2013年10月27日日曜日

風神の門 感想3

第7話から第10話

本放送を見た時は、お国が獅子王院の邪魔ばかりするので、腹が立って仕方がなかった。
今見ると、間者としての立場で揺れ動く複雑な心境と恋する女性の苦しみで自分でもわけわかんないほど行動してるんだな、ってことがわかる。

それに振り回されて怒ってる獅子王院が可愛い(笑

三河万歳を見て覚えてしまう才蔵と佐助、忍者が方言をすぐ学習出来る能力を磨くと言うのを読んだけど、芸事もすぐにマスターするとは、なかなかのもんだ。

青姫と梅が枝の珍道中。
可愛らしい。
梅が枝が良いね。
遊女だから、世の中の苦しみをほとんど知り尽くしてるんじゃない?
だけどそれをくどくど姫に教えたりしない。
最近のドラマではよく主人公に説教するヤツがいるけど、あれは嫌だな。
梅が枝のように、「世の中には知らない方が幸せなこともありますよ。」ってさらりと言ってくれるほうが、良い。
最後の「あるの・・・」って言う呟きに、何故かジンときてしまう私め。
 とびきりの美人ではないけど、すごっく魅力的な女性で、佐助が好きになるのもわかるし、青姫がお友達にしてしまうのもわかる。
「商い」を姫にはさせない、ちゃんと守ってあげるし、どうしてさせてくれないのか問う姫に、「あんたには負けるもの」って、姫に殿方を悩殺する魅力があることもわかってる。

幸村のところは、正直退屈なんだけど、獅子王院がチラチラ出てくるのが楽しみ。
それに青姫を見る時の表情に、もう思慕の片鱗が出て来ている。
磯部さんは、目で演技するのがとてもお上手だ。
画面の前のこっちまで悩殺されてしまう眼力ではないか(笑


一つだけ、監督に文句を言いたい。
才蔵や佐助はともかく、獅子王院があの格好で街ん中歩いたら、しかも真っ昼間に、目立ちまくってしゃーないやろ????
だから甲賀者に、「あ、獅子王院だ」って発見されるんじゃん・・・(涙



 

2013年10月26日土曜日

風神の門 感想2

第4話から第6話まで

本放送を見た時は、才蔵はただファンキーなヤツとしか印象に残らなかったけど、今見るとなかなかかっこいいし、ちゃんと自分なりの考えを持った男だ。
それに常に前向きなのが良い。
決してうじうじしないのだ。
軽いと言えば軽いけど・・・
三浦浩一さんも、なかなか良い漢ではないか。
この人、「風神の門」以外では、「太陽に吠えろ」とあと何か現代物に出ていたけど、そんなに印象がなくて、残念!
この才蔵が最高に良いので、それ以上の印象を与える作品が私的には見つけられなかったのだね。
磯部さんは、何に出ていても、あの面構えなので直ぐわかったし、どんなちょい役でも見逃せない。それにお歳を召されても、やっぱり好きだぁ♪

今回はお国が才蔵にどんどん惹かれていくんだね。

それと耳次の登場。
この人、後にすごく印象に残る出来事が、私的にあって、忘れられない脇役。

そして、獅子、相変わらず才蔵に嫉妬してますが、そこが可愛い。
山の中で才蔵と喧嘩して追いかけっこしてる二人。
気持ち的に余裕のない獅子王院にもっと楽しく生きろと言う才蔵。
楽しく生きられたら、獅子は幸せになれたかも知れないのにね・・・

それにしても、九度山へ行く道で、初めて対面する獅子と佐助。
獅子王院は佐助の顔を知っていた?
「お初にお目にかかる、佐助殿」って。
獅子王院の評判は聞いていた佐助の方がびっくりしてるし。
忍者って、案外グループは違っていても情報交換などで繋がりはあったのかも。

そんでもって、遂に獅子王院と青姫、正式に(?)ご対面!
第1話で自分を誘拐した男だと才蔵に紹介されて(?)、「久し振りじゃな!」と陽気にご挨拶する御姫様。
獅子王院、固まってますがな。
きっとドキドキしていたんだな。

 

風神の門 感想1

昨日、「風神の門」の動画を発見した。
削除されないように警戒しているのか、検索では出てこないようにアップされていたが、明らかに日本の視聴者向けに日本人がアップしている。
早速、1、2、3話を見た。
懐かしくて涙が出そうだった。

みんな若い、皺ひとつない、艶々した顔の役者さんたち。
今では鬼籍に入られた竹脇無我さんや、多くのベテラン俳優さんたち。
母親役が似合う年齢になった女優さんたち。

それにしても、素晴らしい時代劇だ。
司馬遼太郎の原作とは違っていても遜色ない。
先日、「風神の門」を思わせるストーリーの時代劇を見たが、同じ脚本家の作品だったと知って驚いた。
つまらなかったからだ。 「風神の門」を越えられないのだろうか。

第一話
霧隠才蔵、猿飛佐助、隠岐殿、お国、青姫、真田幸村、重要な登場人物が出そろい、最後に、待ってました、で 獅子王院!
どの役者さんもきらきら輝いている。
萌え!

