幹事さんがお茶を飲むために予約したのは、朝黒胡麻団子を買ったお店のすぐ近くにあった和菓子屋さん。せま〜〜〜〜〜い路地の中にあります。立派な駐車場を持っているのですが、お店そのものが菓子屋に見えなかったので、家人は前を素通りしてしまい、数分間迷子に・・・お友達が電話をくれてすぐ合流出来ました。(碁盤の目の土地なので、ぐるりと廻って戻って来る。)
お菓子屋さんは、どう見ても、料亭にしか見えません。
立派な門構えで、門に暖簾が下がっていて、「菓子匠 ○○」とあります。
門をくぐって玄関まで数メートル庭を歩きます。お菓子屋さんですよ。
柴の戸の向こうには立派な枯山水の庭園がちらりと見えました。
幹事さんがお店の人に「予約した○○です」と言うと、
「どうぞお靴を脱いでお上がりやす。」
我が家の玄関より遙かに広い玄関で靴を脱いで、示された方向へ長い廊下を歩きます。お菓子屋さんですよ。
広い二間続きの座敷に座卓と座布団が数セット。座敷の周囲は回廊でガラス戸越しに先刻の庭園、反対側にも枯山水の別の庭園。
さらに、奥にもう一つ奥座敷があって、そちらでは和服姿の男女が数人お茶をされていました。
私たちは8帖の間で、一組。メニューはわらび餅、善哉、白善哉、生菓子(抹茶・煎茶などのセット数種)など。お菓子で1000円以上します。
和菓子が苦手な私は生菓子抹茶セット、男性3人はわらび餅、一人だけ白善哉が珍しいから、と注文。
わらび餅は黒いです。餅一つでタバコ一箱の値段です。
生菓子は男性たちに4分割して食べてもらい、私は抹茶だけいただきました。美味しかったです。
白善哉は白い豆の善哉で、見た目は白味噌のお雑煮みたいです。でも、しっかり甘いそうです。
欄間を眺めたり、お庭を写真に撮ったり、喋って和やかに過ごし、そろそろ解散でしょうかね、と言いかける頃、お店の人が来て、はんなりとこの様に言われました。
「申し訳ございませんが、新しく来られたお客様がお車を廻されずに困っておられますので、二台ばかり動かしていただけまへんやろか?」
私たち関西人、すぐにこの京都風の婉曲な表現方法を理解しました。
「あ、はいはい、もう出ます。」
お店の人が行ってしまうと、大阪人も奈良人も兵庫人も、顔を見合わせて、「ぷっ」と吹き出し、
「京都やな〜」
「ですね〜」
「恐ろしいねぇ〜」
「はっきりしてるね〜」
お会計は玄関横の、「普通に」お菓子を販売している(ただし、見本だけ置いてあって、欲しい物は奥から持って来てもらう)ところでお支払いです。
菓子匠を出て、そこで今回は解散。
来た道を帰るのはつまらない、と帰りは国道9号線(西日本の日本海側を通る動脈的国道)を走り、北の亀岡経由で山越え、篠山市に抜けました。
途中吹雪が激しくなりましたが、篠山市街地では雪がなく、そこで以前から気になっていた料理屋さんに入って温かい牛鍋(一人前1500円)で夕食を取って帰りました。
お終い(笑
気ままに思い浮かんだショート・ショートや、美味しい食べ物のことや、旅行の思い出を書いていきます。
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2010年2月8日月曜日
京都和菓子ツーリング 3
雪の中、八瀬方向へ車を走らせます。洛北は洛中と違って完璧に吹雪状態。積雪も、それなりにありました。一両編成の叡山電鉄と並んで走り(一両だけでも電車の方が速いんですが)、八瀬離宮(皇族の家ではなく、貧乏人にはご縁がない会員制リゾートホテル)を横目に見ながら、大原の里へ。
国道沿いに三千院参拝客用駐車場がいくつかありますが、無視して狭い道を登り、広い駐車場に駐めました。一台500円払って、歩行者のいない参道を歩いて登って行くと、奥にも駐車場があり、400円・・・「損した気分」「いやいや、観光旅行は歩かなあきませんよ」とかワイワイ言いながら5人で三千院に到着です。
ここまで来ると土産物屋が並び、結構観光客も多いです。(みんな奥に駐めてるんだ・・・)
お寺の入り口で、「三千院門跡」と書いてあるのを見て、大阪人が「門跡? 遺跡でも出たんですかね?」「いいえ、皇族関係とかが住職してたお寺のことですよ」
