2009年8月14日金曜日

松野牧場

子供の頃通っていた小学校の東側に松野牧場と言う小さな酪農家があった。
乳牛が20頭ばかり、小さな牛舎と運動場の中で暮らしていた。
時々学校帰りの児童らが立ち寄って、柵越しにその辺で摘んだ雑草を与えて遊んでいた。
垂水区のほとんどの家庭では、宅配の牛乳をこの松野牧場から引いていた。明治乳業やら森永乳業やらと言った「大手」もいたが、垂水区だけに限って言えば、松野牧場は健闘していたのだ。
一番のお得意は学校だったろう。
小学校でも中学校でも、給食の牛乳は松野牧場だった。
駅の売店で売っていた牛乳も松野牧場だった。
地域限定、でもしっかり根付いていた。

松野牧場がいつ引っ越したのか、知らない。
牧場の周辺に家がいっぱい建って、他所から来た住人が「牛が臭い」と苦情を言った。
牧場でも、牛の餌となる草を手に入れられなくなって、郊外へ移転を余儀なくされたのだろう。
牧場は小学校のそばから消えてしまったが、それでも実家には松野牧場のブランドの牛乳が宅配されていた。
やがて、実家から子供がいなくなり、牛乳の購入を止めた頃、牧場も廃業したのだろうか。
検索しても出てこなかった。
今出てくるのは、遠縁の人が同名の牧場を経営していると言う噂。
mixiで、「松野牧場ってあったよね?」と言う話題が出たことがあった。
松野牧場を知っている人、覚えている人、懐かしく思う人がいると言うことが嬉しかった。
牛乳が好きなのも、この牧場の味が美味しかったからだろうと思う。

2009年8月9日日曜日

雨の日のドライブ

所用があって福知山へ行った。雨が降る。先週の豪雨ほどではないが、一向に止む気配がない。
途中の国道や川の護岸が豪雨の傷跡を残し、崩落したり、えぐられたりしていた。
どこにも立ち寄る気分ではなく、昼食に出石蕎麦を食べ、用事を終えると家路をたどった。




雨に負けて落ちた若い栗の実。




雨は降り止まない。
うち捨てられた元バス停らしき小屋をフロントガラス越しに見る。
水滴を撮りたかったが、どうしてもカメラが無視したがる(笑




やながわ にロールケーキを買いに行ったら、新製品の「丹波ロール スフレ」が出ていたので、早速お買い上げ。





拡大。
ロールケーキより軽いと思ったけど、Cats君はきめ細かい分重いって言う。
それでも美味しかったぞ♪

日記をつけられない

長期間ログインしないとパスワードとか求められるのは、どこのブログも同じ。
ここのログインをすぐに出来るように、「独り言の部屋」に毎日食べた物を書くことにしたのだが、早くも躓いた。
毎日書くと言う習慣が苦手。

In long days you try to log into any blog they always demand your password from you.
I decided to write what I ate on 独り言の部屋 every day in order to login here easily but I already have been idle.
I am not good at doing something every day.

2009年7月24日金曜日

夢ではない

蒲団の中で目を閉じていると、妻が台所で朝食の準備をしている音がする。
炊飯器の蒸気を出す音、包丁で野菜を刻む音、鍋で何かが沸騰している・・・

目覚ましが鳴って、私は渋々起きる。途端に全ての音は消え、室内は暗く、誰もいない。勿論、台所に朝食の用意が出来ているはずもなく、私は食パンをトーストしてインスタントコーヒーで簡単に朝食を済ませ、勤めに出る。

妻が亡くなって、早くも10年たつ。
だが、彼女の念はまだ残っている。
毎朝、彼女は朝食の支度をしている。私が瞼を開ける前まで。
夕方、彼女は夕食の支度をしている。私が玄関のドアを開けるまで。
室内の照明が瞬時に消え、食事の匂いも消滅する。廻っていたはずの換気扇も停まる。
もしこれが、私だけの体験だったらなば、どんなに気が楽だろうか。
私の頭がおかしくなった、で済むのに。
しかし、これは私の家を訪問する全ての人が体験するのだ。
宅配業者や郵便屋は、昼間、私が仕事に出ている留守宅で、窓越しに彼女が掃除をしたり、洗濯物をベランダに干すのを目撃している。
近所の奥さんたちは庭先の彼女と挨拶を交わしている。
私には音しか聴かせてくれないのに、彼らは彼女と会って言葉まで交わすのだ。
こんな理不尽があるだろうか?
私が仕事に夢中になって家庭を顧みなかった復讐だろうか。
彼女が体調不良を訴えた時に、医者へ行け、と言ったきり、気遣いすらしなかった報いなのか。

身支度をして私が玄関で靴を履いていると、奥の部屋で、妻がカーテンを開ける音が聞こえた。
私は思いきって声をかけた。
「行ってきます」
もう何年も言わなかった言葉だったから、声がかすれてしまった。
返事を期待していなかった。しかし、
ドアを閉める直前、声が聞こえたような気がした。
「行ってらっしゃい」

私は、彼女が私を迎えに来るまで、頑張って声をかけ続けようと思った。

2009年7月20日月曜日

六甲山の猫

おはよーー!
どや、雨止んだし、石畳でごろんごろんせえへん?

