2013年11月3日日曜日

閑話休題 2

政権争奪学校の運動会で

隠岐先生 「次は短距離走です。 我が紅組の走者は猿飛佐助ですね。 期待しています。」

お国ちゃん「でも先生、白組には、脚の速い獅子王院君や、奇抜なことをしかけてくる補欠の霧隠才蔵君がいます・・・」

隠岐先生 「確かに、あの二人は 侮れません。 何か良い策はありませんか、幸村先生?」

幸村先生 「うむ・・・そうですな・・・おお、丁度良い、あれがある! 穴山君!」

穴山小助 「はい、先生?」

幸村先生 「昨日作ったアレを持て。」

穴山小助 「はは!」


トラックのスタートラインに、選手の猿飛佐助、霧隠才蔵、三好青海、獅子王院 等が並んだ。
校長の菊亭晴季先生がスターターを構えた。

「位置について・・・よーい、ドン!」

瞬間、穴山小助が黄色い塊をどっさり猿飛佐助の足許に投げ入れた。

猿飛佐助 「わ!! 醍醐!!!!!」

ビュッ!

獅子王院 「はやっ!」

霧隠才蔵 「マジか!」

するとお国が憂い顔に・・・

お国ちゃん 「佐助君がコースを外れました・・・」

穴山小助 「先生、佐助君が、救護班の青子ちゃんの方へ・・・」

獅子王院 「猿飛佐助、許さぬ!」

霧隠才蔵 「待て、獅子王院! 話せばお互い茶を酌み交わす友となれようぞ!」




失礼しました・・・
 

2話 5/5

色街の室町で、才蔵お国は面会。
才蔵は遊女屋に女性が尋ねて来たのでバツが悪い(そりゃそうだ・・・)

お国は彼にどちらに聞くのかとしつこく尋ねる。
彼女にそんな権限があるのか、そんなに才蔵が気になるのか、と本放送を見た時はイラッときたが、今思えば、彼女の「立場」から才蔵の真意を知るのは重要だったのだろう。
才蔵は隠岐殿に惚れていると言い切って、お国に寂しい思いをさせる。

お国は才蔵に櫛を返そうとするが、返しそびれる。
あまりに才蔵が隠岐殿にこだわるので、隠岐殿のために買ったのかと勘ぐったのかも?
お国の嫉妬?

ふと才蔵がお国を見つめて言う。
「お国どのは綺麗な目をしている。でもどこか寂しげだなぁ!」

才蔵、何かをお国に感じ取っている。

才蔵に江戸方から渡りが来た。

2話 4/5

獅子王院が出てこないのでさっさと見る・・・って一瞬出て来たではないか(笑

真田幸村は堺の商人 堺屋利平衛の店でワインと醍醐でお話中。
堺屋は大阪方の商人。
そこへ佐助が才蔵のことを報告に現れる。
幸村が才蔵の評判を称え、「佐助と並ぶ・・・」と言うと佐助は憮然として「でも馬鹿は馬鹿でござる」

醍醐はどうしても受け付けない佐助であった・・・

幸村が京から堺までいつも同じ乞食が尾行してくると言う。

一瞬、街角に佇む獅子王院が映る。(真面目にお仕事中)

お国は分銅屋に才蔵を尋ねるが彼は留守。
櫛を直接渡したいと言うお国・・・かなり才蔵が気になっているみたいで・・・
すると菊千代孫八に「才蔵様は室町に・・・」
孫八、「なにぃ? あの方に室町に行かれる金などない!」

しかし、才蔵は室町で遊女相手にうなじの検分中。(何をやってるんだ?)
そこへお国ご来店・・・

2話 3/5

才蔵、青姫を騙る呼び出し状に応じて面会場所へ。
そこでお国と再会。
顔は覚えていても名前が出てこない・・・でもお国は彼に再会してちょっとだけ嬉しそう。

遂に隠岐殿と対面。
女性に興味があるだけ、と主張する才蔵に、隠岐殿の方はビジネス話・・・
そこへ佐助が黒装束でかっこよく登場。
才蔵とは以前一緒に働いたことがあるらしく、親しげに、しかしビジネスの話。
才蔵は孫八の傷の仇として、薬代を要求。
大阪方へ味方しろと言う隠岐殿と佐助に対し、才蔵はまったく載ってこない。
自分の腕が欲しければ獅子王院の雇い主より高値を、と挑発までする。
周囲に流されたくない反骨精神溢れる若者だ。(笑