拝観料は700円。あと、中にお賽銭入れが多数ありますが、こちらは自由ですから(笑
有名な角大師の掛け軸や、仏像(巨大な国宝の仏像が無造作(?)に外のお堂にあります。巨大過ぎて盗めないのでしょう。)や、皇族出身の住職がいた「玉座」(俗世を棄てられない証拠)をほぼ素通り同然に見ます。(大阪も奈良もお寺は多いので、みなさん興味ないのです。)
みんなで雪の庭園の写真撮影に没頭しました。お寺の庭の雪景色は本当に美しいです。真っ白な中に一輪赤い椿が咲いていたり、小さなお地蔵さんが雪を被って合掌していたり、池の水面に雪が積もっていたり(氷ではありません)。
気がついたら雪でコートがべとべと。土産物屋さんが熱い梅昆布茶を試飲をやっていて、そこで熱いお茶をいただき、買わずに帰りました。(笑
予定では、この後柴漬けの名店でお土産購入だったのですが、雪が激しいので、「もう漬け物はいいか」となり、お茶を飲みに洛中へ戻りました。
晴れていました・・・
京都和菓子ツーリング 2
さて、折角ただで駐車させてもろたんやから、と神社を見学。でも、誰もお賽銭は払わずに、退散。 幹事さんが写真撮るのに夢中になって足を滑らせて転倒なさいましたが、カメラは死守。流石です。(笑 この人、毎回ツーリングの度に、どこかで転倒する名人です。
昼食は、これも行列が出来るラーメン屋さん。本当は行列してまでラーメン食べたいとは思わなかったのですが、幹事さんがセッティングされていたので。
ここも駐車場が狭くて、全員お金がかかるコインパーキングに駐車。(後でラーメン屋さんが「ごめんなさい」と謝ってくれました。)
行列は、店内にいた客が50人ほど出てから、やっと私たちも店内へ。そこからまた長くて・・・つまり、5人のグループなので、5人分席が空くまでお店の人は次の客を誰も入れないのでした。一人分だけ空いたから、単独の客を先に入れると言うことはしないのね。だから、私たちのすぐ後ろにいた単独の男性客は、文庫本持参で、待っていました。(慣れているらしい)
ラーメンは・・・ずばり言って、並んだ甲斐があって実に美味しかったです。
鶏ガラスープで、ちょっと甘い感じで、テーブルの上に無料のニラの胡麻唐辛子和えが置いてあり、それをトッピングすると忽ち担々麺みたいな味に変身します。一杯で二度美味しい。600円です。焼き豚も自家製らしく、また、鶏の唐揚げが、350円で、ものすごい量。カレー味で、キャベツが山盛り付いています。
大阪人2さんが「この店、採算が取れさえすれば細々とやって幸せだったのに、思いがけず人気が出てしまって正直困っているって言う雰囲気やね。」と批評。
なお、道を隔てた向かいにもラーメン屋さんがありました。客、入っていたのかなぁ・・・
次は大原、三千院。
京都和菓子ツーリング 1
今日の京の都は寒うおした。
大原の里では吹雪に遭いまして、カメラ濡らしたらいかん、言うて、柴漬け買わずに帰って来ました。
最初、洛中では晴れてました。
と言っても、雪が降ったり、晴れたりの曖昧なお天気で。
一番最初、桂川で家人の自動車仲間3人(大阪人2、奈良人1)と合流。
まず、黒豆大福で有名なお店へ。なんでも、午前10時半には売り切れる人気店だそうで、車下りるなり幹事の大阪人さんが走って行って偵察。
「今、並んでないです、今のうちですよ!」の声で男たちは大福を買いに走りました。
京都の商店街と言うのは駐車場がないので、路上駐車です。勿論違反なんですが、もうあっちこっちで路駐やってるんで、すんごく走りにくいです。ブツブツ文句言いながら走って、結局自分たちも路駐です。(苦笑
二軒目は、黒蜜団子で有名なお店。ここも路駐しか仕方がないんですが、不幸中の幸い(?)に、前後で道路工事やってまして、その間が空いていたので、そこにドイツ車3台停まって買い物。(一台だけ路地にいました)パトカーが来ましたが、見て見ぬふりして通り過ぎて行きました。(そんなんでいいのか、京都府警?)この団子屋さんも行列出来る店らしくて、今日は寒いので客が少ない?