ところで、最後に空中に飛び上がって才蔵と獅子王院、対決するか? のシーンで、パンツ見えてないか・・・獅子王院?

青姫のキャラ、良いよね。
屈託亡くて、天真爛漫で、他人の悪意なんて存在することを知らないみたいな。
公家の御姫様って、武家の姫とは違うってことをはっきり体現している。
隠岐殿やお国のぴりぴりした感が全くない。
だから才蔵ともすぐお友達になってしまうし。

ところで、菊亭大納言の岩井半四郎さんと、青姫の樋口可南子さんって、身長同じ?
時代劇だから樋口さんは靴履いてないんだし、廊下で並んだら身長いっしょだった。

ってどうでも良いことばかり感心する私め・・・

第二話
獅子王院がたくさん出て来て嬉しい。
そして、俊岳様・・・佐藤慶様! 良いお声です。
時代劇のお殿様、本当にお似合い。
そして、真田幸村、竹脇無我さん。
チーズ嫌いの佐助に気が付かないのか、毎回醍醐をお薦め。
佐助も可哀想に・・・

ところで、くのいち って珍しかったのかな?

第三話
  またまた獅子王院、いっぱい出て来ますが。
みんなから評価される才蔵に嫉妬して噛みつきたがってます。
その焦燥感が滲み出る顔が可愛い。(萌え)
近づいて来た狼に吠える忠犬を宥める飼い主みたいに俊岳様、獅子王院に命令する声も優しく ・・・
どちらかを選べと言う獅子王院に、「どちらも欲しい」
獅子君、納得出来かねませんがな・・・
  
徳川からもらったお金で佐助と遊ぶ才蔵。
お金の出所を聞かされて悩む佐助。単純で可愛い。
忍者だったら開き直れよ、まるで侍じゃん。
川で禊ぎをしたら、OKだって、才蔵は佐助の取り扱い上手だし。

最後の大根囓りの名場面、いいよねぇ・・・例え、大根畑がしらじらしくセットでも・・・
   
 

2013年10月22日火曜日

鞆の浦 と 倉敷 美観地区

婦人会の旅行で、広島県福山市 鞆の浦 へ行った。
生憎の雨模様で、評判の美しい町並みは見ず終い。

ホテル鴎風亭 で会席料理をいただいた。
「フードコート」を見てね。


気を取り直して、岡山県倉敷市へ移動。
美観地区を散策。










 
気が付いたら、川しか撮ってない!

2013年10月20日日曜日

脇役が好き♪

昔、1980年に国営放送で「風神の門」と言う時代劇をしていました。
原作は司馬遼太郎さんの同名小説。
でもテレビドラマ用にかなり内容に変更がありました。
一番の変更が、脇役で登場する徳川方の忍者、獅子王院。
原作では数ページの登場で、凄腕なのに主人公の霧隠才蔵に両足首を切られ、逆立ちして走って逃げ去る。
無理やろ、そんなこと・・・

ドラマでは、この数ページしか出てこないオッサンが、初回から最終回まで主人公のライバルとしてレギュラー出演。
俳優の磯部勉さんが、ただでさえ強面のお顔を青白いメーキャップで気持ち悪く演出して登場。
冷酷非道で仲間さえ用済みになればどんどん切り捨ててしまう、恐いお人。
ところが、この氷の様な忍者が、戦略の為に誘拐した公家の御姫様に恋をしてしまうのが、ドラマなんですね。
御姫様は、今では白い犬と結婚してアフリカ系アメリカ人の息子と日本人の娘がいる樋口可南子さん。
大納言家の深窓の御姫様なので、超が付く天然。

でも、この異色カップルが、私にはすっごく気になったのであります。

まず、初登場のシーンで、原作では、厠に行くのが面倒臭いので庭先で用を足しているところに霧隠才蔵が現れる。
男性に見られても平気なのが公家の娘、武家とは違う、と才蔵が感心してしまうのです。
そんな純真無垢の姫を誘拐した獅子王院、彼女に接するうちに氷の様な心が氷解していく・・・

なんか、どこかで聞いた様な話だ。
「犬夜叉」の殺生丸とりんみたいな関係じゃないですか。

しかも、獅子王院、優しいのはこの青姫に対してだけ、多岐川裕美さん演じる豊臣方のお嬢様には容赦しません。
多岐川さん、樋口さんに負けたね(笑

特定の一人の女性にだけ優しい、正に殺生丸と同じ。
もて男の才蔵には、獅子王院の心はわからないだろうし、獅子王院もわかって欲しくないだろう。

 だもんで、検索してみたら、このドラマを見た世代の女性に、獅子王院、人気があることが判明しました。
しかも、恋が成就せず、しかも雇主に裏切られて捨てられてしまうのも、ファンには胸キュンだったみたいで・・・