去って行った才蔵、うっかり青姫の為に買ったらしい櫛を忘れて行き、お国が拾う。
何故才蔵がこんな物をいぶかしがるお国に、隠岐殿は「尋常でない考えの者」と言い切る。(笑
お国は櫛を懐に入れるが、これは別に猫ばばではないよ・・・

2話 2/5

大納言様は、才蔵の質問をはぐらかそうとするが、つい口が滑って八瀬の美女と知り合いだと才蔵に悟られてしまう。
お公家さんは面倒な武家の争いに関わりたくないのだが、権力を失っても朝廷・公家は当時の最高位の人々。政治にまったく無関係とはいられない。

青姫は相変わらず子供の様に振る舞っている。
才蔵がはずみで「惚れている」と言ったことを覚えていて、困らせる。
才蔵、「言ってしまった」と後悔する表情が可愛い。
でも彼も屈託ない姫が好きになっている。恋愛とはちょっと違うが。

孫八は八瀬で見かけた女乗り物が通るのを発見して尾行するも、護衛に付いていた猿飛佐助に気づかれてしまう。

二人のやりとりが一部カットされている印象がある。
もしかすると、現代の放送コードに引っかかる台詞があったのだろうか?

手を傷つけられた孫八は才蔵に悔しさをぶつける。
孫八の手当をしてあげる才蔵、とても優しい顔。(三浦さんは、他人を思いやる演技がとても上手だ。)
この老僕が好きでたまらないのだろう。
相手の人相を聞いて、猿飛佐助だと気が付く才蔵、なんだか嬉しそう。
佐助の実力を知っていて、その相手が出来ると言う喜びだ。

再び菊亭大納言家。
青姫が才蔵に「どこのお屋敷に住んでいるのか」と尋ねたらしく、才蔵が「わしにお屋敷なぞ・・・」と大笑い。
住まいは「この部屋の半分」と聞いて、姫が「青子の家の玄関ほどか・・・」
 そして、才蔵に「惚れている」と言う言葉の証明に櫛を所望。
この櫛、後にも登場するアイテム。

2013年11月2日土曜日

2話 1/5 「冬の暗流」

冒頭の霧隠才蔵獅子王院の闘いは、今ひとつ・・・
俳優ではなくて、撮影技術の問題でしょうね。
あるいは、低予算のせいか?
兎に角、獅子王院が何をしているのか、再見しないとわからなかった。
凄い忍者なんだから、もっとスピード感出してあげましょうよ、監督!

お互い早々に名を名乗る忍者・・・いいのか、それで?(苦笑

二人が闘っているのに取り巻いて見ているだけの連中・・・(後に才蔵が三河の武士だと言ってましたが。)

そう言えば、どの時代劇でも主役と敵役がタイマンで闘う時は、残りの人は取り巻きだけでしたね。 そうしろと教わってる?

外野が騒がしくなったので、獅子王院の方から仲間に引き上げを提案。
その時、彼が敬語を使うので、取り巻きの方が身分が上? と思う。
手下じゃなかったんだ・・・
怪しい連中が走り去った後で、塀から下りて来た獅子王院。
さっきまで斬り合った才蔵にさっさと背中を向けて歩み去ろうとする。
才蔵は、相手に個人的恨みなどないので、自分の売り込みにかかる。
獅子王院、面食らう? 「雇われたいのか?」って聞いてしまっている。
才蔵が「伊賀だな?」と言えば、「違う!」と何故かむきになって否定。

原作では、伊賀の忍者は武士並に剣術を使いこなしたとあったはず。
才蔵も獅子王院も、実はかなり剣の使い手。(ただし、なんちゃら流とか言う武士の剣術とは違う。)
どう言う戦法を使うかで、その忍者が属する集団がわかったらしいです・・・

いきなり友達になろうなんて言われて、獅子王院、またむきになって「次は殺す!」と捨て台詞を残して去って行く。
うむ、かなり屈折した青年だ・・・

才蔵は青姫を乗り物から救出、文字通り御姫様抱っこで運んで行く。
青姫、ずっと縛られたまま成り行きを耳をダンボにして聞いていたけど、目撃はしていなかったはず。
何故そんなことを書くかと言うと、後日、才蔵・獅子王院・青姫の三者懇談会(?)があった時 、姫が獅子王院を見て、「誰?」と尋ねると才蔵が「以前にも会っている」と言うのだが、この1話1/5を見る限り、青姫に直接手を下したのは覆面男たちで獅子王院は見張り又は護衛みたいな感じなの。