三軒目は、黄粉餅炙り白味噌タレ で有名なお店。
あ、すみません、今回は「男の京都和菓子ツーリング」と言うタイトルのドライブだそうです(爆笑
こちらは、駐車場は店にはないのですが、お店が大きな神社の門前にありまして、その神社の境内に無料で駐められることに幹事さんが気がついて、みんなで堂々と駐車。
お餅の店は参道をはさんで同じ炙り餅を売る二軒の茶店が競合していました。
微妙に味が違うとかで、幹事さんはネットで「こっちが美味しい」と言う書き込みの多い方を選択。
白味噌タレは甘くないので、私もこれはいただきました。
う〜ん、私は焼き鳥の方がいいなぁ・・・同じ串に刺して炙るんだったら・・・
さて、次は昼食ですね。
大原の里では吹雪に遭いまして、カメラ濡らしたらいかん、言うて、柴漬け買わずに帰って来ました。
最初、洛中では晴れてました。
と言っても、雪が降ったり、晴れたりの曖昧なお天気で。
一番最初、桂川で家人の自動車仲間3人(大阪人2、奈良人1)と合流。
まず、黒豆大福で有名なお店へ。なんでも、午前10時半には売り切れる人気店だそうで、車下りるなり幹事の大阪人さんが走って行って偵察。
「今、並んでないです、今のうちですよ!」の声で男たちは大福を買いに走りました。
京都の商店街と言うのは駐車場がないので、路上駐車です。勿論違反なんですが、もうあっちこっちで路駐やってるんで、すんごく走りにくいです。ブツブツ文句言いながら走って、結局自分たちも路駐です。(苦笑
二軒目は、黒蜜団子で有名なお店。ここも路駐しか仕方がないんですが、不幸中の幸い(?)に、前後で道路工事やってまして、その間が空いていたので、そこにドイツ車3台停まって買い物。(一台だけ路地にいました)パトカーが来ましたが、見て見ぬふりして通り過ぎて行きました。(そんなんでいいのか、京都府警?)この団子屋さんも行列出来る店らしくて、今日は寒いので客が少ない?
三軒目は、黄粉餅炙り白味噌タレ で有名なお店。
あ、すみません、今回は「男の京都和菓子ツーリング」と言うタイトルのドライブだそうです(爆笑
こちらは、駐車場は店にはないのですが、お店が大きな神社の門前にありまして、その神社の境内に無料で駐められることに幹事さんが気がついて、みんなで堂々と駐車。
お餅の店は参道をはさんで同じ炙り餅を売る二軒の茶店が競合していました。
微妙に味が違うとかで、幹事さんはネットで「こっちが美味しい」と言う書き込みの多い方を選択。
白味噌タレは甘くないので、私もこれはいただきました。
う〜ん、私は焼き鳥の方がいいなぁ・・・同じ串に刺して炙るんだったら・・・
さて、次は昼食ですね。
2010年1月26日火曜日
2010年1月17日日曜日
久々、オルモさんでランチ
今日は久し振りに柏原に行って、オルモさんでランチを食べた。
人気レストランなので、席に案内されてすぐに満席になった。
Today we ate lunch at Olmo an Italian restaurant in Kaibara Town first in a couple of months.
It is so popular that all the seats were occupied as soon as we took a seat.
前菜
温かい人参のスープ、里芋のパテ、スモークサーモン、但馬牛のカルパッチョ ホウレン草のオムレツ、大根のトマトソース煮、サツマイモの甘露煮、玉葱のロースト
里芋がテーブルの上に落っこちて残してしまった。嫌いだと思われたかなぁ・・・
Antipasto.
Carrot soup, pate with taro, smoked salmon, Carpaccio of Tajima beef, spinach omelet, Daikon ( Japanese radish ) with tomato sauce, boiled yam with honey, roast onion.
I dropped taro and had to leave it. Afraid if they thought I hated it.
パスタ
タリアテッレ 茸とハムの生クリーム
少なく見えるけど、このお皿は「下げ底」(笑
Pasta
Tagliatelle, fungi and ham with cream.
It looks in short on this picture but the plate was actually deeper than it looked.
主菜
丹波地鶏のソテーとポテトとチーズのグラタン
Main dish.
Grilled chicken produced in Tanba and potato and cheese gratin.
デザート。
チョコレートケーキ、氷上牛乳のヨーグルトアイスクリーム、パンナコッタ と熱いコーヒー。
パンナコッタはオレンジリキュール風味。
Dessert.
Chocolate cake, Yogurt flavored ice cream from milk produced in Hikami, Panna cotta and a cup of coffee.
Panna cotta was flavored with orange liqueur .