あの顔で、あの身分で、大納言家の姫と結ばれるはずないやろ・・・
でも、そこがドラマの魅力なのですね。

青姫は、才蔵が好きと言いながら、獅子王院もお気に入り。
なにしろ、天然ですから、
「獅子!」と呼べば、「はっ!」と現れてひれ伏す忍者が心の支えになってしまう。
(あんた、誘拐されたんだろ?)
獅子王院も姫の天然ぶりに振り回されながら、彼女にどんどん惹かれていく。
だけど、彼にはわかってました。
身分の低い男と一緒に逃げても、姫は幸せになれないってことを。

最終回、公武の和解の為に江戸へ送られる姫をひれ伏して送る獅子王院に、姫が気が付いて、「花を摘んで」と要望。
獅子王院、顔を上げずにお花を摘んで差し上げます。
青姫は「立派な武士になれますように」と獅子王院に囁くけど、その時はもう徳川に裏切られた獅子王院に未来はないのでありました。

ファンはうるうる・・・

小野みゆきのくのいちと旅に出る才蔵を木陰から見送った獅子王院は、どこへ行っちまったんだろうね?

どーでも良いけど(笑

二次小説を発見しました。
山の様にある犬夜叉の二次小説と違って一つだけだったのですが、
「その後の獅子王院と青姫」
なのですよ!

才蔵がとっても良い漢なのは原作もドラマも同じ。
その才蔵、獅子王院のこと、実はそんなに憎んでいないのです。
敵だけど、仲間いっぱい殺されたけど、それは忍者だから仕方が無い。
で、二次小説では、才蔵は青姫が気の毒で、獅子王院に力を貸して姫を奪還するのです。
徳川から・・・
そして獅子王院と青姫を駆け落ちさせる。
忍者と公家の姫、駆け落ちしてどーするよ? なのですが・・・

獅子王院と青姫は花屋さんになるのです。
強面で人使いが荒い亭主獅子王院は、しかし人の心を操るのは巧い。
だから従業員を巧く使って商売繁盛。
見事に妻青姫を養いましたとさ・・・
 

2013年10月16日水曜日

サントリーさん、ありがとう!

懸賞と言うか、プレゼントキャンペーンに応募したら、当たった!

もれなく全員・・・だからね(笑

キリンの時はトヨエツだったけど、こっちは永チャン。


ピッカピカ!


2013年10月14日月曜日

食っちゃえ! 丹波  柏原編

篠山を出て、丹波市へ入る。
トンネルを抜けるとそこは柏原だった。

なにげなく立ち寄ったのだが(ここにもお気に入りのお店があるので)、柏原でもお祭りをしていた。
それも・・・

何故か甲冑姿の大人や子供がうろうろ・・・長刀を持った女性がすたすた・・・

戦でも始まるのか?(笑

柏原藩陣屋の前を通ると、「織田祭り」「うまいもん祭り」とか書いた看板があった。
ここもイベントの日らしい。
役場らしいところに車を置いて、八幡神社の方向へ歩いて行くと、神社の駐車場が「うまいもん祭り」の会場になっていた。
なにやら長蛇の列があると思ったら、JAが無料で配る新米のおにぎり目当ての人々だった。
ただの白いおにぎりにそんなに並ぶか?(笑

いろんな食べ物のブースが並んで美味しそうだが、カレーを食べた後なので12時になってもあまり空腹ではない。
しかし、cats君が商工会婦人部のぜんざいの店を見つけて「食べたい」と言うので、私もお赤飯を買って二人で二回目の昼食を・・・



 篠山ほどの混雑ではないにしろ、観光客はいつもより多く、観光案内所の横に生えている柏原のシンボル 大ケヤキの周囲にはいつも人だかり。
木の根橋を珍しそうに見ている。

そのうちに、柏原藩陣屋を出発した織田祭りの武者行列がやって来る。
太鼓の音に合わせて毛槍や長持ちを担いだ奴がリズミカルにパフォーマンスを見せる。





 毛槍を投げ渡す瞬間。

 柏原藩初代藩主 織田信包公 は くのいち をお供に・・・
信包公は、織田信長公の実弟である。
善政を及いたとかで、柏原の人々に慕われたそうだ。
家来に厳しかった兄上様も領民には優しかったと伝えられているので、領地支配を巧くやる秘訣は領民の心をゲットすることだと知っていたのだろう。

 何故か柏原には住まなかった お市の方と浅井3姉妹。
彼女たちは浅井家滅亡の後、信包の保護を受けていたので、信包公縁の人間としてお祭りに登場するのだろう。

 姫君の後ろに続くのは、ガキンチョたちの武者集団。

 甲冑を着ているのは大人。
白人も嬉しそうに兜を被って歩いていた。

 これは江戸時代の上級武士?
見たところ、町内会の代表たちみたいな雰囲気だ。


織田家らしく、鉄砲隊が歩く。


鉄砲の後ろは槍の足軽?


織田信長公を祀った織田神社。
普段は静かだが、今日は参拝者が絶えない様だ。

あ・・・藤稔を買い忘れた・・・