2013年11月2日土曜日

2話 1/5 「冬の暗流」

冒頭の霧隠才蔵獅子王院の闘いは、今ひとつ・・・
俳優ではなくて、撮影技術の問題でしょうね。
あるいは、低予算のせいか?
兎に角、獅子王院が何をしているのか、再見しないとわからなかった。
凄い忍者なんだから、もっとスピード感出してあげましょうよ、監督!

お互い早々に名を名乗る忍者・・・いいのか、それで?(苦笑

二人が闘っているのに取り巻いて見ているだけの連中・・・(後に才蔵が三河の武士だと言ってましたが。)

そう言えば、どの時代劇でも主役と敵役がタイマンで闘う時は、残りの人は取り巻きだけでしたね。 そうしろと教わってる?

外野が騒がしくなったので、獅子王院の方から仲間に引き上げを提案。
その時、彼が敬語を使うので、取り巻きの方が身分が上? と思う。
手下じゃなかったんだ・・・
怪しい連中が走り去った後で、塀から下りて来た獅子王院。
さっきまで斬り合った才蔵にさっさと背中を向けて歩み去ろうとする。
才蔵は、相手に個人的恨みなどないので、自分の売り込みにかかる。
獅子王院、面食らう? 「雇われたいのか?」って聞いてしまっている。
才蔵が「伊賀だな?」と言えば、「違う!」と何故かむきになって否定。

原作では、伊賀の忍者は武士並に剣術を使いこなしたとあったはず。
才蔵も獅子王院も、実はかなり剣の使い手。(ただし、なんちゃら流とか言う武士の剣術とは違う。)
どう言う戦法を使うかで、その忍者が属する集団がわかったらしいです・・・

いきなり友達になろうなんて言われて、獅子王院、またむきになって「次は殺す!」と捨て台詞を残して去って行く。
うむ、かなり屈折した青年だ・・・

才蔵は青姫を乗り物から救出、文字通り御姫様抱っこで運んで行く。
青姫、ずっと縛られたまま成り行きを耳をダンボにして聞いていたけど、目撃はしていなかったはず。
何故そんなことを書くかと言うと、後日、才蔵・獅子王院・青姫の三者懇談会(?)があった時 、姫が獅子王院を見て、「誰?」と尋ねると才蔵が「以前にも会っている」と言うのだが、この1話1/5を見る限り、青姫に直接手を下したのは覆面男たちで獅子王院は見張り又は護衛みたいな感じなの。

大納言に面会して姫救出の報告をする才蔵。
中継ぎの間(?)に入ったら顔が半分影に入っている。
カメラさん、主役の顔に影は駄目じゃない?
大納言は青姫が襲われた理由も、湯殿の美人の正体も知らぬ存ぜぬで押し通そうとする。

獅子王院は黒屋敷で武士徳永に報告。徳永は不首尾をチクチクと指摘して獅子王院をいびる。
この人は忍びが嫌い。理由は後で語られる。
獅子王院の雇い主が俊岳と言う名であることはわかる。
獅子王院は雇い主に信用されないことが悔しい。
それでも才蔵が売り込んできたことは、ちゃんと伝える。
良い人だ!

才蔵は孫八に、獅子王院に腕を売り込んだことを告げる。
孫八は気に入らないらしい。
分銅屋には抜け穴もある、と意味なく披露。


2013年11月1日金曜日

1話 4/4

真田幸村と言う人はどのドラマや映画でも落ち着いた大人の雰囲気の武士だ。
果たして実際は・・・などと疑いを抱かせないほどどれも同じ。
竹脇無我さんは、なかなか綺麗な幸村を演じていらっしゃる。

堺の商人の家(土蔵を改装した部屋の様にも見える)で、幸村とお国が向かい合って会話。
お国はこの国の行く末を案じている。

彼女にはそう心配せざるをえない訳があるのだが、それは後日・・・

二人の横で佐助が大人しく座って話を聞いている。
佐助は隠岐殿に仕えていると言うより、幸村から派遣されているのだろう。
(真田十勇士だもの)

幸村がお国にあげたい物があると席を立つ。
お国は、ワインに興味を抱いている佐助に声をかける。
先ほど言いかけた徳川方の忍びの名を尋ねると、佐助が答える。

獅子王院

甲賀と言うか豊臣方の間ではなかなか知られていると言うか、恐れられている? 名前らしいが、佐助は顔を知らない。

写メがない時代だし、仕方がない。

二人が獅子王院の噂をしていると、いつの間にか幸村が戻って来ていて、彼も「獅子王院か・・・」と呟く。

特に幸村が覚える必要はないと思うが、これは敵役の名前を視聴者に印象づける目的なのだろう・・・

幸村がお手製の醍醐をお国に与える。
佐助は臭いが苦手なのでさりげなく去ろうとして、幸村に止められる。
醍醐の大きな欠片を手に載せられて、思わず「こんなに?」と哀しそうな佐助(笑
お国は、牛の乳と聞いて吐き気が・・・
二人の反応は当時の日本人には普通のものだったのだろう。