Good morning!
Hey, it stopped raining, let's lie scattered on the stone pavement!




にゃはは! 冷とうて、気持ちええやんか!!

So cool and comfortable !




あ〜〜〜、また餌くれへん人間の集会や

Uh, those who never give us any food have a meeting...




よ! 大将、今日も鬱陶しいでんなぁ

Hi boss, dull weather today isn't it ?




今日も何事もなく過ごしそうだにゃ・・・

We think we have nothing particular today...




何もくれへんから、タイヤで爪研いじゃお・・・

He won't give us anything to eat, I will only polish my claws with his tire...

2009年7月15日水曜日

浜松 二日目

The second day in Hamamatsu

ホテルでバイキング形式の朝食を取った後、チェックアウト。
お城の入場優待券をホテルからもらっていたが、窓からの眺めで十分な気がしたので(姫路城より小さいし)、お城には行かないで、浜名湖に行った。
日本で三番目に大きいだけあって、入り組んだ複雑な地形ではあるが、かなり広い湖。
浜名湖パルパルと言う遊園地でロープウェイに乗って山に登り、そこから湖を見物。
オルゴールミュージアムに入ると、中のイベントや展示は神戸の六甲山ホール・オブ・ホールズそっくりだった。


After breakfast of buffet at the hotel we checked out.
We were given tickets of the Hamamatsu castle but we thought it was enough to see it from the hotel window and canceled a visit to the castle and went to the Lake Hamana.
It was the third largest lake in Japan.
We took in a ropeway in an amusement park Hamanako Pal-Pal to climb a mountai to view the lake.




浜名湖まで来て鰻を食べずに帰ったりしたら、馬鹿である。と言う考えの下に、昼食はホテルかんざんじ荘で、蒲焼き白焼きの二度美味しい定食をいただく。
皮がやわらかで、正に美味である。普段食べている鰻は、なんだったのだろう?

We ate eel dishes at lunch at the hotel Kanzanji-so.
There were two cooking styled eels in a box, Kaba-yaki ( grilled with soy sauce, sugar, sake, Mirin sauce ) and Siro-yaki ( without sauce ). It was very delicious !
We wondered what eels that we used to eat before were.




西浜松PAから浜名湖を見下ろす。ヨットの群れが夏の到来を告げている。
既に灼熱地獄の様相で、どのドライバーもぐったりしている様に見えた。
道路は順調に流れ、無事に兵庫県に帰り着いた。

Sailing boats on the face of the Lake Hamana. Summer has come !




夕食をどうしようか、と言うことになり、少し遠回りだが篠山市に立ち寄った。
ダイニング茜と言う茅葺き屋根の古民家のレストラン。イタリアンだ。
感じの良い女性の案内で予約なしだったが入れてもらえた。
人気店らしく、ぞろぞろと客が来ていた。

Italian restaurant, Dining Akane in Sasayama City.




お店の中。天井が高くて気持ちの良い空間。お手洗いも風変わりで素敵だった。




前菜。注文していないのに、手違いで出て来て、そのまま「お召し上がりください」となった。
メインはパスタ。とても美味しかった。




ジェラート三種とパンナコッタ



このレストランは、丹波市のOlmoとよく似ている。お皿も料理の構成も。お店の雰囲気も。
関連性を検索してみたが、どこにも書かれていない。でも、多分オーナーは同じ人なのだろうと思う。

2009年7月14日火曜日

ホテル コンコルド浜松



今回の旅行で宿泊したのは、浜松城の真横にあるホテル、コンコルド浜松だった。

http://www.concorde.co.jp/index.html

オフ会のランチもここでバイキングを食べた。ビジネスホテルの上等な感じ、と言うのが昼間の印象だったが、夕方チェックインすると、やはりそれなりのシティホテルの感じもした。
エントランスにはちゃんとベルボーイがいるし、ベルガール(?)もいる。
ギャラリーには水彩画の展覧会があったし、二日目には婚礼衣装を展示して模擬披露宴があると告示していた。
外国人も(中国人の団体だったが)多かった。

部屋は狭いが快適だった。
ベッドは寝心地良かったし、羽毛蒲団はふかふかだった。
テレビは衛星放送も入ったし、室内でLANも使用可能。
備品は必要最低限の物しか置いていない。
バスルームでは大小のタオルと歯ブラシ・歯磨きだけ。
シャワーキャップや櫛はフロントからもらうらしい。
シャンプーやリンス、ボディソープは壁に備え付けの容器から必要な量だけレバーを押して出す。徹底して節約してゴミを減らす。
それだけでも価格を低く抑えるのに役立っているようだ。

今回はインターネット予約のみの値段で、一人10,500円だった。
フルコースのフレンチディナー付き、朝食込みの値段である。超お買い得、の宿泊代だ。
従業員の態度も良く、良いホテルと言う印象。

あと、景色が良ければ良かったのだが・・・
お城の隣と言うロケーションが、浜松では便利なのか不便なのか、一晩の滞在では全くわからなかった。