古いオルモさんのお店は、明後日から改装工事で暫くお休みになるんだそうだ。
偶然とは言え、休業直前に行けてラッキーだった。
でも、どんな改装になるんだろう。ちょっと気になる。
They say that they will close their restaurant for remodeling from the day after tomorrow until in about a month or longer.
We were lucky to visit them before the shop will be closed.
I wonder how they will remodel that shop.
人気レストランなので、席に案内されてすぐに満席になった。
Today we ate lunch at Olmo an Italian restaurant in Kaibara Town first in a couple of months.
It is so popular that all the seats were occupied as soon as we took a seat.
前菜
温かい人参のスープ、里芋のパテ、スモークサーモン、但馬牛のカルパッチョ ホウレン草のオムレツ、大根のトマトソース煮、サツマイモの甘露煮、玉葱のロースト
里芋がテーブルの上に落っこちて残してしまった。嫌いだと思われたかなぁ・・・
Antipasto.
Carrot soup, pate with taro, smoked salmon, Carpaccio of Tajima beef, spinach omelet, Daikon ( Japanese radish ) with tomato sauce, boiled yam with honey, roast onion.
I dropped taro and had to leave it. Afraid if they thought I hated it.
パスタ
タリアテッレ 茸とハムの生クリーム
少なく見えるけど、このお皿は「下げ底」(笑
Pasta
Tagliatelle, fungi and ham with cream.
It looks in short on this picture but the plate was actually deeper than it looked.
主菜
丹波地鶏のソテーとポテトとチーズのグラタン
Main dish.
Grilled chicken produced in Tanba and potato and cheese gratin.
デザート。
チョコレートケーキ、氷上牛乳のヨーグルトアイスクリーム、パンナコッタ と熱いコーヒー。
パンナコッタはオレンジリキュール風味。
Dessert.
Chocolate cake, Yogurt flavored ice cream from milk produced in Hikami, Panna cotta and a cup of coffee.
Panna cotta was flavored with orange liqueur .
古いオルモさんのお店は、明後日から改装工事で暫くお休みになるんだそうだ。
偶然とは言え、休業直前に行けてラッキーだった。
でも、どんな改装になるんだろう。ちょっと気になる。
They say that they will close their restaurant for remodeling from the day after tomorrow until in about a month or longer.
We were lucky to visit them before the shop will be closed.
I wonder how they will remodel that shop.
2010年1月9日土曜日
またあの日がやって来るね
お正月の雰囲気が薄れると、神戸新聞は恒例の様に、震災の記事に取り組む。
遺族の話、とくに遺児たちの記事は今でも胸を打つ。よそから来た人や、経験しなかった人は、もういい加減にしたら、と思うだろう。
でも経験した人は知っている。これは、かつては自分たちにとっても人ごとだったこと、そして今はもうどこで起こっても人ごととは思えなくなっていると言うこと。
新潟でも岩手でも、地震は多くの被害を出した。海外でも悲惨なニュースがどこかで生まれている。
地球は生きている。だから、人ごとではない。
東海地方に行った時、防災の取り組みが日常行われていることが街角を見ただけでもわかった。神戸はまだ甘いんじゃないか、と思えるほど、あちらでは真剣に準備している。
ちょっとぼーっとしている地方の人は、日本列島に住んでいることを思い出して欲しい。
神戸がこの時期、しつこいように震災体験を語るのは、同情して欲しいからではない。悲劇を繰り返して欲しくないからだ。
だから、ちょっとした工夫で良いから、怪我をしないように、何かあっても困らない程度の準備はしておこうよ。
遺族の話、とくに遺児たちの記事は今でも胸を打つ。よそから来た人や、経験しなかった人は、もういい加減にしたら、と思うだろう。
でも経験した人は知っている。これは、かつては自分たちにとっても人ごとだったこと、そして今はもうどこで起こっても人ごととは思えなくなっていると言うこと。
新潟でも岩手でも、地震は多くの被害を出した。海外でも悲惨なニュースがどこかで生まれている。
地球は生きている。だから、人ごとではない。
東海地方に行った時、防災の取り組みが日常行われていることが街角を見ただけでもわかった。神戸はまだ甘いんじゃないか、と思えるほど、あちらでは真剣に準備している。
ちょっとぼーっとしている地方の人は、日本列島に住んでいることを思い出して欲しい。
神戸がこの時期、しつこいように震災体験を語るのは、同情して欲しいからではない。悲劇を繰り返して欲しくないからだ。
だから、ちょっとした工夫で良いから、怪我をしないように、何かあっても困らない程度の準備はしておこうよ。
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