普通でないのが忍者で、才蔵は分銅屋の二階で醍醐をもぐもぐ食べて、孫八に愚痴られている。非常食をお八つにするな、って・・・

伊賀では醍醐は普通に作られているみたいだから、甲賀でもあると思うし、佐助が苦手なのはただの好き嫌い。

才蔵は孫八の愚痴から逃げるために大納言家に出かける。
(分銅屋の階段は滑り台にもなるのね)

大納言家の前では、白やら黒の忍者装束の怪しい男達がいて、縛り上げた青姫を駕籠に乗せる。
才蔵はそこへ入って行き、邪魔をする。
すると、三河でも大阪でもどちらでもないなら邪魔をするな、と声がする。

素敵なドスの利いた声!

獅子王院の登場だ。

鬼の面を後頭部に付けて後ろ向きに現れる。

これ、原作でも獅子王院のオジサンはこうやってた様な気が・・・(実家で本を探せ!)
原作の獅子王院は、風魔。
美内すずえさんの「忍者屋敷に春が来た」と言う漫画で、主人公の風魔忍者の一家が後頭部に面を付けて走り去るシーンがある。敵に「後ろ向きに走ってる」と思わせて、驚いている間に逃げる忍術だそうな・・・(そんなんで引っかかるのか、普通・・・?)

獅子王院、自己紹介してから、振り返る。
白塗りの異様な顔に、才蔵、びっくりして・・・
二人で空中に飛び上がって・・・

 あの近距離で空中戦してどーすんだ? と思うが・・・

2話に続く



閑話休題

今日は遅くなったので、ヴィデオを見る時間がなくなった。
でも何か書きたいので、しょーもないジョークを・・・

「風神の門」ドラマを見た人だけにわかるジョーク

青姫  「しし殿、立派なピーマンにおなり・・・」

獅子王院「い・・・いや・・・し・・・しかし・・・」

青姫  「どうしたの?」

獅子王院「い・・・いえ・・・はい・・・」



「姫、獅子唐とピーマンは別物でございます」とは姫に面と向かって言えない獅子王院であった・・・




失礼しました・・・

2013年10月30日水曜日

1話 3/4

才蔵青姫の匂いを嗅いで、八瀬の美人とは別人と確認。
なんだかわからないけど、悪人ではなさそう、と青姫、ときめいてしまう。

もしかして、初恋かな、青姫?

父の大納言様は、娘の名を騙った美人の正体に心当たりがありそう。
青姫が問い詰めてもはぐらかす・・・一筋縄ではいかないお公家さんです。

隠岐殿が大納言邸を訪問、大阪方に味方して欲しいとお願いするも、公家は面倒を嫌って中立を望んでいる。

隠岐殿は大納言との謁見に際し、かなり遠くに座っている。
大納言と彼女の間にはもう一間ある。
普通は仲介の家来がいるのだろうが、内緒話なので、二人だけ、隠岐殿は直答を許されている。
こうして見ると、権力は失っても公家が身分の高い者として地位を保っているのがわかる。

青姫が強引に渡ってきて、才蔵の訪問を父に告げる。
才蔵、厚かましくも大納言に八瀬の美人の正体を尋ねるが、隠岐殿の匂いに気が付く。
「椿は匂うではないか!」
残り香ですな・・・

お国が才蔵に気が付いて、佐助に告げる。
佐助は小若ちゃんに櫛をプレゼント。(好きなのね、彼女が・・・)
才蔵の正体について、お国と思案する佐助。
「徳川方の忍びで名のあるやつと言えば・・・」

言っちゃえ、言っちゃえ、アイツだろ!


2013年10月29日火曜日

1話 2/4

多岐川裕美さんと言う女優さんは嫌いではないのだが、どうも隠岐殿のキャラは好きになれない。
多分、すごく真面目な女性だからだろう・・・

先ず、隠岐殿が焼かれたセミナリオの前を駕籠に乗って通過。
その後、徒歩で街中を歩いて信者の女性たちと会合をする。
隠岐殿がキリシタンであることは1/4で十字を切るシーンがあるので既に判明していることだが、彼女がキリシタンであることに意味が出るのは最終回だったような気がする。