大納言に面会して姫救出の報告をする才蔵。
中継ぎの間(?)に入ったら顔が半分影に入っている。
カメラさん、主役の顔に影は駄目じゃない?
大納言は青姫が襲われた理由も、湯殿の美人の正体も知らぬ存ぜぬで押し通そうとする。

獅子王院は黒屋敷で武士徳永に報告。徳永は不首尾をチクチクと指摘して獅子王院をいびる。
この人は忍びが嫌い。理由は後で語られる。
獅子王院の雇い主が俊岳と言う名であることはわかる。
獅子王院は雇い主に信用されないことが悔しい。
それでも才蔵が売り込んできたことは、ちゃんと伝える。
良い人だ!

才蔵は孫八に、獅子王院に腕を売り込んだことを告げる。
孫八は気に入らないらしい。
分銅屋には抜け穴もある、と意味なく披露。


2013年11月1日金曜日

1話 4/4

真田幸村と言う人はどのドラマや映画でも落ち着いた大人の雰囲気の武士だ。
果たして実際は・・・などと疑いを抱かせないほどどれも同じ。
竹脇無我さんは、なかなか綺麗な幸村を演じていらっしゃる。

堺の商人の家(土蔵を改装した部屋の様にも見える)で、幸村とお国が向かい合って会話。
お国はこの国の行く末を案じている。

彼女にはそう心配せざるをえない訳があるのだが、それは後日・・・

二人の横で佐助が大人しく座って話を聞いている。
佐助は隠岐殿に仕えていると言うより、幸村から派遣されているのだろう。
(真田十勇士だもの)

幸村がお国にあげたい物があると席を立つ。
お国は、ワインに興味を抱いている佐助に声をかける。
先ほど言いかけた徳川方の忍びの名を尋ねると、佐助が答える。

獅子王院

甲賀と言うか豊臣方の間ではなかなか知られていると言うか、恐れられている? 名前らしいが、佐助は顔を知らない。

写メがない時代だし、仕方がない。

二人が獅子王院の噂をしていると、いつの間にか幸村が戻って来ていて、彼も「獅子王院か・・・」と呟く。

特に幸村が覚える必要はないと思うが、これは敵役の名前を視聴者に印象づける目的なのだろう・・・

幸村がお手製の醍醐をお国に与える。
佐助は臭いが苦手なのでさりげなく去ろうとして、幸村に止められる。
醍醐の大きな欠片を手に載せられて、思わず「こんなに?」と哀しそうな佐助(笑
お国は、牛の乳と聞いて吐き気が・・・
二人の反応は当時の日本人には普通のものだったのだろう。

普通でないのが忍者で、才蔵は分銅屋の二階で醍醐をもぐもぐ食べて、孫八に愚痴られている。非常食をお八つにするな、って・・・

伊賀では醍醐は普通に作られているみたいだから、甲賀でもあると思うし、佐助が苦手なのはただの好き嫌い。

才蔵は孫八の愚痴から逃げるために大納言家に出かける。
(分銅屋の階段は滑り台にもなるのね)

大納言家の前では、白やら黒の忍者装束の怪しい男達がいて、縛り上げた青姫を駕籠に乗せる。
才蔵はそこへ入って行き、邪魔をする。
すると、三河でも大阪でもどちらでもないなら邪魔をするな、と声がする。

素敵なドスの利いた声!

獅子王院の登場だ。

鬼の面を後頭部に付けて後ろ向きに現れる。

これ、原作でも獅子王院のオジサンはこうやってた様な気が・・・(実家で本を探せ!)
原作の獅子王院は、風魔。
美内すずえさんの「忍者屋敷に春が来た」と言う漫画で、主人公の風魔忍者の一家が後頭部に面を付けて走り去るシーンがある。敵に「後ろ向きに走ってる」と思わせて、驚いている間に逃げる忍術だそうな・・・(そんなんで引っかかるのか、普通・・・?)

獅子王院、自己紹介してから、振り返る。
白塗りの異様な顔に、才蔵、びっくりして・・・
二人で空中に飛び上がって・・・

 あの近距離で空中戦してどーすんだ? と思うが・・・

2話に続く