学生時代の旅の思い出と言うなら、私にも少しばかり・・・。
妹がY県の大学に入ったので、夏休みに遊びに行った。あちらで妹と合流して、少し遊んで一緒に帰ると言うプラン。
初日は妹が住んでいた大学の寮に泊めて貰った。国立大学の学生だったら学生証を見せるだけで、全国どこの国立大学でも寮に泊めてもらえるシステムだった。(勿論、異性の寮はいけません。)
素泊まりで、ただ寝るだけ。夏休みなので職員はいなくて学生だけだった。
夕食は、妹が選んだレストランに行った。多分、妹はずっと以前からそこに目をつけていて、金蔓が来るのを待っていたに違いない。(笑
ドアの前に立った時、彼女は私の顔色を窺うように声をかけた。
「ここで、いいかな?」
料理は、フレンチっぽい洋食。フレンチと断言出来ないのは、つまり・・・なんとなく「和」が入ってると言うか、田舎の人が「フレンチって、きっとこんなんだろう」と考えて作った様な、そんな野暮ったいところがある料理だったから。
だけど、美味しかった。 妹は大好物のローストチキンがクリームスープにどっぷり浸かった不思議な料理を満足そうに食べていた。
う〜ん、やっぱり、こんな牛乳味の豚汁みたいなもの、フレンチじゃないぞ。
それでも、うん、美味しかったから、文句は言わないでおこう。
寮まで歩いて帰る時、妹がまた言った。
「ケーキ買っていいかな?」
勿論、私の財布から・・・と言う意味。(笑
ケーキは、「これがケーキ屋さん?」と思えるほど、普通の家っぽい店で売られていた。
Y県は、神戸っ子には、カルチャーショック連続の土地だった。
・・・と書いても、いいかな?(笑
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