才蔵は隠れ家の分銅屋でプー太郎扱い。
いろいろと忍者用トレーニングの機材が設置されている楽しそうな店だ。

孫八が八瀬の美人が菊亭大納言晴季の娘青姫らしいと情報を得てきたので、才蔵は確かめに行く。
その前に八瀬で三河方の忍びと闘った時に折れた刀の代わりを買いに・・・
ここで真田幸村と出会うのだが、お互いに名乗りはしない。
刀屋が幸村の息がかかった店であことが主人の所作でわかる。
才蔵が刀の目利きが出来ることに幸村は気づき、その爽やかな性格を気に入る。

ここで才蔵、小若ちゃんとも出遭うのだが、「可愛いな」と迫ってひっぱたかれる。

そして重要な人物との出会い。
大納言家に忍び入ると、青姫に見つかってしまう。
青姫、庭の植え込みの中で「星が綺麗だから」と言う理由で用を足している。
多分、ものぐさなのだろう。
成り行きで、才蔵は青姫の履き物を脱がさせられ、刀は縁に置け、被り物は取れ、とあっさり命令される。

姫は強い・・・

八瀬の美人とは別人であることはすぐにわかった・・・

侵入者を恐れたりしない、全く外界と接触しないので他人を恐ろしいと思うことなく育ったお姫様だと言うことがわかる。
(才蔵に「盗賊か?」と嬉しそうに尋ねたりするし・・・)
それでも、「おもてなしをすると年寄り(侍女)を呼ばねばなりません」と断るところは、才蔵が他人に見られては困る立場だとちゃんと心得ている。
姫は馬鹿ではないのだ。

世間の感覚とずれているだけ・・・すっごく大きなズレだけど・・・

初対面の男性を夜間に部屋に招き入れて恐れもせずに会話をする。
度胸がある姫である。
後に、この度胸で振り回される男がもう一人・・・    

2013年10月28日月曜日

1話 1/4 「伊賀者上洛」

ざっといい加減に感想を書いてしまったので、もう一度、少しずつ見て書いていこうと思う。
お出かけしないので、他にネタがない(笑

最初に時代背景の解説が少々。
それから、主人公・霧隠才蔵と忠僕・孫八が登場する。
羽織を買おうとしていると、馬が逃げた(?)ので追いかける。
羽織の代金は踏み倒した?

時間がたって夜。
才蔵と孫八は八瀬の温泉に来る。
公家やらが来ていて賑わっている。

八瀬に温泉があったかな?
 
ここで才蔵と孫八の会話から才蔵が失職したことが語られる。
それまでの仕事に飽きて辞めてしまったと言う才蔵に、孫八はプー太郎を養いたくないと文句を言っている。(笑
針に糸を通せずにいる孫八から黙って針を取り上げ、糸を通して返す。

さらっと行動しているので見逃しがちだが、才蔵がこの老忠僕を大切に思っていることを表している重要なシーン。

  案内が来ないのでしびれを切らして一人で風呂に入る才蔵。

かまぶろ と看板が出ていた通り、サウナです。
床に葉っぱが敷き詰められています。

なんだか良い匂いがして釣られて湯殿へ行くと、美人がいた・・・

本放送では後ろ姿が見えたと思ったけど、動画では出てこない?

  ここでお国と出遭う。
お国は当然ながら警戒。才蔵の裸を見たくないけど気になるのでチラ見。
才蔵に美人の主人の名を聞かれても答えるはずがない。
出て行く時に、才蔵に着物を投げ渡そうかと思ったのか、掴み挙げるが、すぐ気が変わって嫌そうに投げ捨てる。
 
 温泉に到着する直前、才蔵は何者かに襲われ、撃退するも刀が折れた。
その死体と刀を見つけた男が、猿飛佐助
湯殿の美人とお国を介して会話。直答出来ない身分の高い女性だ。
彼らが大阪方だとわかる。
お国が佐助に湯殿の侵入者を報告。
するとクシャミの声。

始まってすぐに主要人物5人が登場する。
 才蔵が陽気な男で、まだどこの陣営にも付いていないことがわかる。

2013年10月27日日曜日

風神の門 疑問

難しい話ではない。
セットがどーの、とか、
忍術の仕掛けがどーの、とか、
街道の車の轍がどーの、とか、
そんなことはどうでもええ・・・

獅子王院は「伊賀を抜けた」のだから、抜け忍 だよね?
カムイと同じなんだよね?
そしたら、伊賀の忍者衆から命狙われたりしないの?
才蔵の身分だったら、抜け忍の存在くらい知ってたりするんじゃないの?

そうすると、獅子王院の手下どもも、伊賀から抜けた連中?
あるいは、風魔や甲賀や根來なんてのも抜けて来た連中の寄せ集め?
抜け忍を束ねているわけ?

獅子王院、君は大したヤツだ!