である限り、罹る病気だ。
しかし、男性の場合、変な面子があって、乳癌になる、なんて他人に知られたくないのだそうだ。その為に発見が遅れ、手遅れになることが多いとか。
また、乳癌です、と言いづらいので、公的には肺癌として公表するらしい。

男性にも検査を受けることを奨めたいが、男性の胸にマンモグラフィーは無理である。
だから、触診をお奨めする。触診は自分で出来る。

胸を撫でて、しこりを感じたら、病院に行きましょう。
婦人科に行く必要はありません。外科です。
「胸の筋肉に何か出来ているみたいです」
これだけでいいのです。

2009年8月18日火曜日

Y耳鼻科

10年以上前、スキーをしていて、頭から転倒して首を捻挫したことがあった。それから暫く右耳がぼこぼこと水音をたてて聞こえなくなった。
その時は、少林寺拳法師範の上司にマッサージしてもらって治ったのだが、それから何ヶ月かたってから、徐々に右耳が聞こえづらくなっていった。
なんだか分からないが、難聴だ。高音と低音が聞こえない。左耳は正常に聞こえるのに、右は聞こえないから、右側で人が話しても聞こえない。
苛立って、みょうにひねくれてしまう。

ところが、ある時、北野武の「本当は怖い家庭の医学」を、見るともなしに見ていたら、耳が聞こえなくなる症例と恐ろしさを紹介していた。

こりゃ、ほっておくと、いかんな。

Y耳鼻科が良い、と「不治の病」慢性鼻炎のKちゃんが言うので、休みの日に出かけた。
Kちゃんが、「Y医院、見たら笑うで」と言っていたが、どう言う意味か・・・?

行ってみると、綺麗なところ。
駐車場の周囲に垣根。
木製の門・・・引き戸・・・お医者さんで引き戸は珍しい・・・ガラガラと開けると、

「っらしゃい!」

と声をかけられそうな、カウンターに土間の待合室に畳敷きの待合コーナー・・・こ、ここは・・・


どう見たって蕎麦屋じゃねーーか?


そう、Y耳鼻科は、蕎麦屋をそのまま改装して医院にしていたのだ。
帳場がそのまま受付になっていて、食器棚がカルテの棚になっている。
厨房だったところが診察室。その奥に検査室。

優しそうな眼鏡の先生は私の耳を見て、
「あ〜、耳垢がたまっていますね。聞こえないのは、耳垢のせいですよ。」
「え”、耳垢ですか?」
「耳掃除の時に耳垢を押しこんじゃうんです。それがどんどん繰り返されて、耳が詰まるんです。素人は耳掃除しちゃ駄目なんですよ。耳垢って言うのは、自然に外へ出てくるんです。人間の体って、不要な物は出すように出来ているんです。それを無理に取っちゃ駄目なんですよ。」
そして先生は、これは素人では取れませんよ、と言って、ガリガリと耳垢を掻き出してくれた。最後にもう一度検査すると、ちゃんと聞こえるではないか!

これまでの10年間は何だったんだ?

「聞こえますか、良かったですね。」

と看護師さん。私が、耳垢が原因だったなんて恥ずかしい、と言うと、

「そんなこと、ないです。結構多いんですよ。耳掃除は本当はとても危険で難しいんです。」

一つ勉強になりました。